第二陣のデルザー魔人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:13 UTC 版)
「仮面ライダーストロンガー」の記事における「第二陣のデルザー魔人」の解説
海外で猛威を振るい、歴代の仮面ライダーと激闘を繰り広げていた魔人たち。第一陣の壊滅直後、日本列島に襲来して組織を再編。地震発生装置によるダム破壊やコンビナート爆破を行い、首都壊滅などの破壊活動に重点を置き、日本壊滅侵攻計画を発動する。 当初の番組の企画では、4クールからは改造魔人に代わって「半機械人間」が登場する予定だったが、3クールでの終了が決まったために敵キャラクターの交替劇も大幅に凝縮された。そのため、第二陣のデルザー魔人を企画の初期案通り半機械人間とする資料と、第一陣同様に改造魔人と表記する資料がある。 『仮面ライダー1971-1984』では総称を後期デルザー軍団と記載している。番組が1年間の放送を予定していた段階では、ジェネラル・シャドウが軍団内の内紛で殺され後任と交代する予定であった。 マシーン大元帥 末期のデルザー軍団を統率した最強の魔人。エジプトから襲来してきたミイラの血を引く魔人で、古代エジプト王家の棺に眠る形で神戸港に上陸した。エジプトでV3と交戦経験があったと思われる。 1号ライダーのライダーキックやV3のV3キックの直撃に耐えるほど強靭。頭部にレーザー砲を持ち、三角状の魔のピラミッド・レッドバリヤーで相手を閉じ込める。さらに、相手の足に付着して固まって自由を奪い、体内の水分を奪う赤い液体を駆使する。改造人間をも撃ち殺す黄金の機関銃を装備している。 軍団きっての実力者であり、シャドウはその姿を見ただけで恐れ慄いたほどで、着任後はシャドウから実権を奪ってデルザー軍団のリーダーとなった。シャドウのことは高く評価しており、シャドウから指揮権を奪ったとはいえ、シャドウを追放したり、処刑するようなことはせず、シャドウが妨害工作を行った際には、シャドウの意思を尊重し、仲間内での処刑の代わりにストロンガーとの最後の決闘を許可するという寛大な面を見せた。 磁石団長とヨロイ騎士を率いて破壊活動を行うが、彼らを追って日本に帰国してきた歴代ライダーとストロンガーの猛攻に苦戦する。最終決戦で仲間をすべて失い、体内の自爆装置を起動させて、ストロンガーを道連れにしようとするが、パンチで殴り飛ばされてしまい、「デルザーは滅びぬ」と言い残して爆死した。書籍『激闘ファイル』内では、劇中未登場だった武器(頭部と同デザインの武器)が掲載されている。 その他の登場作品 映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』 バダンの幹部として登場。声は関智一が演じている。 ゲーム『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』 ショッカーの大幹部として登場。ザンジオーを率いて各国の首脳を誘拐する。 磁石団長 マシーン大元帥が南米のアマゾンから呼び寄せた魔人。掛け声は「シャーイ」もしくは「シャークゥ」。 大元帥の腹心の魔人で、金属を自由に吸い寄せて溶かし燃やし尽くしたり機械を狂わす強力な磁力「マグネットパワー」や磁力によって金属を引き寄せたり、ストロンガーのメカニズムを狂わせる「吸引マグネット」を操る。武器は取り付けることで相手を引き寄せるミニ磁石。短気で粗暴な性格で、主に破壊活動を行った。シャドウのことは見下しているが、一度は油断したせいかストロンガーに追い詰められそうになった為、シャドウに「口ほどでもなかった」と馬鹿にされ恥ずかしがる一面も持つ。作戦遂行能力は高く、ジャンボジェット機の墜落も一時は成功を収め、ヨロイ騎士とともに「地震発生装置」を使って行った富士ダム破壊は完全に成功し、同時にV3とライダーマンを捕獲している。ストロンガーとは3度までも対戦したが何れも敗走もしくは捕獲された。ヨロイ騎士共々再生能力を持っており、一度はストロンガーの超電投げを受けてヨロイ騎士と激突させられ、倒されたかに見えたが、後に自身の再生能力によって共に復活を果たす。 最終決戦にて再生怪人やヨロイ騎士とともに、6人ライダーによって倒された。書籍『激闘ファイル』で岩佐陽一は「鎖帷子をモチーフにしていることがわかる」と書いている。 ヨロイ騎士 マシーン大元帥がヨーロッパから呼び寄せた、古代バイキングの血を引く魔人。ギリシャやスペインでライダーマンやXライダーと戦っていた。掛け声は「カチュウ」。 大元帥の腹心の魔人で剣技に秀で、武器は細く長い長剣と太く短い短剣の二刀流の使い手であり2本の剣を交差させ「高速熱線」を発する。当初は磁石団長と二面作戦を取っていたが、結束するライダーたちの強力さに共同作戦に移行する。ストロンガー・V3・ライダーマンを捕えた時、Xライダーとアマゾンライダーを捕らえて全ライダー生け捕りを提案した磁石団長に対し、1号・2号の存在を促しているなど、冷静沈着かつ勇猛果敢な性格で、主に作戦を妨害しようとするライダーたちを迎撃した。マシーン大元帥同様にシャドウのことを高く評価しており、シャドウがストロンガーとの戦いで戦死した際は仇をとる発言をした。 最終決戦にて再生怪人や磁石団長とともに、6人ライダーによって倒された。2号を除いた全ライダーとの交戦経験を持つ。書籍『激闘ファイル』で岩佐陽一は「西洋の騎士=銃士のコスチュームをモチーフにしていることが分かる」と書いている。
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