森内俊之とは? わかりやすく解説

もりうち‐としゆき【森内俊之】

読み方:もりうちとしゆき

1970〜 ]将棋棋士神奈川生まれ平成13年2001丸山忠久勝利して名人となる。「鉄板流」と称される受けの強い棋風活躍し平成19年2007永世名人18名人)の資格獲得タイトル獲得12期。→19名人羽生善治


森内 俊之(もりうち としゆき)

竜王名人

永世名人
永世称号の襲位については原則引退後


タイトル履歴
竜王 2期第16期-2003年度26期)
名人 8期(第60期-2002年6265期・6971期)-十八名人(襲位は原則引退後
棋王 1期(第31期-2005年度
王将 1期(第53期-2003年度
登場回数合計 22
竜王:4回(第16期-2003年度17期・22期26期)
名人11回(第54期-1996年6066期6971期)
王座1回(第52期-2004年度
棋王3回第25期-1999年度3132期
王将:2回(第53期-2003年度54期
棋聖1回(第75期-2004年度
獲得合計 12期
優勝履歴
全日本プロトーナメント2回(第7回1988年度第19回
NHK杯2回(第46回1996年度51回)
早指し選手権戦1回第25回1991年度
早指し新鋭戦2回(第7回1988年度第8回
日本シリーズ1回第21回2000年度
新人王戦3回第18回1987年度第22回第24回
勝抜戦5勝以上1回第13回-199091年度)
優勝合計 12
将棋大賞
第16回1988年度新人賞
第19回1991年度勝率第一位賞・最多勝利賞・最多対局賞・殊勲
第21回1993年度技能
第24回1996年度技能
第29回2001年度敢闘賞
第30回2002年度技能
第31回2003年度最優秀棋士賞最多勝利賞・最多対局
第33回2005年度優秀棋士
第38回2010年度 名局特別賞
その他表彰
2004年将棋栄誉賞通算六百達成
2011年 将棋栄誉敢闘賞通算八百達成

森内俊之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 03:51 UTC 版)

森内 俊之(もりうち としゆき、1970年10月10日 - )は、将棋棋士十八世名人資格保持者。棋士番号は183。勝浦修九段門下。神奈川県横浜市青葉区出身。


注釈

  1. ^ 1位は藤井聡太の15歳6か月(朝日杯将棋オープン)、2位は加藤一二三の17歳0か月(高松宮賞争奪選手権戦)、3位は羽生善治の17歳2か月(天王戦)。
  2. ^ 全日本プロ将棋トーナメントは、翌年から朝日オープン将棋選手権に移行した。
  3. ^ 第62・63・69・70・71期は森内の勝利、第54・61・66・72期は敗退。
  4. ^ ただし、休場者がいた第26期A級順位戦(1971年度)で、中原誠が8戦全勝を達成している。
  5. ^ 過去には、升田幸三大山康晴中原誠米長邦雄谷川浩司羽生善治
  6. ^ 成銀で取らせて相手の攻めを一手遅らせる意味の手。この▲4八金は「絶妙の一手」と言われ、また、後に勝又清和によれば「タイトル戦の三大妙手」とも評されているが、森内自身は「相手のミスで生じた手なので」と振り返っている。しかし、控え室の検討陣で△4五歩が敗着と想像できた者はいなかったという。
  7. ^ 棋王は翌年佐藤康光に奪われる。
  8. ^ 永世名人の襲位は、原則として引退後。
  9. ^ 失冠後は1年間前名人の称号を名乗る権利があるが放棄。4年前に名人失冠した時も名乗っていない。ちなみに過去には、谷川浩司が「前竜王・前名人」の肩書きを放棄して九段を名乗った例があり、その後も佐藤康光や丸山忠久は「前名人」を名乗らなかった。
  10. ^ 一方の羽生は、森内に1年遅れで永世名人(十九世名人)の資格を得た。永世名人が2年連続で誕生したのは史上初。
  11. ^ ただし指し直し局では後手となるが、若干不利である後手を本来より持ち時間が少ない局で消費できる。
  12. ^ すべて名人で8期獲得
  13. ^ 動画投稿サイト「YouTube」に投稿された

