保安監査に基づく改善指示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 16:25 UTC 版)
「西濃鉄道」の記事における「保安監査に基づく改善指示」の解説
市橋線において、実施基準運転関係にはスタフ閉塞式を施行して列車を運転すると規定しているにもかかわらず、実際にはその通り運転していないとの情報が中部運輸局のホームページにある「ご意見箱」に通報されたことに基づき、2021年7月から8月にかけて保安監査が行われた。その結果、鉄道事業法に基づく手続きが行われておらず、実施基準で定められた規定も実施されていないなどの問題が確認された。 指摘された問題点 乙女坂駅構内で実施された分岐器交換や枕木のプレストレストコンクリート化では、鉄道事業法に基づく施設変更の手続きが行われていなかった。また、2018年から2021年にかけ3件の輸送障害が発生しているにもかかわらず、届出書を提出していなかった。 線路変位検査では整備基準値を超えている部分について、内規に基づく必要な整備を行っていなかった。線路の巡視は4日に1回以上実施することが実施基準で定められているが、実際には一部の区間で巡視の間隔が4日を超えていた。また、実施基準で規定されている運転専用電話を撤去、廃止していたほか、信号保安設備及び踏切保安設備の検査を行っていなかった。 車両関係では、2日を超えない範囲で列車検査を行うものとしていたが、一部の列車は検査周期が2日を超えていた。重要部検査では動力発生装置の機関本体の分解検査と探傷検査を行っていなかった。 運転関係では、機関士への点呼を実施基準に定められた執行者である機関区長及び助役ではなく、当務駅長が行っていた。駅長などによる出発合図を行っておらず、機関士も出発合図を受けずに列車を出発させていた。また、運行計画に定められた運転時刻通りの運行が行われていなかった。ブレーキテストはJR貨物の機関車から西濃鉄道の機関車に付け替えた際に行っていなかった。 中部運輸局は2021年10月20日に西濃鉄道に対し安全管理体制が構築されているとは言えないとし、現場の状況を的確に把握する体制の整備や、現場の業務の実施状況の定期的な検証、鉄道係員への必要な教育・訓練を適切に行うなどの改善を指示した。
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