益垣高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/07 07:31 UTC 版)
碇石(いかりいし) 本作の主人公。逆立てた髪と「顔面凶器」と評される強面が特徴。中学時代は金髪(入学時は茶色のパンチパーマ)だったが、高校受験に際し黒髪にした。怒鳴ったりはせず常に静かに話し、興奮したり喜んでいる時は小鼻が膨らむ癖がある。不良ではあるが偏差値70の難関高校に合格できる程の学力と勤勉さを持ち、将来の夢は宇宙飛行士。 パンチ一発で相手の顎を砕く、金槌で何度も頭部を殴打されても平然としているなど、喧嘩の実力やタフネスは作中でもずば抜けており、強敵とされている人物も軽く倒してしまうが、高校に進学してからは積極的に喧嘩をせず過ごすよう努めている。 宇都宮 利晃(うつのみや としあき) 碇石の親友。周囲からは宇都宮の取り巻きの一人として見られているが、本人の実力は高く「1年生のトップ」を自称している。喧嘩好きで「魂が燃えるような喧嘩がしたい」と語るなど、若干クサいセリフを吐く時がある。ブス専で、ブサイクな彼女がいる。ラブホテルで働く母を持ち、マザコン。 碇石とは中学の入学式で喧嘩し敗北してからの仲で、互いのピンチには体を張ろうとする良き関係を築いている。一時期は受験のために不良から足を洗った碇石と険悪になっていたものの、共に益垣高校に進学して関係は修復された。 高見沢(たかみざわ) 碇石の友人。肥満体で眼鏡を掛け、不良ではあるが喧嘩や知略家でもない単なる雑魚。しかし何故か碇石達とは仲が良く、周囲からも不思議がられている。碇石達と出会う前は同級生からパシリとして扱われていたが、どうやって碇石達と仲良くなったのかは不明。臆病者だが時おり調子に乗った行動や言動をしては周囲の不良から殴られている。 室田(むろた) 碇石達の尊敬する先輩。金髪のオールバックとブサイクな顔面が特徴。宇都宮からは「バケモノ」と称される喧嘩の実力を誇っていたらしいが、実際は小心者で卑屈、かつ喧嘩も弱い。しかしその強がりは同時にタフさでもあり、何度やられても諦めない悪あがきが、強敵相手に思いもよらない実力を発揮することがある。腕力は強く、相手の頭から投げ落とすことを得意とする。興奮するとツバを飛ばして話す。後輩に泣きついたりするなど情けない描写が多いものの、時には先輩として後輩の気持ちを察した言葉を掛けるなどして(あくまで本人は意図していないが)碇石から慕われている。 「益垣高校の頂点で待っている」と言い残して卒業するも、入学後すぐに次郎のパシリにされていた。後に碇石のおかげでパシリから抜け出すも、性格のせいで彼ら以外に友達がいない。 次郎(じろう) 2年生のトップだった男。「Jクン」と周囲に呼ばせている。色黒で筋肉質、喧嘩も強く、室田をパシリにしていたが、碇石に一撃で顎を砕かれて以降は強気な性格も失せている。 桐生(きりゅう) 1年生。不死々丘中出身で、そこではトップだった。危険な性格でベルトサンダーに人の顔面を押し付けたなどの噂が立っていた。 吉澤 慎二(よしざわ しんじ) 1年生。鳩山中出身。長身で喧嘩も強いらしいが、宇都宮に伸された。 吉澤兄 2年生。吉澤の兄で、弟より10センチ以上背が高い。弟の仇討ちで宇都宮を倒すも、それが原因で彼女に別れを告げられてしまう。そのことで落ち込み宇都宮に謝罪したが、激情した宇都宮に重傷を負わされた。 藤井(ふじい) 転校生。1年生だが、留年している為次郎達と同年齢。アイドル・藤井ねねの弟で、本人もイケメンで人当たりも良いことから、周囲の関心を集めている。しかし本性は悪党で、喧嘩の強さはそれ程でも無いが、姉のファンである不良を使い自分に邪魔な人間をリンチに掛けている。本当に自分を慕ってくれる友達がいないことを気にしており、碇石と友人になった際は律儀に姉の写真を送ってやるなど、本心から彼を利用しようとしていたのかは定かではない。
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