指摘された問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 01:05 UTC 版)
「発掘!あるある大事典」の記事における「指摘された問題点」の解説
番組内容の信憑性については疑問を呈する意見が少なくない。以前放送した内容を、その後に放送した番組内では事実上否定していることもたびたびある。 番組打ち切り前の2006年5月25日に出版された鷺一雄の著書『また「あるある」にダマされた。』(三才ブックス、ISBN 4-86199-042-4)では「問題番組」と指摘されていた。 特に実験内容については専門家が見ると明らかにおかしな実験方法があった。例えば、2005年6月12日放映「寒天で本当にヤせるのか!? 徹底検証」の回は「15人の被験者が2週間毎食前に150gの寒天を食べることによって痩身効果を得た」とするものであったが、その食材以外の食事内容はばらばらで生活条件は明示されず、実験を行う際の大前提である「同じ条件下のもとで」実験が行われていないため、番組内で行った実験は全くの無意味であったことが指摘されている。そのような科学的には無意味な実験も「血液型」「ダイエット」などの回で多用されている。また、明らかに被験者の数が少なく対照実験(似たようなものを用いて比較し有効性を確かめる実験)も行われたか定かではなく、多くの場合は個人差レベルであることも指摘されている。また「〜であると考えられる」程度の所見を断定口調で説明したりすることも多い。そのような指摘を受け、番組内でも「実験はあくまでも参考であり、実際の効果を示すものではありません」という注意書きが入る場合もあった。 ダイエットや健康などを内容とする放送で取り上げられる食品についても、過剰摂取などにより逆に健康を損なう可能性のあるものも存在する。「にがりダイエット」を取り上げた2004年5月30日放映「にがりで本当にヤセるのか!?」の回では、番組を見て実際に試した視聴者が下痢などの症状を訴えることが相次いだため、後に厚生労働省から警告が出された。 豆腐の凝固剤などとして使われる「にがり」はマグネシウムを多量に含み、過剰摂取により下痢(水酸化マグネシウムは「ミルマグ」などの商品名で下剤として使用されている)などを起こすほか、高マグネシウム血症を起こすことがあり生命にかかわる場合もある。実際に2004年3月に神奈川県の知的障害者入居施設で、職員が女性入所者に誤ってにがりの原液400mlを飲ませたところ血管が詰まって危篤状態となり、翌4月に死亡する事件が起きている。 2004年10月31日放映「顔ヤセの科学」の回では、被験者の告発を元に『アサヒ芸能』が「実験日数の虚偽」、番組では放送されていない「矯正器具の使用」、映像編集による「顔画像の修正」などがあったと報道した。同誌の記事に対し、関西テレビ側は一部の内容について認めたものの「番組に問題はない」としていた。 また、番組内で取り上げられた商品が店頭で品切れが続出するという現象も多数起きている。2007年(平成19年)1月7日放送「納豆ダイエット」の回では番組の反響が非常に大きく、全国のスーパーで納豆が売り切れたり品薄となり、納豆メーカーには通常より大量に納豆の発注がされ増産態勢に追われ、新聞にお詫び広告を掲載するというる異常事態に至った。これはフードファディズムの顕著な例でもあった。この「納豆ダイエット」の放映に際しては、PJニュースが大手スーパーと中小スーパー、零細商店での納豆の流通量の差を問題視し、事前に放映内容が流通サイドへ伝わっていたことを記事で明らかにした。 さらにこの「納豆ダイエット」の回ではデータ捏造が発覚したため、同月14日の放送をもって番組が打ち切りとなり、関西テレビの日本民間放送連盟(民放連)除名処分にまで発展した(#データ捏造問題を参照)。番組の反響でスーパーマーケットから大量に発注された納豆メーカーは、当番組の捏造報道により発注が突然キャンセルされ、全国の納豆生産量の5割を占める茨城県では食品の廃棄処分が出る事態となった。
※この「指摘された問題点」の解説は、「発掘!あるある大事典」の解説の一部です。
「指摘された問題点」を含む「発掘!あるある大事典」の記事については、「発掘!あるある大事典」の概要を参照ください。
指摘された問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 16:25 UTC 版)
乙女坂駅構内で実施された分岐器交換や枕木のプレストレストコンクリート化では、鉄道事業法に基づく施設変更の手続きが行われていなかった。また、2018年から2021年にかけ3件の輸送障害が発生しているにもかかわらず、届出書を提出していなかった。
※この「指摘された問題点」の解説は、「西濃鉄道」の解説の一部です。
「指摘された問題点」を含む「西濃鉄道」の記事については、「西濃鉄道」の概要を参照ください。
- 指摘された問題点のページへのリンク