指定区間と指定区間外とは? わかりやすく解説

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指定区間(直轄国道)と指定区間外(補助国道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:22 UTC 版)

一般国道」の記事における「指定区間直轄国道)と指定区間外補助国道)」の解説

国道のうち一般国道では、「指定区間」と「指定区間外」に分けて道路管轄している。指定区間指定区間外国道建設するのは原則として国であるが、災害時復旧道路の改修どの道路の維持管理を行うのは、国は指定区間限られ指定区間外都道府県および政令指定都市任されている。おおむね路線番号1、2国道指定区間指定されているが、2国道であっても指定区間外であったり、路線番号3国道でも指定区間指定され国道もある。また、一般国道路線起点から終点までの全線指定区間、あるいは指定区間外にされているわけではなく、たとえば国道1号ではほとんどの区間指定区間であるが、横浜市内および箱根付近指定区間外区間もある。一般国道路線延長全体占め割合は、指定区間は約40 %、指定区間外残りの約60 %である。ただし、「一般国道の指定区間指定する政令はしばし改正されることから、指定区間指定区間外になったり、その反対に指定区間外から指定区間変更になる場合もある。 ウィキソース一般国道路線指定する政令原文ありますウィキソース一般国道の指定区間指定する政令原文あります指定区間直轄国道) 「一般国道の指定区間指定する政令」による「指定区間」は、国(国土交通省地方整備局北海道北海道開発局国土交通省)、沖縄県内閣府沖縄総合事務局)が管理行い、これらを「直轄国道」と呼んでいる。 1952年昭和27年)に公布され旧道路法では二級国道はすべて都道府県によって管理されるものとされたが、国にとって幹線道路網の整備急務だったため、特に重要な区間を国による直轄管理とした改正道路法1964年昭和39年)に発布され1965年昭和40年)に施行された。これにより、旧一級国道のほとんどと北海道内国道全線指定区間となった。旧二級国道であっても千葉県木更津市館山市を結ぶ国道127号や、高速自動車国道並走する国道171号名神高速道路全線並走)は全線指定区間である。 一般国道網のある区間指定区間指定されるか否かについては、一定の基準設けられている。その要件は、高速道路と一体となって全国的な交通網構成している国道、あるいは都道府県庁所在地政令指定都市のように政治的経済的に見て重要な都市連絡する国道、また重要な港湾空港高速道路などの主要な幹線国道連絡する国道指定されている。 指定区間外補助国道) 「指定区間外」は、国から補助金受けて都府県政令市管理する。こちらを「補助国道」と呼んでいる。かつての二級国道多くのほか、1993年平成5年)までに国道昇格した旧主要地道・一都府県道が含まれる。旧一級国道であっても交通量少な一部区間バイパス対す旧道各都道府県市町村移管することがあり、各都道府県市町村道転換するケース以外にも、補助国道として引き続き一般国道として存続されるケースがある。補助国道への転換は、国道番号そのまま指定区間のみ解除され補助国道とされる場合(例:国道14号東京都江戸川区東小松川 - 千葉市花見川区幕張IC間)と並走している既存補助国道転換する場合(例:国道17号群馬県前橋市 - 沼田市間における旧道重複していた国道291号転換)がある。

※この「指定区間(直轄国道)と指定区間外(補助国道)」の解説は、「一般国道」の解説の一部です。
「指定区間(直轄国道)と指定区間外(補助国道)」を含む「一般国道」の記事については、「一般国道」の概要を参照ください。

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