山田浅右衛門の箪笥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 06:01 UTC 版)
「勝興寺 (新宿区)」の記事における「山田浅右衛門の箪笥」の解説
明治になり、斬首刑が廃止となったため、山田浅右衛門の「首切り業」は御役御免となった。収入源を失った山田家は家計が苦しくなり、家財道具を売って生計の足しとした。その中に箪笥があった。古道具屋から箪笥を購入した某家では、気を病む家族が出たり、箪笥が変に動くという怪奇現象が起きた。原因を探ると山田家から放出された物と判明したため、箪笥は山田家に送り返された。その後結局、当寺が預かることになったが、戒行寺坂でどういうわけか動かなくなったので、読経して何とか寺内に入れたという。寺では箪笥にお経を入れたところ、怪奇現象は起こらなくなったという。この箪笥は、1945年(昭和20年)の空襲で焼失し、現存していない。
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