石の性格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 15:20 UTC 版)
犬のような獣頭人身像のある石として古くから学者らの関心を集め、江戸時代から「犬石」や「狗石」「七疋狐(かつて7石残っていた可能性がある)」と呼ばれた。伴信友は、随筆『比古婆衣(ひこばえ)』第3巻で『記紀』神話や、古代在京隼人が宮中儀礼で「狗吠」(くはい:犬のような声を発し邪気を祓う隼人の呪的行為。「吠声(はいせい)」とも。)を行った事例を挙げ、隼人との関連性を述べている。 現代では、「子」に「北」、「卯」に「東」と彫られていることや、韓半島の新羅王墓の周囲にある石に見られる事例などから、これら隼人石は隼人とは直接関係せず、本来は12石あり、十二支を表したものと見て間違いないとされている。 なお、十二支獣頭人身像の国内での他事例は、奈良県高市郡明日香村のキトラ古墳石室内壁画が知られている。
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