各地の目撃談
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東北地方十和田湖付近の山中で、体長約30センチメートルのツチノコらしき生物が目撃されている。 2007年4月1日、山形県最上郡大蔵村の牧場の干草の中から、ツチノコ状のヘビの死骸が発見された。この死骸は写真が撮影され、ツチノコ写真の中でも信憑性が高いとの声もあるが、日本国内のヘビ研究の権威である日本蛇族学術研究所は、干草がオーストラリア産であったことから、この死骸はオーストラリアの毒ヘビであるデスアダーだった可能性を示唆している。 妙見山は前述の漫画『バチヘビ』の舞台でもある。 関東地方茨城県土浦市がツチノコ捕獲地域として注目されており、山奥などでなく町中での目撃証言が多い。 多摩川で、上流から中流にかけて目撃情報が多発している。 2008年8月31日、千葉県白井市の田園地帯において水平に3メートルジャンプしたツチノコらしき生物の目撃情報が寄せられた。 中部地方岐阜県東白川村は目撃証言が多く、全国でも有数の目撃多発地帯といわれる。毎年5月にはツチノコ捜索のイベント「つちのこフェスタ」が行なわれ、捕獲賞金もかけられている。同村には日本唯一のツチノコ資料館である「つちのこ館」や、平成元年に建立のツチノコを祀った「つちのこ神社」もある。「つちのこフェスタ」公式マスコットキャラクター「つっちー&のこりん」は村のマスコット(ゆるキャラ)として村内外のイベント等で活動している。 岐阜県美濃市の農道で、数ある目撃例の中でも巨大な、全長約2メートルの個体が目撃された。 1992年、岐阜県中津川市付知町の農家でツチノコらしき生物の死体が発見されて話題になったが、鑑定の結果、マツカサトカゲと判明した。 北陸地方文化時代の随筆『北国奇談巡杖記』に、ツチノコのものとされる話が以下のようにある。石川県金沢市の坂道で、通行人の目の前で横槌のような真っ黒いものが転がり歩き、雷のような音と光とともに消えた。これを目撃した何人かの人は毒に侵されたとされ、この坂は槌子坂と呼ばれたという。同様の怪異は、昭和初期の金沢の怪談集『聖域怪談録』にも記述がある。 新潟県糸魚川市能生地区の山中でツチノコが目撃された。同地区では「つちのこ探検隊」が結成され、2006年以降から毎年ツチノコの捜索が行われ、最大1億円の賞金がかけられている。 新潟県小千谷市に、ツチノコの背骨といわれる物体が保管されている。 近畿地方兵庫県では、但馬地方に50件以上の目撃情報がある。香美町では「美方つちのこ探索隊」が結成されており、捕獲したツチノコを飼うための「つちのこ飼育庭園」も設置されている。千種町(現宍粟市)では捕獲に2億円の賞金をかけたこともあり、ツチノコの懸賞金としては過去最高額。 2004年5月30日、兵庫県美方町のツチノコ探検隊が、同町でツチノコらしき生物の死骸を発見したと発表したが、鑑定の結果ツチノコではないと判明した。同年には6月にも同町でツチノコ状のヘビが発見され、「ツーちゃん」の名で飼育されたものの、これは妊娠して胴が膨れ上がったヤマカガシに過ぎず、卵を産み落とすと普通のヘビとなってしまった。 兵庫県多紀郡(現丹波篠山市)で、体長約50センチメートル、直径約10センチメートルの、サンショウウオに似たツチノコらしき生物が目撃された。 奈良県吉野郡下北山村で、体長約30センチメートルのツチノコが目撃された。 2008年3月、奈良県の竜王山で発見された生物が、同年3月7日発行の東京スポーツの一面にツチノコではないかとして掲載された。一部の学者はツチノコではなくヒルとの見方を示している。 2014年10月、滋賀県近江八幡市の古民家の床下からツチノコの死骸らしき骨が発見されている。滋賀県内では、1950年代に伊吹村上野(現米原市)でツチノコの死骸が発見されて産経新聞長浜支局長が取材を行っている。1961年秋、永源寺町(現東近江市)の古い炭焼き窯でツチノコが捕獲され、名古屋のヘビ業者に売られたこともあるという。 中国地方鳥取県東部の山間部、岡山県、広島県など、県全域でツチノコらしき生物の目撃談がある。 2000年5月21日、岡山県吉井町(現・赤磐市)でツチノコ状の生物が発見され、数日後にも同様の生物の死骸が発見された。ツチノコではないかと話題になったものの、川崎医療福祉大学の鑑定によりヤマカガシと判明し、ツチノコになれなかったヘビとの意味で「ツチナロ」と命名された。同町ではこの一件でツチノコ生息スポットとして脚光を浴び、ツチノコ特別捜索隊が結成され、ツチノコの生け捕りに2000万円の賞金がかけられており、1年に1万円ずつ上乗せされ、2008年の時点で2008万円に達した。 四国地方徳島県で三好市をはじめとする県内全域で多数目撃されている。 九州地方福岡県、特に朝倉市を中心とした大分県境付近に発見情報が多い。宮若市、築上町で一時、捕獲の噂が流れた。 熊本県では、八代市から人吉市にかけての山間部に目撃談が多い。 五島列島でも古くから目撃されている。
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