小松美羽のプロデュースとは? わかりやすく解説

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小松美羽のプロデュース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 17:25 UTC 版)

小松美羽」の記事における「小松美羽のプロデュース」の解説

小松美羽特徴は独自のプロデュース方法である。小松自身プロデュース価値観についてインタビューでは次のように語った。 「Who is your behind ?」以前展覧会参加させていただいたWATERFALL GALLERY」のオーナーにこう聞かれた。 ニューヨークはうまい人も、きらめく人も、才能がある人もいっぱいいる。そこで何を見ているかといえばbehind後ろ盾)だという。 「誰が協力してくれて、どんな人があなたのまわり応援していますか?」という意味なのだ。 アーティストであっても一人やっているわけではない協力してくれる人たちでチームつくって目標なしとげる。まして、海外やっていくのなら、ギャラリーの力が不可欠だだからといって、力があるギャラリーお世話になればそれで良いというわけではない。」 (中略)… 私に協力してくれるのは、ギャラリーばかりではない。ギャラリー二人三脚アーティストが多い中、私はちょっと変わったケースだ。 アーティストが私、プロデューサー高橋紀成さん、そして小山政彦会長岡野博一社長や「風土」の仲間チームつくっているという体制ざっくり言うと「生産部門一人営業部門が社内外にたくさん」という感じだ。 — 週刊ダイヤモンドonlineインタビューより また、小松プロデュース担当する1人である高橋紀成氏が、雑誌Art Collectors 2019年3月号』の特集Who is your behind小松美羽世界へ押し上げるプロデューサーとは?」にて語っている。 1:形容詞美しすぎる」を付けて売り出す 小松プロデュース決めた高橋がまず行ったのは、「形容詞」をつけることであった。「小松メディア大々的報じられたのは、『美しすぎる銅版画家』としてでした。これは週刊プレイボーイ特集されました。何者でもない人間有名にしていくにあたり形容詞は必要です。(中略)…やがて有名になるにつれ、形容詞取れ小松美羽として独り立ちするわけです」このプロモーション知名度一気上がった結果、(中略)…メディアへの露出増えてくる。(中略)…高橋の、テレビ広告業界でのキャリアとそこで培った人脈が、メディア戦略優位に働くことは容易に想像できるメディアにのせるコンテンツは、「小松美羽現代巫女としての物語だ。次に興味を持つのは、マスへのプロモーションがいかに販売結びつくのか(中略)… 2:富裕層へのアプローチ開成高校人脈フル活用 「現在、コレクター割合は、日本40%、中華圏(台湾香港北京上海シンガポール、マレーシア)50%ヨーロッパ3%、アメリカ5%です。アート買える人を考えた時にアピールすべきは美術界ではなく経済界マスメディア使って広く一般に情報伝え一方で興味持ってくれた企業経営層銀行頭取政治家役人といった人に個別アプローチをしていきました加えて開成高校卒業生が、各界重要なポストついていることもあり、開成人脈サポートも強力です。(中略)…総じて言えるのは、彼らは既存のアートコレクターではない、ということです」 3:小松美羽アピールするための情報100人〜500人、毎日10年送り続け高橋は、小松作品成約情報著名人美術関係者からの高評価今後展覧会へのプロセス美術館収蔵への動きなど、小松アピールするための情報毎日100人から500に対して10年送り続けているという。マスメディア戦略と、インフルエンサー顧客になりうる人々への一対一地道なプロモーションが、現在の小松美羽を巡る状況生み出していることは間違いない。 4:作品価格コントロールギャラリーからは値段上げたいと言われていますが、プライマリー価格上げずキープしている状態です。今は値段を上げるよりも、アジア各国それぞれ30名以上のコレクター作り一国経済左右されず、アジアでの地盤確立させることが先決です。というのも今後作品セカンダリーマーケット出てきた時に(もちろん自分たちでもプライマリー価格まで買い支えますが)作品を買い続けてくれるコレクターが必要であるからです。アジアインターネット広告数十万円規模投じて一定上の露出をしているのも、アジア戦略一つとして既に2年前から行っています」 5:欧米での実績づくり 高橋はこの雑誌インタビューで、小松について好意的に書かれている論考を英語に翻訳して海外発信することも積極的に行っている、と明かしている。日本美術力を入れている欧米美術館アプローチ続けているそうだ。そしてその結果クリーブランド美術館キュレーターSinead Vilbarさんは(小松の)動画英文記事作品画像見て神道テーマにした「Shinto: Discovery of the Divine in Japanese Art」に小松選出してくれることに結果が結びついた。 (P58~P59より抜粋

※この「小松美羽のプロデュース」の解説は、「小松美羽」の解説の一部です。
「小松美羽のプロデュース」を含む「小松美羽」の記事については、「小松美羽」の概要を参照ください。

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