型式 MCX20型とは? わかりやすく解説

型式 MCX20型 (2000年 - 2004年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 05:44 UTC 版)

トヨタ・プロナード」の記事における「型式 MCX20型 (2000年 - 2004年)」の解説

2000年4月7日販売開始した開発テーマは「上質のゆとり」であり、車両コンセプトは「Brand-new Luxury & Spacious Sedan」(既存国産ラージには無い商品性を持つ新時代の、高級且つスペーシャスセダン)である。月販目標は1,000台(当時)とされていた。また、ボディーカラーは「スーパーホワイトパールマイカ」「シルバーメタリック」「グリーンマイカ」の3色である。CMコピーは「こんなトヨタなら、乗ってもいい。」 大型の3.0L V6・1MZ-FE型エンジンFF車特性生かした広い室内空間や、大きなトランクスペースが特徴である。 北米市場メイン作られていた車種であったため、座席自体大きさは、日本市場における一般的なセダン車よりもやや大き設計になっているまた、全体的な車格クラウンカムリよりも大きく室内長などを含む)、3代目セルシオに近いサイズである。このことからもトヨタセダン型車種としては、製造・販売終了した現在においてもなお、最大級広さ大きさを誇る。 しかし、同クラスクラウンという圧倒的な人気車種存在や、当時販売店であるビスタ店には既に、アリストクレスタなどの人気車種もあったため、明確なターゲット打ち出せず結果的に不人気のまま、輸入販売終了するこの後2005年12月には、同じFFの3ナンバーサルーンの火付け役ディアマンテ販売終了し翌年1月にはプロナードより車格格下3代目ウィンダム販売終了になるなど、日本国内でのセダン車(特にFFラージクラスセダン)の人気陰りによる販売低迷が、販売終了の最も大きな要因といえる。 このプロナード北米名称のアバロンも共通)は、3ナンバーセダン型の乗用車としては非常に特徴的な、前席3人掛けコラムシフト式の乗車定員6名のベンチシート車のグレード設定があった。グレード名は「3.0 L」。 グレードベーシックモデルとなる「3.0」、ディスチャージヘッドランプサンルーフ本革シートクルーズコントロールスカイフックTEMSなどを装備した上級モデルにあたる「3.0 G」、そしてベンチシートの「3.0 L」の計3種類がある。 販売当時先進装備でもあったDVDナビゲーションが全グレード標準装備されていた。これはプロナード北米からの輸入車であり、メーカーオプション多種多様に設定できないためであったが、逆にこれはまだ純正カーナビゲーション自体追加オプションによる設定主流であった日本車市場において、当時国産他車(トヨタ車以外も含む)と比べて同車ハイスペック装備を持つ結果となった日本仕様前期型生産2000年2月~で「GH-MCX20」、2000年8月以降生産分は平成12年基準排出ガス25%低減レベルエンジン搭載車変更となり「TA-MCX20」となる。 日本仕様は、2002年9月2日マイナーチェンジ実施したフロントバンパーフォグランプフロントグリル後部テールデザインを変更しディスチャージヘッドランプ雨滴感知ワイパー木目調+本革巻きステアリングホイール、同フロアシフトレバーノブなどの標準装備化を施したまた、日本仕様モデル限り車名ロゴ入りのスカッフプレートなども標準装備された。しかし、マイナーチェンジ後は「3.0G」グレードでもサンルーフ同社ではムーンルーフ表記)の設定無くなった内装色にも若干変更加えられ前期淡い黄色に近い明るめのアイボリー色、後期グレーに近い暗めのアイボリーとなっている(設定フォーン変更)。 ボディーカラー前期の「グリーン」から「ダークブルーマイカ」(「3.0」のみの設定)へと変更された。後期ボディーカラーも3色。 また、前期の「3.0 L」は「3.0 G」グレード同様の本シート表皮標準装備となっていたが、後期の「3.0 L」は通常の3.0グレード同様のファブリック表皮変更されたため、結果的に前期同型よりもダウングレードしているという珍しい特徴もある。 後期では、それまでグレード標準装備となっていたTV付きDVDナビゲーションを非装備の「3.0 Mパッケージ」という受注生産専用グレード存在した2003年11月以って輸入生産終了2004年4月1日以ってビスタ店ネッツ店統合されたのに伴い、その前日以ってヴェロッサと共に販売終了した新車登録台数累計は7620台。 日本仕様後期型生産期間2002年7月2003年11月1年5ヶ月間のみ。 なお、2代目である本モデルに関しては、日本国内においてアバロン(AVALON)の名では販売されていない。そのため日本国内2代目アバロン(AVALON)が存在する場合北米仕様車輸入もしくは日本仕様であるプロナード(PRONARD)のエンブレム類を北米仕様であるアバロン(AVALON)に交換したものとなる。 日本トヨタでは本モデル最後にアバロン販売終了しているが、北米トヨタでは2005年3代目モデルへ移行フルモデルチェンジ)し、引き続き同社フラッグシップモデルとして製造・販売がされている。詳しくアバロン3代目の項を参照

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