番組打ち切り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:23 UTC 版)
TBSでの本放送はゴールデンタイムが与えられていたが、「連想ゲーム」や「めぞん一刻」といった裏番組と競合することになり本作の視聴率が低迷した。そのため15話で出崎ら主要スタッフを入れ替え、16話からススムの頭身を上げ、新型のワンダービート号やアラマキ・テツヤの投入によるストーリーの複雑化などでテコ入れを図るも好転せず、9月になってTBSテレビ編成局が「同じ枠の後継番組の視聴率に悪い影響が出る」として『打ち切り』を提案。予定通り26話が完成しており全話放映の意向を持っていたテルモの了承を得て、10月に2話削減が正式決定した。 これによって虫プロダクション側は急遽、第24話から26話を1話分に再編集した24話(テレビ版最終話)を完成させた。このテレビ版最終話と本来の最終話である26話とでは、結末や関係人物が大きく異なっている。手塚治虫作品としては「手塚治虫のドン・ドラキュラ」でも前例がある。 広島県(RCC)や中京広域圏(CBC)で、プロ野球地元球団主催ゲーム(前者は広島東洋カープ、後者は中日ドラゴンズ)の中継に差替えた際には、土曜日の午後に代替放送を実施していた。ちなみに、中継では19:30~20:00はそのままテルモがスポンサーになっていた。 なお阪神タイガース・南海ホークス・近鉄バファローズの主催試合 に差替えることがあった毎日放送については、水曜日の阪神戦中継が原則として朝日放送(テレビ朝日系列)優先だったことや、ゴールデンタイムにパシフィック・リーグの試合をローカル放送することが少なかったため、こうした事態は起こらなかった模様。
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