旅の同行者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 02:41 UTC 版)
「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の記事における「旅の同行者」の解説
トロデ 声 - 岩崎ひろし トロデーン王国国王。妻はすでに死去している。ドルマゲスの呪いでベージュの服を着た緑色の肌をした魔物の姿に変えられ、自分や娘、城の人々の呪いを解くために、主人公たちとともにドルマゲスを追っている。非常に身長が低い小男で、主人公の腰辺りまでしかない。作中ではほとんど馬車に乗っており、ミーティアにその馬車を引かせている。王なので自尊心が高く、中年なので少し頭が固い。仲間たちにも偉そうな態度(家臣扱いなど)をとるが、ジョークを飛ばしたりと気さくな面もあり、ヤンガスとは何かといがみ合う描写があり、あたかも漫才コンビのようにふるまう。呪われた姿が仇となる場面もしばしばで、トラペッタで町人から魔物と勘違いされて以降、主人公たちが町の中に入っても、ほとんどの場合トロデ自身は町の外でミーティアとともに待機している。一方で愛娘ミーティアを大変可愛がっており、彼女を最優先に考えている場面も多い。しかしおっちょこちょいのため、雪中泊だった姫のことを「忘れていた」と発言したことも。基本的に思い込みの激しい性格らしく、「トロデーン城に住んでいる(月影の扉が開いただけ)」「自分たちに協力してくれる」という理由で、後述のイシュマウリやレティスまでも家臣呼ばわりした。本人曰く「一目会ったらお友達、言葉を交わせば主従関係」。故に人の話をまともに聞こうとせず、都合良く物事を解釈する面があり、ヤンガスやククールに突っ込まれている。トラペッタのユリマやアスカンタのキラなど、ミーティアと同じ年頃の娘の健気な振る舞いに強く感動し、主人公たちに「力になれ」と命令したことも。またミーティアによれば、何のかんの言いながらも主人公を頼りにしているとのこと。若いころは兵法を学んでいたらしく、武芸の面でも木の枝で聖堂騎士団のポールアックスを受け止めるなど、なかなか強い。さらに独力で錬金釜の修理・改良を行ったことから、魔法・錬金術関連の知識や技術もある模様。基本的に物語の途中で本来の姿を現すミーティアとは違い、物語の最後にならないと本来の姿は判明しないが、後ろ姿ならば回想シーンで確認することができ、トロデーン城にある肖像画でも顔を多少確認できる。本人は「人間の頃はハンサムだった」と言っている。ヤンガス曰く魔物の姿とあまり変わらない。 錬金釜の管理を行ったり、戦歴画面でコメントを述べたりする役割も担う。本人の証言(冒険記録画面の発言など)によれば、年齢は50歳らしく、神経痛・肩こり・慢性胸焼けなどの持病も持っている。胸焼けは魔物になってから多少おさまったらしい。酒好きの一方で好物はチョコクレープ。つまり甘党で辛党。また、「あと二歳若ければ魔法使いとして活躍できた」とか、「昔はファッションに詳しくて『おしゃれトロちゃん』と呼ばれていたが、町に入らなくなったのでトレンドが分からなくなった」とか、様々な発言が飛び出すものの、どこまで本当かは確かめようがない。 ヤンガスの特技のひとつ「おっさん呼び」では、魚缶を食べているトロデがどこからともなく多数のおっさん(主にあらくれ男)を率いて敵にダメージを与える。なお、3DS版ではある条件を満たせば、主人公を説教するシーンを見ることができる。 『ジョーカー』ではスライム系の仲間モンスターとして、配信限定キャラとして登場した。『ジョーカー2』では自然系のモンスターとして配合で作ることが可能になった。 『IX』では、配信キャラクターとして登場した。 ミーティア 声 - 種田梨沙 トロデーン王国の姫。年齢は当初17歳(作中で誕生日を迎え、主人公と同じ18歳になる)。そのこともあって主人公とは幼馴染の関係であり、主従以上の信頼・友好関係があり、それと共に好意も抱いている様子。実は住み込みの小間使いだった主人公を近衛兵に採用したのも、彼女の要望からだと旅の中で明かされる。ドルマゲスの呪いで白馬の姿に変えられ、物語内では馬車馬として働く。馬の姿になっても気品は失われておらず、魅せられる者も少なくない。その気品と歌声で古代船具現化にも貢献した。パルミドでは主人公たちが目を離している隙に馬泥棒に遭い、馬車つきで1000ゴールドで売り飛ばされた。普段の馬の姿で着ている布は元の姿の青いドレスと同じ色をしている。 旅の中盤から「ふしぎな泉」の力で一定時間だけ元の人間の姿を見ることができるようになり、その後は主人公の夢にたびたび登場し、3DS版ではその回数も増えている。祖母の代からの約束事のため、サザンビークのチャゴス王子と婚約しており、ミーティア自身も運命と思っているが、旅をすることで心境が変化していく。会話での一人称は「私」ではなく「ミーティア」(「私」を使うときもある)。 ピアノを始めとして音楽が好きで、その歌声は評判になっている。また、夢の中での本人のコメントによるとカナヅチ。トロデによると、彼女は母親似であるらしい。なお3DS版ではある条件を満たすと、主人公を自身の近衛兵から命令解除するシーンを見ることができる。また、ある地域で町民に話しかけると白馬になったミーティアを持ち馬2頭と交換してくれと言われるが、主人公が「はい」と答えるとトロデが激怒するシーンが見られる。 チャゴスとの結婚は「あんな人と結婚するなら馬のままでいい」と言って逃亡したが、主人公との結婚は納得している他、主人公とゼシカが結婚した時も祝福している。 トーポ 普段は主人公のジャケットの右ポケットに入っており、そこからいつも顔を覗かせているネズミ。頭から背中にかけてモヒカン頭を思わせるたてがみが生えている。チーズが大好物らしく、主人公が戦闘中にチーズを与えると火炎や冷気などのブレスによる直接攻撃・戦闘補助ができる。また、主人公たちが入ることのできない狭い場所を探索することもできる。主人公がトロデーン城に来た幼い頃からすでに一緒にいて、周囲から「ネズミにしては長生き」と指摘されたり、ゼシカ・ククール・ヤンガスの3人にも「(火を吐いたりするので)普通のネズミじゃない」と思われていた(竜神族の里での3人の発言から)。 本来は前作『VII』の主人公のトカゲと同様、主人公のやさしさを象徴するものとして描き加えられた小動物であり、描いた当初は特別な設定は考えられていなかったという。ゲームクリア後に正体は祖父のグルーノであることが判明する。
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