島木赤彦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 歌人 > 歌人 > 島木赤彦の意味・解説 

しまき‐あかひこ【島木赤彦】

読み方:しまきあかひこ

[1876〜1926]歌人長野生まれ本名久保田俊彦伊藤左千夫師事し、「アララギ」を編集初め万葉風と写生とを強調、のち東洋的象徴主義目ざした。歌集氷魚(ひお)」「太虗(たいきょ)集」「柹蔭(しいん)集」、歌論歌道小見」など。


島木赤彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 00:35 UTC 版)

島木 赤彦(しまき あかひこ[1]1876年明治9年)12月16日 - 1926年大正15年)3月27日)は、日本明治大正時代のアララギ派歌人。本名は久保田俊彦。別号、柿乃村人。


  1. ^ 島木の読み方について斎藤茂吉は著書「島木赤彦」(角川書店、昭和24年)において「「シマギ」と濁って発音する者、「シマキ」と清音で発音する者の数は相半ばするが、横山重、藤澤古實氏のごとき赤彦直門の士は、「シマキ」と清んで唱えている。」という趣旨の記載をしている(234〜239頁)。長野県下諏訪町立赤彦記念館また島木赤彦研究会においては「シマキ」の清音で発音することに統一している(島木赤彦研究会報56号、平成23年)。
  2. ^ 出生地には茅野市説もあり、茅野市豊平下古田公民館の庭には「赤彦生誕地の碑」がある。
  3. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)167頁
  4. ^ 「信濃教育」大正5年6月号(全集第7巻66頁)
  5. ^ 「信濃教育」大正7年1月号(全集第7巻107頁)
  6. ^ 「信濃教育」大正8年1月号(全集第7巻160頁)
  7. ^ 「信濃教育」大正5年6月号(全集7巻69頁)
  8. ^ 「信濃教育」大正8年1月号(全集7巻160頁)
  9. ^ 「歌道小見」(全集第3巻182頁「写生」)
  10. ^ 「歌道小見」(全集第3巻196頁「単純化」)
  11. ^ 「島木」の名は、赤彦が1914年(大正3年)に渡った八丈島から採って「島の木」という意味で付けたものである(「島木赤彦」斎藤茂吉著、角川書店、昭和24年)。「赤彦」の名は、広丘小学校長在職中、中原(当時)静子との恋愛関係の中から出たものである。「桔梗ヶ原の赤彦」(川合静子著)121頁には、「(赤彦)が(白紙に)「柿の村人」と書き、『この名もいやになったよ。』・・「紅」と「赤」の二字を並べて書き、「赤」の字の下に「彦」という字を書いた。『「赤彦」はどうだい。いい名じゃないかい。』・・『中原さん、去年の9月ごろから、私の心臓に赤の一点がしみつきました。どうしようもありません。私の意志が弱かったのです。どうぞゆるして下さい。』とある。
  12. ^ 赤彦童謡集 / 財団法人大阪国際児童文学館 子どもの本100選 1868年-1945年”. www.iiclo.or.jp. 2020年5月15日閲覧。
  13. ^ 福島の児童文学者12 島田忠夫”. 2020年5月15日閲覧。


「島木赤彦」の続きの解説一覧

「島木赤彦」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



島木赤彦と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「島木赤彦」の関連用語

島木赤彦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



島木赤彦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
株式会社思文閣株式会社思文閣
Copyright(c)2024 SHIBUNKAKU Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの島木赤彦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS