甲武信岳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 地理 > 地形 > > 甲武信岳の意味・解説 

こぶし‐だけ【甲武信岳】

読み方:こぶしだけ

山梨埼玉長野の3県境にある秩父(ちちぶ)山地高峰標高2475メートル甲斐・武信濃の国境にあるところからの名。甲武信ヶ岳


甲武信ヶ岳

(甲武信岳 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 11:48 UTC 版)

甲武信ヶ岳
木賊山直下より甲武信ヶ岳を望む
標高 2,475 m
所在地 埼玉県秩父市
山梨県山梨市
長野県南佐久郡川上村
位置 北緯35度54分32秒 東経138度43分44秒 / 北緯35.90889度 東経138.72889度 / 35.90889; 138.72889座標: 北緯35度54分32秒 東経138度43分44秒 / 北緯35.90889度 東経138.72889度 / 35.90889; 138.72889
山系 奥秩父山塊
甲武信ヶ岳 (関東地方)
甲武信ヶ岳 (埼玉県)
甲武信ヶ岳 (山梨県)
甲武信ヶ岳 (長野県)
プロジェクト 山
テンプレートを表示
甲武信ヶ岳山頂から南側~西側の眺望

甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、山梨県埼玉県長野県の3県の境にある標高2,475mので、奥秩父山塊の主脈の中央に位置する。甲武信岳(こぶしだけ)とも呼ぶ。

州(甲斐国=山梨県)、州(武蔵国=埼玉県など)、州(信濃国=長野県)の境にあるのでこの名になっているとされる説が有名だが、山容が拳のように見えるからという説もある。千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川笛吹川(釜無川と合流し富士川となる)の水源の地[注釈 1]。頂上に三角点はない。また、三宝山のほうが標高が僅かに高い。日本百名山の一つ。

山頂からは百名山のうち43座を見ることができる。

登山

ルート

長野県川上村の毛木平から

長野県側の毛木平にトイレのある整備された登山者向けの無料駐車場がある。JR小海線信濃川上駅からバスも出ている。

毛木平から千曲川源流遊歩道を通って甲武信ヶ岳までピストンするのが最短コースであり、早朝から登れば日帰りが可能。

または、「毛木平→千曲川源流遊歩道→甲武信ヶ岳→三宝山→武信白岩山→大山→十文字峠→五里観音→毛木平」の周回コースもマイカー登山客に人気がある。ピストンよりも2時間ほど長くかかるが、健脚者なら日帰りも可能。この周回ルート上にある三宝山は埼玉県最高峰である。

山梨県山梨市の西沢渓谷から

山梨県側のルートは、西沢渓谷入口から徳ちゃん新道(戸渡尾根)を通って登るルートが一般的である。長野県側から登るよりも、東京からのアクセスは良いものの、登りに5時間40分(標準時間)もかかり、日帰りは厳しい。西沢渓谷入口まではJR中央本線塩山駅からバスが出ている。登山道中はほとんど樹林帯で展望の良い場所は少ないが、シャクナゲが多く自生している。シャクナゲの見頃は5月末から6月。

周辺にある山小屋

  • 甲武信小屋
  • 十文字小屋
  • 雁坂小屋
  • 白木屋旅館

隣接する山

参考画像

脚注

注釈

  1. ^ 山村正光は甲武信ヶ岳に降った雨について「北に落ちれば千曲川、信濃川となって日本海へ。南に降った雨は笛吹川、富士川となり駿河湾へ。東にしたたり落ちたのは、真の沢、荒川となって東京湾へと、それぞれの運命のまま、たもとを分かっていく.」と表現している[1]

出典

  1. ^ 山村正光「36 甲武信岳」、蜂谷緑・小俣光雄・山村正光 共著『甲斐の山旅・甲州百山』実業之日本社、1989年、123-124頁。ISBN 4-408-00722-6

関連項目

外部リンク




甲武信岳と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「甲武信岳」の関連用語

甲武信岳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



甲武信岳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの甲武信ヶ岳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS