仙洞仮御所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:16 UTC 版)
2019年(平成31年)4月30日に第125代天皇明仁が退位し上皇となった事に伴い、赤坂御用地の赤坂御所が「仙洞御所(太上天皇の住まい)」として使用されることとなった。仙洞御所の改修工事が完了するまでの間、高輪皇族邸が御仮寓(仮住まい先)である「仙洞仮御所」に選定される。 2018年(平成30年)6月から約5億5000万円をかけて上皇職仮設事務棟や駐車場の建設、舗装、内装・通信・空調工事などが行われ、2020年(令和2年)3月31日に上皇上皇后が遷御した。当初は約1年半の仮住まい予定だったが、新型コロナウイルスの流行により改修工事が2022年(令和4年)まで続いたため、同年4月12日まで仙洞仮御所として使用された。同月26日に、上皇・上皇后は赤坂の仙洞御所へ遷御した。 上皇上皇后が赤坂の仙洞御所に遷御した後の高輪皇族邸は、これまでの赤坂東邸に代わる皇族共用の殿邸として、御仮寓や親睦会、葬儀などの会場として使用される方針としている。
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