石の家族・関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:18 UTC 版)
「いじわるばあさん」の記事における「石の家族・関係者」の解説
伊知割 順一 石の長男。石の意地悪の主な被害者。中流以上の比較的裕福な家庭を築いている。石のことを家庭で養っているが、家族全員が石のことを疎ましく思っている。54歳のサラリーマン(部長職)。ミチコとの間に二男一女。 死んだ父親からの遺言で、「仲人口を信用するな」と言われたため、妻とは恋愛結婚している。その甲斐あってかミチコとの仲は基本的には良好であるが、ホステスと浮気をしている様が石の反射テストなどで明かされその度にミチコにひどい目にあわされる。あだ名は「三太」。 『どこでもいっしょ』でのコラボレーションキャストはクロが演じている。 伊知割 ミチコ 順一の妻。順一同様、石の意地悪の主な被害者。石の見ていない場では順一とラブラブな一幕を見せることもある。 度重なる意地悪から石のことを疎ましく思っているが、それでも石に好意的に接する一面もある。 『どこでもいっしょ』でのコラボレーションキャストはR・スズキが演じている。 順一の子供達 高校生→大学生の長男、高校生→社会人の長女、小学生の次男の2男1女。原作では3人とも名前は特に出て来ないが、フジ版アニメと金曜プレステージ版ドラマでは長男がマコト、長女がサナエ、次男がツトムとそれぞれの名前が設定されている。 彼らも孫でありながら石の意地悪の被害者となることが多く、石との仲はあまり良好とはいえない。 長男は高校在学中、石にそそのかされて2人で成人映画(『(十代)の性典』)を観賞したことがある。 次男は石から「意地悪の下請け」名目でお駄賃をもらってピンポンダッシュを代行するのを始め、アニメ第2作でも石と行動を共にすることが多くそれなりに仲がよい。 『どこでもいっしょ』でのコラボレーションキャストはそれぞれ、マコトは山本ピエール、サナエは三原ジュン、ツトムはリッキーが演じている。 ラッシー 伊知割家の飼い犬。名前こそ有名な『名犬ラッシー』と同じだが、犬種はコリーではなく恐らく雑種。 石によく懐いており、石の意地悪をアシストしたり単独で意地悪を仕掛けたりする。得意の意地悪は自動車の前に飛び出し、はねられた振りをして動物病院に運ばせ到着した途端に走り去って行くというもの。この他に「ネコ」と名付けた大型の犬も1度だけ登場している。 アニメ第1作では「ペケ」と言う名前の犬が登場している。 伊知割 シゲル 石の次男。開業医。 石の息子たちの中でも特に裕福そうな生活をしているが、石には外来患者の少ないことをぼやかれている。順一から石を預かることもあり、その際には石が家庭や病院内でお構いなく意地悪を働くことから頭を悩ませている。それでも、体調が悪そうな石を診察したりするなど石のことを心底嫌っているわけではなく、石も深夜に急患が出たりと休む間のない開業医のつらさを思いやってシゲルを心配したり、シゲルが看護師から嫌がらせを受けた時はその看護師に仕返しするなど、シゲルのことを思いやる場面がある。 病院の設立資金は妻の実家に出してもらっており、妻に頭が上がらない恐妻家なうえに看護師達からも軽くあしらわれている(金曜プレステージ版では多くの患者達から軽くあしらわれており、それに妻の父に借金を返そうとコツコツ貯めたヘソクリを地球儀の中に隠していた)。 幼少期は順一から飴玉を与えられ、子守やお使いを押し付けられていた。19歳の時までおねしょをしていた。脱税の疑いで国税局の査察を受けたことがある。 シゲルの妻 シゲルの病院の設立資金は彼女の実家から出ているようで、裕福な家の出身。 夫は彼女に頭が上がらず、夫に嫌味を言う場面がみられる。石を家で預かっている時期には石の意地悪に被害にあう。 ゴキブリが苦手。