益城ルネサンス熊本フットボールクラブ(2011年-2016年)
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「熊本ルネサンスフットボールクラブ」の記事における「益城ルネサンス熊本フットボールクラブ(2011年-2016年)」の解説
2011年 長年、代表兼監督としてチームを率いてきた山形秀晴が2010シーズンで勇退。運営体制を刷新。戦いの場を九州女子サッカーリーグ1部に移し、ふたたびチャレンジリーグ、なでしこリーグ昇格を目指すこととなった。4月よりホームタウンを熊本市から隣接した上益城郡益城町へ移転。益城町の所有するスポーツ施設の優遇利用などのバックアップを受けることになった。それに伴いチーム名称を「益城ルネサンス熊本フットボールクラブ」へ変更。ユニフォームスポンサーに新日本製薬(胸、袖)、五木食品(背中)を獲得。早稲田大学ア式蹴球部女子コーチの福田あやを監督に迎えるなど大幅にチーム体制の強化を図り、2000年の第2回以来の参戦となった第13回九州女子サッカーリーグでは9勝1敗2分の成績で同リーグを初制覇。10月に開催された第33回全日本女子サッカー選手権大会の九州予選では上位リーグにあたるチャレンジリーグWEST3位のジュ ブリーレ 鹿児島を準決勝(2-0)で破り意地を見せた。11月に行われた2011チャレンジリーグ入れ替え戦出場決定戦では2006年女子ワールドカップで「なでしこジャパン」の優勝の余波もあり、参戦希望チームが殺到。チャレンジリーグ復帰を賭けたが、1回戦は豊田レディースフットボールクラブに2-0で勝利。1回戦シードのJAPANサッカーカレッジレディースに2回戦1-3で敗れ、念願のチャレンジリーグ復帰は果たせなかった。 2012年 ユニフォームメーカーをA-LINEジャポネスポーツに変更。ユニフォームスポンサーに五木食品(胸)、杉養蜂園(背中)、お菓子の香梅(袖)、サントリービバレッジサービス株式会社(パンツ裾)と地元熊本で知名度の高い企業によるフルスポンサードを獲得。公式ウェアスポンサー(ジャージ、ピステ)にも地元の医療機関、益城病院のロゴが入るなど運営体制を更に強化。5月に開催された九州No1を決める第24回九州なでしこサッカー大会では決勝で神村学園高等部女子サッカー部を破り優勝。九州女子サッカーリーグでは、8勝0敗3分の成績により勝点1差で2位となった。シーズン終盤には、福岡J・アンクラスより谷原ゆかりが新加入、元九州松下電器サッカー部監督、尾上賢二がコーチに就任。公式練習着にも複数のスポンサーを獲得するなどチーム基盤を強化している。11月に開催された2012チャレンジリーグ入替戦予選大会では1回戦で2010年チャレンジリーグを同じく降格となった東海リーグ所属の清水第八プレアデスと対戦するも2-3で敗戦。その後の敗者復活戦でもノルディーア北海道に0-1で敗れ、入替戦進出への最後の一枠をかけたNGU名古屋FCレディースとの試合にもPK戦の末敗れたことで、チャレンジリーグ復帰はまたも果たせなかった。シーズン終了後、福田あや監督は退任。 2013年 2013年は指導体制を一新。元INAC神戸レオネッサ監督高須理稔をエグゼクティブアドバイザー(総監督待遇)として迎え、監督に葎迫大輔という体制を発表。主力選手6名が退団となったが新規加入選手8名はジュ ブリーレ 鹿児島や愛媛FCレディースなどからの移籍組と徳山大学などからの新卒組。選手層は大幅な若返りとなった。昨年に引き続きユニフォームスポンサーは継続しフルスポンサードを受け、新たにオフィシャルウェアスポンサーとして地元熊本の航空会社天草エアラインからも支援を受けることになった。シーズン後半からは元INACレオネッサ、スペランツァFC高槻に所属した小林未央がコーチに就任。九州リーグでは8勝3分0敗でリーグ優勝。2013年チャレンジリーグ入替戦予選大会に進出したが1勝1敗の成績で入替戦への進出は果たせなかったが、第17回 九州女子ユース(U-22)選手権大会ではアンクラス・ユースを下し優勝し、下部組織として九州タイトルを取得した。 2014年 前年、福岡J・アンクラスを指揮した八木邦靖が監督に就任。コーチ陣も一新することになり新たにウェアサプライヤーとしてヨネックスとの契約が発表された。バニーズ京都SCの主力であった亀岡夏美、中村美希が新加入。他にも愛媛FC、長野パルセイロなどから4名が加入。昨シーズンまで在籍していた選手で熊本学園大学へ在籍・入学する選手は昨年新設された熊本学園大学女子サッカー部へ移籍となり、メンバーの大半が、なでしこリーグ・チャレンジリーグの経験者となった。また、ヨネックスとの契約に合わせる形でユニフォームカラーが2001年以来のイエロー(当時はシャツ=イエロー、パンツ=ブルー)に変更となった。九州リーグでは11勝1分無失点で圧勝。昨年チャレンジリーグから降格したきたジュ ブリーレ 鹿児島をも下し2連覇、近藤夏実が得点王を獲得。地域リーグ降格以降最高の成績で2014チャレンジリーグ参入チーム決定戦に参加。第1週は新潟医療福祉大学女子サッカー部に0-1、横浜FCシーガルズ1-3で破れ自動昇格は逃したが第2週はディオッサ出雲F.C.13-0、ジュブリーレ鹿児島2-0で勝利。2014チャレンジリーグ入替戦に進出。2014チャレンジリーグ16位の清水第八プレアデスとホーム&アウェーで対戦。4-0、1-0で勝利し2010年以来の4年目にしてチャレンジリーグへの復帰が決まった。 2015年 前年とほぼ同じ体制にてチャレンジリーグWESTに挑んだが4勝10敗1分と低迷。得失点差で最下位(6位)となり八木監督はシーズン途中で退任。コーチの監督代行の指揮でチャレンジリーグ入替戦へ。入替戦では入替戦予選大会1位のオルカ鴨川FCと対戦。アウェイでの1戦目は0-1、ホームでの2戦目は2-1の2戦合計2-2だったが、アウェイゴールルールにより敗退。わずか1年での再度九州リーグへの降格となった。 2016年 前年からアドバイザーとして関わってきた山下恭典(前INAC神戸レオネッサGM)をGMに迎えて1年でのチャレンジリーグ復帰を目指す矢先に熊本地震が発生。益城町では大きな被害を受け選手・関係者も避難生活を余儀なくされ、リーグも前期日程が中止になる。1回戦総当たりとなった九州女子サッカーリーグでは柳ヶ浦高校との直接対決に敗れて2位で終了。2016チャレンジリーグ入替戦予選大会には不参加。
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