車両コンセプト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 14:38 UTC 版)
「近鉄6000系電車」の記事における「車両コンセプト」の解説
当初は既存の特急車両を改造する案、観光列車「つどい」を発展させた案、映像シアターを備えた案など複数の案があったが、2度のアンケート調査では沿線特性から「歴史・文化・自然」に対する人気が高い傾向があり、ファミリー層よりも中高年層の夫婦・友人との来訪傾向が高いことがわかった。そこでアンケート調査の結果を踏まえ、本列車の開発コンセプトを「ゆったりとした時間を楽しむ、上質な大人旅」、「大人同士でゆったり楽しむ観光列車」とした。列車の愛称は沿線の歴史・文化・自然・食などの魅力的で様々な観光資源と調和し、響き合いながら走る「青色の列車」をイメージして「青の交響曲(シンフォニー)」と命名された。 プロジェクトメンバーは近鉄の企画統括部営業企画部および技術管理部が企画、大阪統括部工機部検修課が工事図面作成から施工管理、株式会社近創が内装品の製作、近鉄車両エンジニアリング株式会社が車両改造工事を担当し、観光列車「つどい」と同様の近鉄グループの総力を挙げたチームが再結集した。設計デザインに関しては従来の近鉄車両にはない建築的なテイストを取り入れるため、全日本コンサルタント株式会社、デザイン監修は主に店舗デザインに携わるIMOデザインの一級建築士である飯田英二が担当した。
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