それを聞いた石はゴキブリの死骸を新聞に挟むという意地悪を仕掛け、新聞を読んだシゲルの妻は悲鳴を上げるも理由はゴキブリでなく平均寿命が上がったという記事だった(シゲルとシゲルの妻は「年寄りの寿命が延びた、問題だぞ」と戦慄し、二人を物陰から見ていた石は落ち込んだ)。 金曜プレステージ版では淳子と言う名前になっている。 伊知割 トシアキ 石の三男。漫画家。妻とまだ赤ん坊の子供がいる。 漫画家としての腕は確かなもので『週刊ケメコ』や『週刊ミーちゃん』に連載を持っており、トシアキの4コマ漫画を読んだ石は大笑いしている。 順一やシゲルと比べれば石に甘える一面を見せたりと石のことを嫌っている様子は少ないが、それでも順一とシゲルと共に石の押し付け合いをしている。 金曜プレステージ版では名前のみ登場している。 トシアキの妻 若々しい外見。 石のことをそこまで嫌っている様子はなく、石の方からも直に意地悪を仕掛けられることこそ少ないが「虫が好かない」と評されている。 石の四男 名前は不明。新婚であり、新妻とともに顔を出したが登場は1回のみ。 金曜プレステージ版ではタカシと言う名前で派遣社員をしており、妻もマイコと言う名前にされ、しかも父はまだ自身が石のお腹の中にいる時に死去したために父の事も全然知らないと言う設定になっている。 石の妹 名前は不明。 とある学校の事務長をしており、入試結果発表に不合格者の番号を貼り出して合格と勘違いした当人たちを一転絶望に陥れるなど姉譲りの意地悪。その際、周りの人間から「意地悪ばあさんの妹」ということが語られており、石の知名度が高い様子がうかがえる。 石の亡き夫が出征する際に「君を選べばよかった」と言われたことで、それ以来、生涯独身を貫いているということを語っているが、実際は人に言えない恥ずかしい病気持ちで、それが原因で結婚相手が現れなかったと姉から暴露されている。 石の夫 名前不明。 戦地から復員した後、ほどなくして死去したとみられる(金曜プレステージ版では石がまだ四男を身ごもっている時に死去した)。石曰く、大酒飲みの博打好きで芸者遊びに興じるダメ男で自分は夫が自身の悪さに目覚めるまで非常に苦労したと語っている。しかし、順一と妹は、「意地悪さゆえもらい手が無い石を嫁入りさせるために、石の両親が仲人を説得し、その意地悪な性格を教えられないまま石と結婚することになってしまい、意地悪に泣かされた」と明かしている。 盆の日に、石が夫について、『浮気者の大酒飲みで家で暴れられた』と怒っているとき、順一がお盆だからと宥めている。その頃地獄では、石の夫だけが、この世へ帰らず閻魔大王と将棋をしているというエピソードがある。その際、閻魔大王から『お前だけは盆に娑婆へは帰らんのう』と言われている。また、石は夫の命日になると海苔巻やショートケーキ、バナナなど夫の嫌いだった食べ物をわざわざ仏壇に供えている。 石の両親 名前不明。 石を女学校に通わせ、自宅に書生を住まわせる等、金持ち。だが石の意地悪に悩まされ、結婚すれば落ち着くのではないかと考え、書生と結婚させようとするが、それを察知した書生から逃げられ、止む無く仲人を通して殆ど詐欺まがいな方法で、後の石の夫に石を押し付けている。 石の甥 作中では少なくとも3人の甥が登場しているが、いずれも名前や血縁関係は不明。 1人は「おバアちゃんの血を強く引いている」娘を持つが、登場は1回のみ。別の甥は政治家志望で、参院選に出馬している。また、この2人とは別の甥が雪山へスキーに出かけたことを話題にしているエピソードがある。 石の甥の娘 前述の甥の娘で、石は大おばに当たる。 誘拐された際に甥から「おバアちゃんの血を強く引いている」ことを理由に犯人の方が無事では済まないのではないかと心配された通り、自力で犯人を撃退していた。 甥と同様に登場は1回のみ。
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