指定医薬部外品
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2009年(平成21年)6月1日施行の薬事法(現・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)改正に伴い、厚生労働大臣が指定する医薬部外品。及び規制緩和以降、医薬品から医薬部外品となったものを指す。新指定医薬部外品や新範囲医薬部外品を総称して呼ぶ。 新指定医薬部外品 以下のものなど、1に準ずる物で厚生労働大臣が指定するものである。指定は、平成11年3月12日医薬発第280号の厚生労働省医薬安全局長通知により行われる。 のど清涼剤 健胃清涼剤 ビタミン剤、カルシウム剤 ビタミン含有保健剤 新範囲医薬部外品 1に準ずる物で厚生労働大臣が指定するものである。2004年(平成16年)の規制緩和措置により、371の商品群が、医薬品から医薬部外品へ移行された。例として、いびき防止薬、カルシウム含有保健薬、うがい薬、健胃薬、口腔咽頭薬、コンタクトレンズ装着薬、殺菌消毒薬、しもやけ用薬、瀉下薬、消化薬、生薬含有保健薬、整腸薬、鼻づまり改善薬(外用剤のみ)、ビタミン含有保健薬(一部を除く)がある。平成16年7月16日薬食発第0716006号の通知によるものである。
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指定医薬部外品
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☆印は2017年4月の指定医薬部外品ビタミン含有保健剤における承認基準改正に伴う新効能表示対応済みの商品。 リポビタンD☆ 1962年に発売された、シリーズの代表格。タウリン1000mg配合。1999年に医薬部外品へ移行(2009年に指定医薬部外品となる)。Dの意味は「デリシャス」または「ダイナミック」。2018年3月にパッケージリニューアル(ロゴまわりの色が水色~青色のグラデーションとなる)され、同時に効能表示が変更された。 希望小売価格161円 リポビタンDハイパー(販売名:リポビタンDK)☆ 2019年9月発売。タウリンを「リポビタンD」の3倍量にあたる3000mgにして、ローヤルゼリーや「リポビタン」ブランドで初となるジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン(DCDCA)を配合。 希望小売価格385円 リポビタンDスーパー 1965年発売。タウリンを「リポビタンD」の2倍量にあたる2000mgにして、アルギニン塩酸塩、ニンジンエキスをプラス配合。2005年3月にはニンジンエキス増量、ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)を新配合しリニューアル。併せて、これまでの医薬品から医薬部外品(2009年より指定医薬部外品)へ移行。 希望小売価格275円 リポビタンZERO(販売名:リポビタンO)☆ 2017年9月発売。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、複数の甘味料に置き換えることで糖類をゼロ化し、カロリーを大幅に低減したもの(1本(100ml)あたり6kcal)。2020年3月に有効成分のイノシトールをカルニチン塩化物に変更するリニューアルを行い、「リポビタンFN」から販売名が変更された。 希望小売価格161円 リポビタンリズム(販売名:リポビタンローヤル8)☆ 2019年4月発売。タウリン1000mg、イノシトール、ビタミンB群にローヤルゼリー200mgを配合。 希望小売価格198円 リポビタンファイン(販売名:リポビタンファインN)☆ 2005年10月発売。タウリン1000mgとイノシトール、ビタミンB群などを配合した糖類ゼロタイプ。2015年のリニューアル時に添加物として配合している甘味料をキシリトールからエリスリトール、ステビアエキスに替えたことで1本(100ml)あたりのカロリーを19kcalから6kcalに大幅低減した。 2017年8月のリニューアル時にフレーバーをミックスフルーツ風味からピーチ&グレープフルーツ風味に変更し、キャップも白から淡いピンク色に変更した。同年10月に6本箱を追加発売。その際、効能表示が変更された(既存の1本バラと3本パックについても同時期に効能表示を変更)。 2021年春にパッケージデザインを変更してリニューアルされ、10本箱が新たに発売された。 希望小売価格161円 リポビタンファインプレシャス(販売名:リポビタンファインP) 2016年10月発売。「リポビタンファイン」の処方をベースに、タウリンを1500mgに増量、チアミン硝化物(ビタミンB1)とイノシトールを倍増(チアミン硝化物:5mg→10mg、イノシトール:50mg→100mg)するとともに、ローヤルゼリー、セイヨウサンザシエキスS、クコシ流エキスを追加配合した。 