裏界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:25 UTC 版)
管理者 : 幻夢神 第八世界の裏側に存在する特殊な世界。「りかい」と読む。 裏界は第八世界の「本当の姿」である。第八世界は元々は古代神を封じる地として用意された世界で、第八世界には他の世界よりもはるかに多くの古代神が封じられている。いわば第八世界は闇界や冥界と同じ位置づけの世界なのである。 幻夢神はこの世界の封印を強固にすべく、夢の力を使った。幻夢神の見る夢は現実を侵食し夢を現実に、現実を夢へと変えてしまう。幻夢神は第八世界に「人間たちが文明を取り戻し、古代神の脅威などない平和な世界」の夢を顕現させ、本来の第八世界をその夢の裏側にとじこめたのである。その後、この閉じ込められた本来の第八世界を「裏界」と呼ぶようになった。現在「第八世界ファー・ジ・アース」と言われる世界は幻夢神の夢が作り出した虚構世界である(もっとも幻夢神が夢を見続ける間はその虚構こそが現実なのだが)。第八世界でのみ、世界結界で「常識」が書き換えられるのも、この世界が夢であり、夢ゆえに物理法則や因果を都合良く書き換えることが可能だからだといえる。世界結界が規定する「常識」とは、幻夢神に「どんな夢を見させるか」ということに他ならないのである。 本来の第八世界である裏界は、時空は極度に圧縮され歪曲された空間であり、一定の様態をとっていない。行き来するたびに情景が変わるような世界で非常に不安定である。だがプラーナが枯渇しているために全体的に荒廃した世界であることはかわらず、いわゆる地獄や魔界、黄泉などといった世界のイメージを持つ。 裏界は古代神を閉じ込めるために作られた世界だが、裏界は古代神にとっては解放された世界でもある。幻夢神が夢を見る目的はあくまで古代神を裏界から出さないようにすることであり、よほど凶悪な存在でもない限り、裏界に存在する古代神をさらに封印するというようなことはない。そのため裏界では古代神たちが眷属を作り出し、国を作っている。この眷属こそがエミュレイター(侵魔)といわれる存在であり、裏界を自由に闊歩している古代神たちが魔王といわれる存在である。魔王については主八界の神々#裏界の魔王の項目を参照
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