本書籍に収録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 08:39 UTC 版)
各巻には上記の漫画のほか、中編(「夢の架け橋」のみ前後編の長編)の漫画が掲載されている。基本的に書籍の最後に掲載されているが、第4巻の「夜空に願いを」と6巻の「あの金で何を買ったか」は県民性マンガの途中に挟まれる形で掲載されている(「地方病とのたたかい」と「みんなで"がん"を考えよう!」は従来通り巻末に掲載)。 第1巻の「夢の架け橋」は、本書籍発売前にサイト内にて掲載されていた漫画に一部加筆、修正を加えて収録されたものであるが、第2巻以降の作品は全て本書籍のための描き下ろしである。いずれも物語の性質上として端折られたり極端に脚色されたりする部分が存在するため事実に忠実とも言い難い箇所もわずかながらにある。また「夢の架け橋」については前述の他に、収録時に無理にページを追加したり、サイトで掲載する際にきちんと前の内容を確認していなかったりしたため、ストーリーの進行上不自然な点も発生している。 夢の架け橋 収録巻 - 第1巻 テーマ - 本州四国連絡橋(日米貿易摩擦、阪神・淡路大震災) 主人公 - 神戸(日米貿易摩擦の箇所のみ東京と愛知) 主要サブキャラクター - 淡路・徳島・高知・岡山・香川・愛媛・広島・東京 瀬戸大橋やしまなみ海道を含む本州四国連絡橋の建設過程を、神戸による明石海峡大橋の立案から開通までの歴史を主軸に描いている。前編と後編に分かれており、後編には途中で東京と愛知が中心となる日米貿易摩擦に関する複数の4コマによるエピソードおよび開通直前に発生した阪神・淡路大震災に関するエピソードが挿入されている。また、この漫画で登場する東京(主に政府として描かれる)は、他作品に比べ地方に対する冷淡さ・無関心さが強調されている。 おいでよ、よさこい!! 収録巻 - 第2巻 テーマ - よさこい、YOSAKOIソーラン 主人公 - 高知 主要サブキャラクター - 北海道、徳島 高知のよさこいが、北海道のYOSAKOIソーラン以降YOSAKOIとして全国展開されていく様子とそのことに対する高知の葛藤を描いている。本編の合間におまけ4コマ漫画が4本挿入されている。 受け継いでいく宝 収録巻 - 第3巻 テーマ - 世界遺産、石見銀山 主人公 - 島根 主要サブキャラクター - 中国寄合会の面々と福岡、東京、島根県民の女性 島根の石見銀山が世界遺産に登録されるまでの過程を、島根と県民の女性とのドラマを交えて描いている。 夜空に願いを 収録巻 - 第4巻 テーマ - 大曲花火大会 主人公 - 秋田 主要サブキャラクター - 東京、茨城 秋田の大曲花火大会の発展の過程を描いている。 地方病とのたたかい 収録巻 - 第4巻 テーマ - 地方病 主人公 - 山梨 主要サブキャラクター - 広島・岡山・福岡・佐賀 明治以前から複数の地方で流行していた地方病の原因究明からそれを克服するまでの過程を山梨を中心として描いている。 青い目の人形 収録巻 - 第5巻 テーマ - 青い目の人形、答礼人形 主人公 - 特に設定なし 主要サブキャラクター - 特に設定なし 昭和時代初期にアメリカから日本に贈られた青い目の人形と、返礼の為に贈られた答礼人形に関わる物語。 あの金で何を買ったか 収録巻 - 第6巻 テーマ - ふるさと創生一億円事業 主人公 - 特に設定なし 主要サブキャラクター - 特に設定なし ふるさと創生一億円事業で各自治体に配られた1億円の使い道とその顛末が描かれる。これまでの作品と違い物語の要素が少なく各自治体の取り組みを紹介する形式となっている。 みんなで"がん"を考えよう! 収録巻 - 第6巻 テーマ - 全国がん登録 主人公 - 特に設定なし 主要サブキャラクター - 特に設定なし 各都道府県のガンの罹患率と死亡率から、各々の現状を把握し対策を話し合う場面が描かれる。「あの金で何を買ったか」と同様物語の要素が少なく各都道府県の罹患率と死亡率を紹介する形式となっている。 なお、2巻では作者がよさこいと共に四国の狸伝説を候補に挙げていたが、編集者によってよさこい1本に絞られている。また、5巻では編集者からエルトゥールル号遭難事件に関するエピソードを提案されたが、和歌山が都道府県のメインになるだけで主役はトルコになってしまうため、頓挫している。
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