沿革・事業内容
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「ノリタケカンパニーリミテド」の記事における「沿革・事業内容」の解説
1904年(明治37年)に森村市左衛門、大倉孫兵衛、飛鳥井孝太郎らによって日本陶器合名会社として創業された。前身の日本陶器は日本で初めて高級洋食器を生産し、明治時代から戦前にかけて陶器商社の森村組の手で欧米に大量に輸出された。初期の製品はハンドメイドで絵付けの美しさ、細工の繊細さで知られる。その後アール・デコを基調としたデザインの食器が大量に生産され、凝ったデザインで現在でも親しまれている。ノリタケブランドは欧米で絶大な人気を博し、国内の業者が模造して輸出した偽物が出回るほどであった。オールドノリタケと言われるこの時期の製品は、陶磁器愛好家のコレクターズ・アイテムとなっている。戦後日本に駐留したアメリカ軍の将兵が帰国する時のお土産として1953年(昭和28年)まで販売されたノリタケ製品をプレミアノリタケといい、一部に愛好されている。 日本陶器は第二次世界大戦で多数の陶磁器と熟練職人、生産設備を失い、戦前のような高品質の製品を生産できなくなったため、戦後は一時ノリタケブランドを使わず、「ローズチャイナ」というブランド名で輸出を行った。その後ふたたび高品質な製品を世に送り出すことができるようになり、ノリタケブランドが復活する。その後は日本の経済発展に伴って、電子部品、ファインセラミックスなどの分野にも進出した。東京、名古屋両証券取引所の第1部に上場している。また、日本初のIBM製品導入企業でもある。 1981年(昭和56年)、社名を「ノリタケカンパニーリミテド」に改称。 現在では食器類の売上比率は15%程度と他部門に主力を譲っており、工業機材およびセラミックマテリアル、環境エンジニアリングの3事業が全体の75%以上を占める(2006年9月期)。工業機材事業は砥石、研磨布紙およびCBN、ダイヤモンドなど、研削材や半導体材料からなる。セラミックマテリアル事業には電子ペーストや回路基板、窯業材料などがある。環境エンジニアリング事業は液晶ディスプレイ、電池材料等向けの焼成炉など、産業機械を扱っている。 2009年(平成21年)10月1日には子会社であるノリタケエンジニアリング、日本陶器(2000年設立の子会社。当社の旧社名とは異なる。)、ノリタケテーブルウェア、東京砥石の4社を吸収合併し、2010年(平成22年)4月1日にはノリタケ機材とノリタケセラミックスの2社を吸収合併した。
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沿革、事業内容
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「辻アジア国際奨学財団」の記事における「沿革、事業内容」の解説
昭和40年代、サンリオの社長である辻信太郎がニューヨーク出張の帰りに立ち寄ったハワイの光景に感銘を受け、帰国後にエッセイストの秋山ちえ子の協力の下、39人の盲学校の児童をハワイへ招待した。その後、辻は1990年4月に任意団体として辻アジア交流基金を発足。毎月サンリオグループのレストランで催される交流会の席上で、奨学生に対し、月額10万円の奨学金が手渡しされるようになった。交流会の開催や奨学金の手渡しの実施は、友情を重視するサンリオの企業理念に基づいており、現在も継続されている。その後税法上の問題解決のため、1990年12月に財団法人格を取得、辻国際奨学財団となる。2007年12月10日には財務省により特定公益増進法人の認定を受ける。奨学金の支給のほか研修旅行の実施、奨学生の執筆による会報誌「アジア交流」の発行などが行われている。2014年4月1日より、公益財団法人辻国際奨学財団として事業を推進している。
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