山田洋行水増し請求問題における役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 05:28 UTC 版)
「エイベックス・エアロスペース・コーポレーション」の記事における「山田洋行水増し請求問題における役割」の解説
エイベックス・エアロスペース・コーポレーション社は、主に山田洋行や丸文がアメリカの製造業者から製品調達を行う際に利用する企業。 エイベックス社と山田洋行は、見積書などを作成するシステムを共有し、山田洋行側で自在に見積価格の変更指示が可能である。関係者は「エイベックスからの見積もりというのは、(山田洋行の)システム上でやっています。見積書は、あくまでエイベックスが作っているという形にしていますが...、それを山田洋行がいじれるということですね」と話す。 防衛省の規定により、防衛省との商社間で締結される契約は海外メーカーの見積書を提出する必要があるが、山田洋行はエイベックスに指示を行って、価格を増していた。すなわちこれは、いわゆる見積書偽造ではなく、米国企業を利用した別形態の契約価格操作方法で、契約書が捏造されて作成された水増し事件とは別である。 国会による水増し調査が難航しているのは、このエイベックス社を介して行った調達が多いため。省との間接的な取引を行ってきた製造業者に対するコンタクトがネックになっているとされる。石破茂防衛大臣はマスコミに対し、「時間が経っている調達もあり、担当者の移動や退職などで必ずしも調査がスムースにいっていない」と語っている。 山田洋行とは未だに契約関係にあり、中国新聞がその関係を指摘している。
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