演劇部以外の生徒・教師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 23:21 UTC 版)
「ボンボン坂高校演劇部」の記事における「演劇部以外の生徒・教師」の解説
一本木鯉三(いっぽんぎ こいぞう) 時計坂高校3年生の男子生徒で、応援団の団長。他の団員は鯉三のシゴキに耐え切れずに辞めてしまい、現在団員は彼一人だけ。真琴に惚れ、度々演劇部に関わってくる。ヒロミとは普通に親しい。硬派を自称するが、ロッカーに隠れて演劇部女子の着替えを覗いていたこともある。昔気質な男だけあって、想像するギャグも古臭い。演劇部の女子部員からは人気がないが、真琴だけは彼に好意的に接する。常に日本刀を携帯している。服装は5つボタンの長ラン。 序盤は準レギュラー的な存在だったが中盤以降はほとんど登場しなくなり、久し振りに登場した時は演劇部のメンバーに忘れられていた。しかし、終盤では彼と春日春の会話が、真琴に正太郎への誤解を解くきっかけを与える。 炎もえる(ほのお もえる) 時計坂高校3年生の男子生徒で、サッカー部の部長。根性第一主義者で部員からも「旧日本帝国軍のような人」と評される。部員のうち4人がヒロミにハンマーで殴られて怪我をしたため、演劇部に償い(ヒロミ曰く《前後の脈絡から》「副部長《真琴》の尻拭い」だが、正太郎が怒って「オッサン《ヒロミ》)の尻拭いでしょうが!」と突っ込みを入れた)を要求する。それに応じるため、ヒロミ・鯉三・春・正太郎が助っ人としてサッカーの試合に出場する。その試合では強敵と当たるが、正太郎の蹴り球が必ずヒロミに当たる現象を作戦に使い、それが功を奏して勝利した。その後、轟蝶子の「生活指導」を受けたサッカー経験者の不良生徒を、部員に受け入れている。 三輪友紀(みわ ゆうき) 時計坂高校2年生の女子生徒。戸籍上は女であるが、男として生きており(父親の教育によって後天的に形成された性格であるかのような描写がなされているが、本人は自身を男だと思い込んでいる)、いわゆるおなべである。男子の制服を着て男言葉を使っている。演劇の練習のために女装した正太郎を女だと勘違いし惚れ、正太郎が男であると判明した後も彼に執着する。実家は寿司屋の「どがんこ寿司」で、父親が来客とトラブルを起こし、警察に連行された際には店を手伝っている描写があるが、来店者には専ら手づかみでの喫食をさせており、箸を求めた男性客には激怒して追い返す。また、轟の家から指輪を失敬し、口の中に隠したヒロミが一言も喋らず、挙句の果てに口ではなく、鼻でネタを食べる奇行を見て、異変に気づき、ワサビを両方の鼻の穴に詰め、指輪を吐き出させる荒行も見せる。父親も気が早い。実戦空手4段。真琴は当初、友紀をその服装から男子であると思い込んでいたが、肉体が女性であるため触れられてもコークスクリューが出なかった。キャラクターのモデルは内田有紀。 甘髪ねね(あまがみ ねね) 時計坂高校3年生の女子生徒。何人もの男を次から次へと好きになっては他の男に乗り換えた上に破滅させる魔性の女。そのため、様々な所から恨みを買うので、ある程度護身するための術を会得している。ある日正太郎を好きになり、執拗な色仕掛けで彼を誑し込もうとする。好きな男のタイプがヒロミと共通しており、ヒロミは彼女に男を奪われるごとに彼女への復讐をしようとしてきたが、常にヒロミの一歩上を行くねねによってことごとく失敗に終わっている。正太郎は最後まで彼女の魔性に気付かなかった。最終話では春日と交際しており、嫉妬に駆られた多数の女生徒から追い回されていた。 轟蝶子(とどろき ちょうこ) 時計坂高校の生活指導担当の女性教諭。真琴のクラスでは英語を担当している。彼女も正太郎がヒロミと愛し合っていると誤解しており、正太郎をゲイの道から引き戻すため、その身をもって女性の魅力を味わわせようと過激な「生活指導」を行う。その様子は周囲からはセクハラ行為にしか見えないが、その熱意に同僚の教員達も感服し口を出す者はいない。生徒への指導は厳しいが、自分は時折指導室で酒を飲んだり、時に二日酔いで授業を自習にするなど、いい加減な性格。しかし、男子生徒からは美貌で、女子生徒からは主に性に関する良き相談相手として慕われ、彼女が受け持つクラスの成績は目を見張る成績を誇る。その美貌のため男性からの貢ぎ物には事欠かないが、全て質屋で換金している(本人曰く「にわか成金は相手にしない主義」)。なお、作中で一度、野グソをしてしまった(そのブツをヒロミに探されるもどうにか阻止した)。また、健康のために下着を上下とも着用しないのを主義としているにもかかわらず、スカートの前部にスリットを入れるという暴挙に出たこともある。問題生徒に対して独自にブラックリストを作成し、正太郎も誤解からそれに載せている。真琴は載っていないが、その男性恐怖症について、またそれにより殴り飛ばされ失神した男子生徒がヒロミの餌食になっている事態を問題視していた。正太郎の前で「超アブない水着」と題したスリングショット水着(尻に紐が食い込んだV字水着)で悩殺したこともある。 串田りえ子(くしだ りえこ) 時計坂高校の女性教諭で正太郎の担任。名前は楠田枝里子から[要出典]。眼鏡をかけた顔が似ているためか、生徒の間で「ウルトラの母」と呼ばれている。ヒロミにイエティの名をウンタマとさせるきっかけを与えた。35歳独身。 金銀銅鉄(きんぎんどうてつ) 時計坂高校の校長。教育の鬼とも言われる教育の第一人者である模様。眼力でプールサイドを破壊したり、活を入れ死んだピラニアを生き返らせたり、私語をしていた生徒を失神させるなど、無茶苦茶なパワーを持ち、生徒からも「恐ろしいお人だぜ」と恐れられるほどである。
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