皇居内の施設とは? わかりやすく解説

皇居内の施設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 19:04 UTC 版)

皇居」の記事における「皇居内の施設」の解説

御所第125代天皇明仁一家住居として建設された。吹上御苑内にあり、昭和天皇ゴルフ場として使用していた広西部分に建てられ建物は雁が群れて飛ぶよう配されている。1991年平成3年)に着工1993年平成5年春に竣工し1993年平成5年12月8日より使用開始された。地下1階地上2階鉄筋コンクリート造で、外観銅板葺。延床面積は5,770平方メートル設計内井昭蔵よる。 私的部分居間書斎寝室など17室)や接遇部分広間応接室客用食堂御進講室、皇族休所など11室)、侍従職などが執務する事務棟執務室など32室)があり、天皇在位時は、2階寝室横に「剣璽の間」があった。公的部分には「広間」や「小広間」などがあり、国内外人々招いて食事会茶会会見などに使われる2019年平成31年4月30日以前第125代天皇明仁在位時は、天皇住居として単に「御所」、退位後同年令和元年5月1日から2020年令和2年3月30日までは、上皇御所として「吹上仙洞御所」と称されていた。上皇東京都港区高輪仙洞仮御所高輪皇族邸)に転居した後に改修工事が行われ、2021年令和3年9月6日第126代天皇徳仁一家赤坂御所から転居し、再び天皇正式な住居としての御所となった吹上大宮御所生前昭和天皇香淳皇后住居たる御所であり、「吹上御所」と称されていた。吹上御苑内にあり、昭和天皇還暦記念して1961年昭和36年)に竣工した2階建ての鉄筋コンクリート造で、外装象牙色タイル貼り屋根銅板葺。延床面積は4,088平方メートル御文庫つないで建てられている。 1階居間和室食堂書斎書庫などで、2階寝室浴室となっている。「剣璽の間」は、寝室の隣に設けられていた。 昭和天皇の崩御後は「吹上大宮御所」と改称され皇太后となった香淳皇后住居として使用されていた。2000年平成12年)の香淳皇后崩御した後は使用されておらず、建物宮内庁管理している。 宮中三殿皇祖天照大御神祀られる賢所歴代天皇皇族祀られる皇霊殿天神地祇祀る神殿総称宮中三殿付随して新嘗祭行われる神嘉殿鎮魂祭が行われる綾綺殿などがある。 宮内庁庁舎宮内庁内郵便局 生物学研究1928年昭和3年)、昭和天皇生物学の研究を行うために建設され施設。 現在は上皇明仁ハゼ始めとする魚類学研究行ったり、その年の新嘗祭執り行う際に用いられる新穀米を栽培したりするなど多岐に亘って供用されている。米の栽培職員の手借りつつも、種まきから田植え稲刈りまでを自ら行なっている。 かつては生物学研究所」とも称されたが、2008年平成20年10月明仁天皇当時)の意向により、「御」が外されて現名称に統一されている。なお明仁天皇自身は単に「研究所」と呼んでいる。 紅葉山御養蚕所1914年大正3年)に貞明皇后の命により建てられ以来歴代皇后飼育している施設である。御養蚕所で飼われるから出来た製品は、主に皇室儀典衣裳等に用立てられる。 皇居東御苑1968年昭和43年10月1日から一般公開されている。本丸大芝生には、大嘗祭会場となる「大嘗宮」(悠紀殿・主基殿)が設営された。 三の丸尚蔵館皇室受け継がれ美術品1989年平成元年6月に国に寄贈されたことから、これを保管展示研究するために建てられた。1993年平成5年11月3日開館した桃華楽堂香淳皇后還暦記念して建てられ音楽堂1966年昭和41年2月建てられる。名称は香淳皇后お印」や画号「苑」にちなむ。 皇宮警察本部庁舎 宮内庁書陵部庁舎 宮内庁楽部庁舎 宮内庁病院

※この「皇居内の施設」の解説は、「皇居」の解説の一部です。
「皇居内の施設」を含む「皇居」の記事については、「皇居」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「皇居内の施設」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「皇居内の施設」の関連用語

皇居内の施設のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



皇居内の施設のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの皇居 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS