山田浅ェ門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:26 UTC 版)
士遠(しおん) 試一刀流四位。生まれつき盲目。タオは「木」。 幼い頃から物質が放つ気配(=タオ)を読み、母と旅芸人をしていた。芸に箔をつけるため、母により両目に大きな傷をつけられた。 健常者以上の動きが可能。冷静怜悧だが、「目」「見える」に絡めた冗談が趣味で、他人が上手いことを言うと悔しがる。弟子の典坐を可愛がる。早くからヌルガイの性別も感知する。 元は「悪・即・斬」な設定であったが、話の展開上今の性格となった。その苛烈さは本編の殊現に受け継がれる。 付知(ふち) 試一刀流九位。巌鉄斎の担当。腰にはいつも解剖道具を下げ、島の生物も解剖して大喜びするマッドサイエンティスト。タオは「金」。 処刑された遺体の解剖が得意。解剖学に通じ、新薬開発も担当する。小柄な体を活かし、俊敏な動きで剣を振るう。背に背負う二振りの愛刀は、先が大きく反り返ったものとノコギリのようなもので解剖に向いた形。 当初は感情が乏しくサイコパスのようにふるまうが、仲間の死や死罪人との触れ合いで全員の生還を願うようになるなど、人間らしい面も見せる。 タオを感じることはできないが、桐馬と共に戦い、鬼尸解した菊花と桃花に勝利する。巌鉄斎と共に殊現に斬られ、巌鉄斎を治療し自身は命を落とす。 桐馬(とうま) 弔兵衛の実弟。入門1ヶ月で代行免許を与えられた天才。位は未所持。タオは「土」。 女性と見紛う美しい容貌。暴走した兄に顔を傷付けられ、鼻のあたりに傷跡がある。通常は見えないが、感情が昂ると傷跡が浮かぶ。全幅の信頼を置く兄を助けるため山田家に入門した。 巌鉄斎に剣技が付け焼き刃であること、兄に頼り過ぎであることを指摘され、頭を下げて教えを請う。その際に髪を自ら切り、「身の証明」とする。以降は兄と似た髪型になる。 仙汰(せんた) 試一刀流五位。杠の担当。人が良さそうな小肥りの眼鏡の男。 絵を描くことが好きだったが、実家のしきたりで山田家に入門し、救いを求めて様々な宗教を研究した。蘭学・植物学などにも明るい学者肌。浅ェ門達では珍しく、フェンシングのような突きを多用した剣技で戦う。しきたりに縛られていたため、杠の奔放な言動に憧れる。ムーダンの弱点を見破り、勝利に貢献したが致命傷を負わされ、杠の腕の中で息絶える。 典坐(てんざ) 試一刀流十位。ヌルガイの担当。語尾に「〜っす」とつけるのが口癖の体育会系青年。 街で無頼の日々を過ごし、士遠に拾われ浅ェ門門弟になった。物事を深く考えるのは苦手だが、自分に正直で明るく前向きな性格は士遠やヌルガイの癒しとなる。サンカゆえ死罪とされたヌルガイに生き抜くことを説く。彼女には「婿に来い」とプロポーズされる。士遠にヌルガイを託し、ヂュジンに殺される。初期に死亡したが、人気投票では上位に入る。 衛善(えいぜん) 試一刀流一位。陸郎太の担当。浅エ門門弟をまとめ上げる優秀なリーダー。 右目に眼帯をしている。空腹で暴れた陸郎太の異常な力を見抜けず、瞬殺される。 源嗣(げんじ) 試一刀流八位。牧耶の担当。浅黒い肌の巨漢。 女性に弱く、杠に籠絡される。佐切が浅ェ門の道を進むことをよく思わず、厳しい態度をとる。 暴走した陸郎太から佐切を庇って致命傷を負う。佐切に刀を渡し、陸郎太を斬るよう言い残し、力尽きる。 期聖(きしょう) 試一刀流十一位。慶雲の担当。積極性はないが不思議と肝の座った男。 慶雲が画眉丸に殺されると、任務終了として島を離れるが、船で花に寄生される。見切りと受け流しは達人の域。 十禾(じっか) 試一刀流三位。放流坊の担当。 飄々として何かとサボろうとするふざけた男に見えるが、実力と判断力は高い。タオは「土」。 放流坊が弔兵衛に殺されると、帰路を阻む海の化け物を倒して江戸に生還する。その後、殊現らとともに再び島に送り込まれる。
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山田浅ェ門(やまだあさえもん)
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斬首と試し切りを生業とする一門。当主が名乗る名で、家名でもある。当代当主は吉次。流派は試(ためし)一刀流。モデルは山田浅右衛門。
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