出典

  1. ^ 名人8期を含む
  2. ^ a b 第35期 竜王戦-森内俊之(もりうち としゆき)九段・棋聖プロフィル”. 読売新聞オンライン (2022年6月27日). 2023年8月27日閲覧。
  3. ^ 森内俊之に関する最新ニュース・速報記事:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 2023年8月27日閲覧。
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  5. ^ 【将棋】森内俊之九段が順位戦フリークラスへ転出「思い出深い経験をさせていただきました」(1/2ページ)”. 産経ニュース. 産経新聞 (2017年9月4日). 2023年8月27日閲覧。
  6. ^ 日本将棋連盟新役員のお知らせ”. 日本将棋連盟. 2019年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月23日閲覧。
  7. ^ 森内俊之九段、1期で退任…将棋連盟理事選に出馬せず”. スポーツ報知 (2019年4月5日). 2019年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月23日閲覧。
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  10. ^ 将棋マガジン」(日本将棋連盟)1996年6月号
  11. ^ 毎日新聞社『第63期将棋名人戦』、日本将棋連盟『将棋世界』2009年1月号 p.58「勝又教授のこれならわかる!最新戦法講義」。
  12. ^ 将棋世界」2006年8月号
  13. ^ 森内俊之名人、十八世名人の資格を獲得|将棋ニュース|日本将棋連盟
  14. ^ 森内俊之九段、800勝(将棋栄誉敢闘賞)を達成|将棋ニュース|日本将棋連盟
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  17. ^ 『覆す力』、25頁
  18. ^ 第41回将棋大賞が決まる!|将棋ニュース|日本将棋連盟
  19. ^ 稲葉陽が名人初挑戦 森内俊之はA級から初陥落”. 産経新聞 (2017年2月26日). 2017年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
  20. ^ 2017年度からのフリークラス転出者|将棋ニュース|日本将棋連盟
  21. ^ 将棋の森内九段がフリークラス転出”. スポーツ報知 (2017年4月1日). 2017年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月5日閲覧。
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  23. ^ 現行の制度上、宣言者がフリークラスに在籍できる最長年数は23年(満42歳以下で翌期順位戦でB級1組所属が決まっている場合)
  24. ^ こまおと 森内俊之九段が6日のJTプロ公式戦で久保利明王将に勝ち”. 毎日新聞 (2017年8月11日). 2017年8月18日閲覧。
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  26. ^ 「将棋世界スペシャル」vol.3 森内俊之
  27. ^ 「羽生VS森内 百番指し」まえがき
  28. ^ 「将棋世界」2009年11月号
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  31. ^ バックギャモンやろうぜ!クイズ王がジュニア世界王者に教わってきた”. quizknock.com. 2021年1月7日閲覧。
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  39. ^ 『パネルクイズアタック25公式ファンブック―読めば25倍面白くなる』(アタック25番組40周年特別委員会編、講談社)第4章『番組トリビアにアタック!』より
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  42. ^ 森内俊之名人(当時)の「パネルクイズ アタック25」クイズ頂上決戦! - 将棋ペンクラブログ・2015年6月25日
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  44. ^ 日本バックギャモン協会によるツイート - 2014年8月8日
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  46. ^ 将棋棋士・森内俊之 九段推薦、日本バックギャモン協会監修!世界中で3億人以上が遊ぶ2人対戦ボードゲーム『バックギャモン』11/26(金)発売!
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  50. ^ 竜王戦七番勝負の昼食を展望する - 将棋ペンクラブログ・2013年10月17日
  51. ^ 森内名人、必勝の「カツカレー定跡」で竜王奪還なるか なぜかカレーに注目が集まった竜王戦第5局、結果は…… - アメーバニュース・2013年11月29日
  52. ^ 森内俊之竜王名人の最近のタイトル戦での昼食傾向を分析する - 将棋ペンクラブログ・2014年4月7日
  53. ^ a b 三菱電機 IHクッキングヒーター:「びっくリングIH」の5周年特設サイト 森内九段インタビュー
  54. ^ ~森内俊之名人 名人の英知に学ぶ~ - 日本将棋連盟・2013年8月30日
  55. ^ 【パインアメ】60年の愛 甘酸っぱいんや - 朝日新聞デジタル・2012年6月7日
  56. ^ カレーと将棋と熱いトークの夕べ。 - カレーの学校
  57. ^ 森内俊之の森内チャンネル
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  60. ^ 第38回将棋大賞が決まる!|将棋ニュース|日本将棋連盟
  61. ^ 森内俊之名人が「横浜文化賞」を受賞|将棋ニュース|日本将棋連盟
  62. ^ 森内俊之名人が「神奈川文化賞」を受賞|将棋ニュース|日本将棋連盟
  63. ^ 森内名人、「神奈川イメージアップ大賞」受賞|将棋ニュース|日本将棋連盟
  64. ^ 森内俊之九段に紫綬褒章|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2021年1月7日閲覧。
  65. ^ 番組情報『その男、名人につき 2014年 森内俊之の名人戦全記録』
  66. ^ 2/15「奇跡のレッスン」に森内俊之九段が出演します|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2021年2月15日閲覧。
  67. ^ (日本語) 【東大VS天才棋士】東大生4人vs天才棋士・森内九段!どっちが勝つ!?【検証】, https://www.youtube.com/watch?v=GStg7wCr0xQ 2020年3月6日閲覧。 


「森内俊之」の続きの解説一覧

森内俊之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 08:34 UTC 版)

棋風」の記事における「森内俊之」の解説

オールラウンダー。主に角換わり矢倉好んで指し、受けのイメージが強いことから「鉄板流」と呼ばれる

※この「森内俊之」の解説は、「棋風」の解説の一部です。
「森内俊之」を含む「棋風」の記事については、「棋風」の概要を参照ください。


森内俊之 (1970-)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:03 UTC 版)

棋士 (将棋)」の記事における「森内俊之 (1970-)」の解説

通算獲得タイトル12期(うち名人8期)。十八名人資格者名人戦幾度となく羽生激闘繰り広げた堅い指し筋から「鉄板流」と呼ばれる

※この「森内俊之 (1970-)」の解説は、「棋士 (将棋)」の解説の一部です。
「森内俊之 (1970-)」を含む「棋士 (将棋)」の記事については、「棋士 (将棋)」の概要を参照ください。


森内俊之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 17:34 UTC 版)

聖 -天才・羽生が恐れた男-」の記事における「森内俊之」の解説

4・6・89巻登場。主に佐藤切磋琢磨して研究に励む場面描写されたが、第9巻では1996年12月3日の第55期A級順位戦6回戦)における村山との対局描写された(結果内勝ち)。

※この「森内俊之」の解説は、「聖 -天才・羽生が恐れた男-」の解説の一部です。
「森内俊之」を含む「聖 -天才・羽生が恐れた男-」の記事については、「聖 -天才・羽生が恐れた男-」の概要を参照ください。

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