希望小売価格275円 リポビタンフィール(販売名:リポビタンフィールN)☆ 2013年4月発売。タウリン1000mgとリボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2)、ニコチン酸アミドなど6種類の有効成分を配合。低カロリー(1本(100ml)あたり18kcal)・ノンカフェイン設計、カシスグレープフルーツ風味。2015年10月のリニューアル時にグリシンを配合するとともに、添加物として配合している甘味料をキシリトール、D-ソルビトールからエリスリトール、ステビアエキスに替えたことで1本(100ml)当たりのカロリーを18kcalから7kcalに大幅低減した。 2017年10月に6本箱を追加発売。その際、「リポビタンファイン」同様に効能表示が変更された。2021年春にパッケージデザインを変更してキャップの色を白からラベンダー色に変更し、10本箱が新たに発売された。 希望小売価格161円 リポビタンノンカフェ(販売名:リポビタンNC)☆ 2008年10月発売。タウリンやイノシトール、ビタミンB群など6種類の有効成分を配合したノンカフェインタイプ。2018年にリニューアルされ、効能表示が変更された。 希望小売価格161円 リポビタンD11(販売名:リポビタン11M)☆ 3種類の生薬、タウリン1500mgなど11種類の有効成分を配合。2015年にローヤルゼリー、ニンジンエキス、イノシトール、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を省く替わりにニクジュヨウエキスを配合し、シゴカ流エキス(0.6mL → 0.8mL)とL-アルギニン塩酸塩(100mg → 300mg)を増量するリニューアルが行われ、「リポビタン11a」から販売名を変更。2017年にパッケージリニューアルされた際に効能表示が変更。2020年3月にL-アルギニン塩酸塩、シゴカ流エキス、ニクジュヨウエキスを省く替わりにローヤルゼリー、生姜流エキス、カルニチン塩化物が配合され、クコシ流エキスを増量(0.2mL→0.3mL)する代わりにニコチン酸アミドを減量(30mg→20mg)。効能表示に「胃腸が弱く腹痛や下痢を起こしやすい」「冷えやすい・血行が悪い」が追加明記され、「リポビタン11s」から販売名が変更された。 希望小売価格385円 リポビタンDライト(販売名:リポビタンDドライ)☆ 2000年2月発売(1999年8月にテスト発売されたのを経て本格発売)。有効成分は「リポビタンD」と同一だが、カロリーを低減したもの(1本(100ml)あたり58kcal)。2018年にリニューアルされ、効能表示が変更された。 希望小売価格161円 リポビタンD8(販売名:リポビタン8R)☆ タウリン1500mgとローヤルゼリー500mgにビタミンB1・B2・B6など8種類の有効成分を配合。2015年にリニューアルを行い、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)とニンジンエキスを省く代わりにローヤルゼリーを増量(300mg → 500mg)し、「リポビタン8a」から販売名を変更した。2017年にパッケージリニューアルされた際に効能表示が変更された。 希望小売価格275円 リポビタンDキッズ 2012年9月発売。グルコン酸カルシウム水和物をはじめ、3種類のビタミンやタウリンを配合したノンカフェイン処方のミニドリンク剤。5~14歳の子供用。 希望小売価格161円 リポビタンローヤル11☆ 2006年11月発売。2種類の生薬を含む11種類の有効成分が配合されたミニドリンク剤。 希望小売価格385円 リポビタンゴールドV☆ 2014年発売。タウリン1500mgに4種類の生薬(ローヤルゼリー、ショウキョウ、チンピ、トウキ)を配合したミニドリンク剤。 希望小売価格308円 リポビタンDX(販売名:リポビタンtb)【指定医薬部外品】☆ 2020年10月発売。タウリンに4種のビタミンや2種の生薬などを配合した初代「リポビタン」以来となる錠剤タイプ。なお、"D"は「リポビタンD」同様に"デー"と読むため、"DX"は"デーエックス"と読む。発売当初、包装はチャック付パウチ仕様の30錠と瓶入りの90錠の2種類を設定し、通信販売「大正製薬ダイレクト」限定で発売されていたが、2021年に瓶入りの180錠と270錠が追加発売されて4容量となり、店舗やECサイトへ販路を拡大。さらに、コンビニエンスストア向けに1日分の3錠も追加発売されたことで5容量となっている。 希望小売価格105円(3錠)/1,650円(30錠)/4,268円(90錠)/6,468円(180錠)/8,668円(270錠)
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