松浦史料博物館(旧松浦詮邸)千歳閣
名称: | 松浦史料博物館(旧松浦詮邸)千歳閣 |
ふりがな: | まつらしりょうはくぶつかん(きゅうまつらあきらてい)せんざいかく |
登録番号: | 42 - 0056 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建、瓦葺、建築面積395㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治26 |
代表都道府県: | 長崎県 |
所在地: | 長崎県平戸市鏡川町12 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 長崎県近代和風建築総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 市街地北側,丘陵の南側斜面中腹に位置する敷地に建つ。桁行7間,梁間6間半の木造平屋建で,東西棟の入母屋造,桟瓦葺とし,四周に下屋を廻す。外壁は漆喰塗で,北側を除く三方には擬宝珠高欄付き濡縁を廻し,懸魚や舟肘木を用い,堂々たる外観を形成。 |
松浦史料博物館(旧松浦詮邸)九皐斎
名称: | 松浦史料博物館(旧松浦詮邸)九皐斎 |
ふりがな: | まつらしりょうはくぶつかん(きゅうまつらあきらてい)きゅうこうさい |
登録番号: | 42 - 0057 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建、瓦葺、建築面積124㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治26 |
代表都道府県: | 長崎県 |
所在地: | 長崎県平戸市鏡川町12 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 長崎県近代和風建築総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 千歳閣の西に接続する。桁行7間,梁間3間の木造平屋建で,南北棟の寄棟造,桟瓦葺とする。四周に切目縁を廻らし,雨戸を建込み,庇をかける。北側に配する座敷10畳は書院造の形式とし,庭園に面する。造作や配置によって落ち着いた環境を作り出している。 |
松浦史料博物館(旧松浦詮邸)玄関棟
名称: | 松浦史料博物館(旧松浦詮邸)玄関棟 |
ふりがな: | まつらしりょうはくぶつかん(きゅうまつらあきらてい)げんかんとう |
登録番号: | 42 - 0058 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建、瓦葺、建築面積276㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治26 |
代表都道府県: | 長崎県 |
所在地: | 長崎県平戸市鏡川町12 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 長崎県近代和風建築総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 千歳閣の東に接続する。桁行7間,梁間6間の木造平屋建で,基壇の上に建ち,屋根は東西棟の寄棟造,桟瓦葺とする。外壁は漆喰塗とし,南面中央部に寄棟造の式台玄関を設け,東面には庇をかけて内玄関を設ける。旧藩主邸宅としての格式の高さを示す。 |
松浦史料博物館(旧松浦詮邸)閑雲亭
名称: | 松浦史料博物館(旧松浦詮邸)閑雲亭 |
ふりがな: | まつらしりょうはくぶつかん(きゅうまつらあきらてい)かんうんてい |
登録番号: | 42 - 0059 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建、茅葺、建築面積49㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治26 |
代表都道府県: | 長崎県 |
所在地: | 長崎県平戸市鏡川町12 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 長崎県近代和風建築総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 敷地西南隅,中門と生垣で囲う一画に位置する。4畳の茶室と6畳の座敷からなる寄棟造,茅葺の木造平屋建。枝付自然木の柱で軒を支える。北側屋根を葺きおろし,雪隠と手水場を備える。天井を張らず,建具を開け放して眺望を楽しむ開放的なつくりが特徴的。 |
松浦史料博物館(旧松浦詮邸)閑雲亭待合
名称: | 松浦史料博物館(旧松浦詮邸)閑雲亭待合 |
ふりがな: | まつらしりょうはくぶつかん(きゅうまつらあきらてい)かんうんていまちあい |
登録番号: | 42 - 0060 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造、檜皮葺、面積9.7㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治26 |
代表都道府県: | 長崎県 |
所在地: | 長崎県平戸市鏡川町12 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 長崎県近代和風建築総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 閑雲亭の東側に独立の外待合として建つ切妻造,檜皮葺の木造平屋建。枝付自然木の柱を4隅に立て,壁は設けず吹放ちとする。中央の自然石の腰掛は,眺望を考慮して南面して座るように置かれる。閑雲亭と共に屋敷の特色を反映した景観を形成する。 |
松浦史料博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 07:36 UTC 版)
![]() Matsura Historical Museum | |
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施設情報 | |
専門分野 | 平戸藩及び平戸の歴史に関する史料の収蔵展示 |
管理運営 | 公益財団法人松浦史料博物館 |
開館 | 1955年 |
所在地 |
〒859-5152 長崎県平戸市鏡川町12 |
位置 | 北緯33度22分23.1秒 東経129度33分8.4秒 / 北緯33.373083度 東経129.552333度座標: 北緯33度22分23.1秒 東経129度33分8.4秒 / 北緯33.373083度 東経129.552333度 |
外部リンク | 松浦史料博物館 |
プロジェクト:GLAM |

松浦史料博物館(まつらしりょうはくぶつかん)は、長崎県平戸市にある旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する史料を収蔵した長崎県の登録博物館。運営は、公益財団法人松浦史料博物館。建物は「旧松浦家住宅」として長崎県指定有形文化財となっている[1]。
概要
現在の博物館の場所には江戸時代初期より松浦家が館を置いていた。戦後、1955年(昭和30年)に当時の松浦家当主陞より財団法人へ建物及び敷地が寄贈されたのを改装して同年10月に開館した。
博物館の主な展示場は1893年(明治26年)に松浦詮が謁見応接の間として建てた「千歳閣」である。
主な収蔵史料
松浦家伝来の武具や松浦家歴代当主画像、絵画、蒔絵、茶道具ほか、什器・文書・図書類合わせておよそ3万点にのぼる。
- 紺糸縅肩白赤胴丸 : 室町時代後期の特色があらわれている甲冑。兜と大袖を具備している。国の重要文化財。
- 長崎日蘭貿易絵巻 : 18世紀の出島の様子を鳥瞰的に描く。
- 異国船絵巻 : 17世紀ごろ長崎に来航した異国船を写生した絵巻物。
- 原城攻囲陣営並城中図 : 島原の乱の陣営図。
- 豊臣秀吉キリシタン禁制定書 : 1587年(天正15年)に豊臣秀吉が発布したキリシタン伴天連追放の定書と伝えられている。
- 伝八幡船の旗
- 文珠菩薩絵像 : 鎌倉末期
- 松浦家伝来船幟
施設情報
- 住所 : 長崎県平戸市鏡川町12番地
- 開館時間 : 午前8時30分から午後5時30分
- 休館日 : 12月29日 - 1月1日
- 利用料金 : 大人660円、小中高生330円 ※団体割引あり。
その他
館内には別棟で茶室「閑雲亭」がある。
閑雲亭では松浦家当主が宗家を務める鎮信流茶道の体験講座も開かれている。
交通
公共交通機関
自家用車
- 西九州自動車道 佐々インターチェンジより約30分。
- 佐世保市内より国道204号・国道383号(平戸大橋など)を経由。
脚注
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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