型式 K30型(1993年 - 2009年)
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「日産・クルー」の記事における「型式 K30型(1993年 - 2009年)」の解説
1993年7月8日 これまで、タクシー専用モデルのみ旧型のまま継続して生産・販売されていたローレルC32型4ドアセダンとブルーバード910型4ドアセダンの後継としてデビュー。運転席と左リアドアの開口寸法と最大開き角度を拡大する等、タクシーでの利便性を向上させている。 1994年1月21日 自家用向けグレード「クルー・サルーン」が登場。ローレルやスカイラインと同じRB20EやRDエンジンを積んだモデルもあった。自家用4ドアセダンには珍しく、自動ドアのオプション設定があった。これは個人タクシーでの使用を想定したものと思われる。 1994年4月 パトロールカー仕様追加。以後、R32型系スカイラインのパトカー仕様を代替をしていくようになる。警ら自動車のエンジンを6気筒とする警察の規定により、RB20Eを搭載。また、ホイールは同じPCD114.3の4穴ながら、15インチの物に変更されている。 1994年5月11日 サルーン系にディーゼルエンジンを追加。 1995年2月8日 サルーン系を一部改良、運転席SRSエアバッグが標準装備となる。LXサルーンはBタイプを廃止し、Gタイプを追加。 1996年1月10日 営業車と教習車を一部改良。運転席SRSエアバッグをオプション設定。 1996年 光岡自動車がクルーベースのレトロ調セダン、ガリュー(後継の登場以後、ガリュー I と呼ばれる。)の販売を開始する。 1998年6月22日 一部改良、NA20P型 LPGエンジンを燃焼室改善などにより、低燃費化および出力、トルクを向上。また、営業車上級グレードのGLX / GLに、カラードバンパーやメッキアウタードアハンドル、アルミロードホイール、装飾フィニッシャーなどをセットにした「カスタムパッケージA/B」をオプション設定。同時に、センターコンソールリッドへの料金トレイの設定、トランクルームのフルトリム化、オゾンセーフエアコンの標準装備、抗菌処理などを施す。 1999年8月23日 一部改良。安全性能および仕様装備の向上を図る。また、旧来の機械式燃料噴射ポンプを用いたRD28型 直列6気筒ディーゼルエンジンに替わり、SOHCながら18バルブとし、燃焼噴射も電子制御としたEGIディーゼルのRD28E型を採用。営業車は、福祉タクシーとして助手席回転仕様車を追加。 2001年2月21日 福祉タクシーに後席回転仕様車を追加(4月2日発売)。 2002年6月26日 一部改良。ガソリン、ディーゼルエンジン廃止により、サルーン系とパトカー仕様が生産中止、低排出ガス化した直列4気筒 SOHC LPGエンジン NA20P搭載の営業車と教習車のみの設定となる。また、運転席デュアルシートリフター、運転席ランバーサポートを全車標準化した。ボディカラーは、シルバー系をシルバーメタリックからダイヤモンドシルバーメタリックに変更した。 2005年11月30日 一部改良。最下級グレードのEとGLのMT車を廃止、ターンシグナルランプレンズのクリアー化、リアコンビランプ形状の小変更、ハイマウントストップランプのLED化などを行い、灯火器技術基準に適合した。 2007年7月 平成17年排出ガス規制適合。教習車は廃止され、日産から教習車のラインナップがラティオ教習車が発売されるまで消滅した。また、2005年にシルフィ教習車がフルモデルチェンジに伴って廃止されたため、一時期は日産唯一の教習車となっていた。 2009年6月 営業車としての受注分の生産終了。 2009年8月 営業車としての受注分の全てを販売終了。販売終了前月までの新車登録台数の累計は5万2124台。16年の歴史に幕を下ろす。これに伴い、日産自動車から発売される市販モデルとしての小型タクシーは姿を消すこととなった。 クルー サルーン パトロールカー仕様 GLX カスタムパッケージA装着車 GLX 車内
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