収蔵場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:57 UTC 版)
『夷酋列像』は粉本・模写を含めると6種が存在する。 ブザンソン美術館:イコリカヤニを除く11人の肖像に松前廣長の序文2枚が附属する。来歴は不明。 函館市中央図書館:ションコ、イコトイの肖像。『御味方蝦夷之図』の名で伝えられる。 松浦史料博物館:12人すべての肖像。平戸藩主・松浦静山が松前道廣から原本を借りて、お抱えの画工に模写させたと伝えられる。 常楽寺(浜松市):イニンカリ、ノチクサ、ポロヤ、イコリカヤニ、ニシコマチ、チキリアシカイの6人の肖像。住吉派の画家・渡邊廣輝が文化元年(1804年)に模写する。 北尾家所蔵:12人すべての肖像。天保14年(1843年)に小島貞喜が模写する。 粉本(函館市中央図書館所蔵):波響からその子である蠣崎波鶩に与えられたもの。シモチが欠けている代わりに、人名未詳の者3名の肖像が加わる。北海道指定有形文化財。 なお、北海道新幹線新函館北斗駅構内の連絡通路には地元のロータリークラブが制作した「夷酋列像」の大型の陶板壁画が展示されている。 また、釧路管内・弟子屈町の川湯温泉の温泉街の一角にある、「夷酋列像館(蝦夷風俗美術館)」という小さな美術館にも、模写作品が展示されている。
※この「収蔵場所」の解説は、「夷酋列像」の解説の一部です。
「収蔵場所」を含む「夷酋列像」の記事については、「夷酋列像」の概要を参照ください。
- 収蔵場所のページへのリンク