奈良西幹線とは? わかりやすく解説

奈良西幹線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:26 UTC 版)

国道168号」の記事における「奈良西幹線」の解説

奈良西幹線(ならにしかんせん)は、奈良県生駒市から同県香芝市に至る都市計画道路である。1982年昭和57年)に国道168号編入され府県道大和高田枚方線の区間並行する形で1973年昭和48年4月18日大和都市計画道路奈良西幹線、一連番号3・3・2として都市計画決定し複数道路拡幅バイパス建設事業実施している。都市計画道路としては生駒市国道163号交点から生駒郡平群町までと、北葛城郡王寺町から香芝市中和幹線交点までに2分割されており、一般的に「奈良西幹線」の事業名では王寺町王寺1丁目から香芝市北今市5丁目までの5.4 km進行している。本節では、奈良県発行道路改良事業資料起終点記述に基づき国道168号起終点向き同様に都市計画道路とは逆転させて香芝市起点側、生駒市終点側として扱う。 2012年平成24年)現在では香芝市から王寺町にかけては香芝王寺道路王寺道路が、平群町から生駒市にかけては上庄バイパス小平尾バイパス一分バイパスそれぞれ連続して建設中で、それぞれ一部供用開始している。 奈良西幹線 - 香芝王寺道路 - 王寺道路 香芝市から王寺町までの沿線では、1975年昭和50年)の都市計画決定後の市街化区域編入やそれに伴う住宅開発などに伴って人口急増した市街地通過してセンターライン有する2車線道路確保されているが、大型車にとって幅員が十分ではなく、また歩道未整備箇所抱えるなどしているため、慢性的な渋滞解消歩行者交通安全課題となっていたまた、都市計画決定後の社会情勢変化に伴い当初全線が代表幅員18 mの完成2車線での計画となっていたが、2007年平成19年3月2日一部除いて代表幅員25 mの4車線道路計画変更された。4車線区間道路規格第4種第1級設計速度50 km/h建設中である。奈良西幹線(ならにしかんせん)中和幹線接続道路 奈良県香芝市北今市5丁目から同市上中に至る延長765 mの街路事業である。奈良西幹線全体起点位置し中和幹線国道168号現道とを連絡する役割を担う。2012年平成24年3月28日一部最小幅員7.0 mの区間有しながらも全線供用開始した香芝王寺道路(かしばおうじどうろ) 香芝市北今市から北葛城郡王寺町畠田4丁目に至る延長3.2 km道路拡幅事業である。区間中にある上中交差点周辺延長350 mは香芝インターチェンジアクセス道路整備の際に改良された。全体として工区3分割して2006年平成18年)度に事業着手した王寺道路(おうじどうろ) 奈良県北葛城郡王寺町畠田4丁目から同町本町1丁目に至る延長1.5 km道路拡幅事業である。工区2分割して2001年平成13年)度に事業着手し2009年平成21年8月18日終点側630.1 mが完成4車線として供用開始した起点側の920 mは2015年平成27年)度に供用開始予定である。 上庄バイパス平群バイパス)- 小平尾バイパス - 一分バイパス 平群町から生駒市沿線では、1970年代前半生駒市南部などで宅地開発急激に進行した東西の軸である第二阪奈道路建設され大阪市奈良市への利便性向上したが、関連する交通流入発生し、特に生駒山矢田丘陵挟まれ平群町から生駒市にかけての交通渋滞激しくなる一方であった。中でも上庄バイパス県道大和高田枚方時代事業着手されている。上庄バイパス(かみしょうバイパス奈良県生駒郡平群町椿井から生駒市小平尾町に至る延長4.2 kmバイパス計画である。奈良県北西部南北交通主要な幹線道路であり、狭小幅員線形不良解消歩道設置等による交通円滑化や渋滞緩和期待され1973年昭和48年)に事業着手したが、周辺公図混乱買収単価折り合い等から用地買収時間要していた。 2012年平成24年11月現在、計画区間北側で現道をバイパスする上庄工区片側1車線平等寺から平群公園前)と秋津工区片側2車線平群公園前から秋津)が供用済。引き続き計画区間南側に当たる椿井工区では椿井架け替え工事交差点改良工事などの現道再整備実施され同工465 mのうち240 m区間2014年平成26年10月30日開通小平尾バイパス(こびらおバイパス奈良県生駒市小平尾町から同市小瀬町に至る延長1.5 kmバイパス計画である。後述一分バイパス並んで生駒市内を南北を繋ぐ唯一の幹線道路で、完成供用後起点の上バイパス秋津工区)と終点側の一分バイパスとを両側4車線直結する予定である。2007年平成19年)に事業着手し一部旧道南生駒駅前を迂回する南生駒バイパス(みなみいこまバイパス片側1車線供用済)が全区間重複する重複区間は現道を拡幅し、残り区間は現道をバイパスする予定一分バイパス(いちぶバイパス奈良県生駒市内を南北に結ぶ国道168号バイパスで、1984年度昭和59年度)に事業着手し2007年平成19年)に全線片側2車線開通した奈良県生駒市小瀬町から同市山崎町を結び、始点では竜田川沿いを併走する現道と南生駒バイパス小平尾バイパス整備後は小平尾バイパス)に接続する国道168号生駒市南北縦断する唯一の主要幹線道路であり、一分バイパス区間第二阪奈道路への流入路にもなっている。現道、バイパス共に竜田川沿っており、この区間で現道は竜田川東側を、本バイパス川沿い西側併走する。前述事情道路線形等もあって、開通前時点で現道は非常に混雑し付近に生駒市消防南分署があった事から、緊急自動車等への影響懸念されていた。 このような事情から、本バイパス混雑緩和交通安全確保等を期待して一日早い開通望まれていた。 詳細は「一分バイパス」を参照

※この「奈良西幹線」の解説は、「国道168号」の解説の一部です。
「奈良西幹線」を含む「国道168号」の記事については、「国道168号」の概要を参照ください。

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