支倉常長の立体像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 06:28 UTC 版)
全ての座標を示した地図 - OSM全座標を出力 - KML 表示 各地の支倉常長の立体像の多くは、青葉山公園の仙台城二の丸にある佐藤忠良制作の銅像を基に鋳造されている。足跡順に記載。 日本:宮城県仙台市青葉区 仙台城二の丸(北緯38度15分26.8秒 東経140度51分19.1秒 / 北緯38.257444度 東経140.855306度 / 38.257444; 140.855306 (日本:仙台市・仙台城二の丸。支倉常長像の位置)) 1972年(昭和47年)設置。支倉常長生誕400年記念事業による。 日本:宮城県石巻市 月の浦公園(北緯38度22分54.5秒 東経141度25分49.4秒 / 北緯38.381806度 東経141.430389度 / 38.381806; 141.430389 (日本:石巻市・月の浦公園)) 1987年(昭和62年)設置。 日本:宮城県松島町 みちのく伊達政宗歴史館 ローマ教皇パウロ5世への謁見の再現。 メキシコ:ゲレーロ州アカプルコ 日本広場(北緯16度51分25.8秒 西経99度53分29.2秒 / 北緯16.857167度 西経99.891444度 / 16.857167; -99.891444 (メキシコ:アカプルコ)) 1973年(昭和48年)11月設置。仙台市との姉妹都市締結記念。 当初は、オルノスビーチ近くの太平洋を望む州立公園において、常長像の視線を仙台の方向に向けて建立された。しかし、1990年代初めに西に300m移動され、さらに1997年(平成9年)にアカプルコ湾に沿って走る「コステラ・ミゲル・アレマン」という大通りの中央緑地帯に移転された。この中央緑地帯にはマハトマ・ガンディーなど世界の著名な偉人の像が並べられており、常長もそのような偉人の1人としてアカプルコ市が扱ったことになるが、当初の建立地から数km離れ、海を望めない状態になった。この情況を憂えたメキシコの宮城県人会「メキシコ宮城青葉会」の会長(気仙沼市出身)が日本に帰郷した際に訴えたため、2008年(平成20年)1月25日に石巻市の慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)を訪れた駐日メキシコ大使に同館館長が伝えると、大使は善処を約束した。2010年(平成22年)6月16日に常長像は、日墨交流400周年を記念してカラバリビーチに開設する日本広場へ移設され、同年7月5日に日本広場開所式と共に支倉常長像移転式が開催された。これにより再び常長像の視線は、太平洋の先の仙台の方向に向けられた。 2012年(平成24年)7月5日、同じ「日本広場」内に、御宿町が寄贈した高さ9メートルの「日墨交通発祥記念之碑」が建てられた。 キューバ:ハバナ(北緯23度8分36.9秒 西経82度21分10.4秒 / 北緯23.143583度 西経82.352889度 / 23.143583; -82.352889 (キューバ:ハバナ)) 2001年(平成13年)4月26日設置。仙台開府400年を記念して仙台育英学園関係者および市民有志が寄贈。 佐藤忠良作の像とは違って右手を上げ、目的地のローマの方向を指して建っている。 スペイン:アンダルシア州セビリア県コリア・デル・リオ カルロス・デ・メサ公園(北緯37度17分00秒 西経6度03分00秒 / 北緯37.28333度 西経6.05000度 / 37.28333; -6.05000 (スペイン:コリア・デル・リオ)) 1992年(平成4年)6月設置。慶長遣欧使節団渡航380年記念事業による。グアダルキビール川に面したカルロス・デ・メサ公園に川に向かって建つ。 常長像建立後にコリア・デル・リオを訪問した日本人たちが、像の一部が破壊され、落書きがされていると報告していたが、2008年(平成20年)2月28日に仙台から訪問した青葉城資料展示館主任学芸員らがその惨状を確認した。その後、コリア・デル・リオ当局が台座を黒く塗って落書きを消したが、2010年(平成22年)1月時点では破壊された太刀や持ち去られた航海図のプレートの修復は行われていなかった。 イタリア:ラツィオ州ローマ県チヴィタヴェッキア カラマッタ広場(北緯42度5分38.9秒 東経11度47分24.5秒 / 北緯42.094139度 東経11.790139度 / 42.094139; 11.790139 (イタリア:チヴィタヴェッキア)) 1991年(平成3年)設置。石巻市との姉妹都市締結20周年を記念。チヴィタヴェッキア港を望むカラマッタ広場に建つ。 チヴィタヴェッキアにある日本聖殉教者教会のドーム壁画に支倉常長の肖像もある。 フィリピン:マニラ首都圏マニラ(北緯14度35分0秒 東経120度58分0秒 / 北緯14.58333度 東経120.96667度 / 14.58333; 120.96667 (フィリピン:マニラ)) 日本:宮城県黒川郡大郷町 支倉常長メモリアルパーク(北緯38度23分33.1秒 東経140度58分40.6秒 / 北緯38.392528度 東経140.977944度 / 38.392528; 140.977944 (日本・大郷町・支倉常長メモリアルパーク)) 1996年(平成8年)7月設置。
※この「支倉常長の立体像」の解説は、「支倉常長」の解説の一部です。
「支倉常長の立体像」を含む「支倉常長」の記事については、「支倉常長」の概要を参照ください。
- 支倉常長の立体像のページへのリンク