全巻共通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 08:17 UTC 版)
妖力(ようりょく) 妖怪のもつ力のこと。この力で様々な術を扱う。 人間界(にんげんかい) 人間の世界、この世のこと。 妖界(ようかい) 妖怪の世界のこと。昔は妖界と人間界は自由に行き来することができたが、悪い妖怪が人間界を征服しようと企んだため、それを阻止しようとしたルナの父の祖先により、人間界に結界が張られたので、レンメイ以外の妖怪は行き来ができなくなった。悠久の玉をまつっていた五つの祠のうちのひとつ、夜鳴島が地震で島もろとも沈んでしまったことにより、再び行き来できるようになった。沢白国(たくはくこく) 妖界にある小国。数字は七十三。現国王はルナの伯父。前国王はルナの祖父レンヒ。つまりルナはこの国の王女でもある。蓮々村(れんれんむら) 沢白国の王都。スネリの家はここにある。 合歓村(ねむそん) 西岳の麓にある村。対極図を水と陸で描く池がある。池のバランスが崩れると良からぬことが起きる。池の水底には天馬の樹が沈んでおり、焔紅国や人間界に繋がっている。 ヒュウは西岳に登山する際、この村を立ち寄り、シフウはこの村で修行をしていた。 ヒュウは池のバランスが崩れているとき、ポッチが落とした水瓶を拾い上げるために水を吸い上げた結果、池に吸い込まれてしまう。シフウも力試しをするために水を吸い上げ、吸い込まれたらしい。 波鈴村(はりそん) 新妖界ナビ・ルナ(2) でルナ達がある術を解く際に見た幻に蓮カップの開催地として登場する。 淡獅村(たんしそん) 波鈴村同様に登場する。 蓮カップ(はすかっぷ) トライアスロンの競争大会。トライアスロンは現実のそれより過酷で、棄権者には弱虫、臆病者等のレッテルを貼られるが、優勝者はキングオブ蓮カップとして皆の憧憬の対象となる。 焔紅国(えんこうこく) 沢白国と敵対する国。数字は九十九。安荘村(あそんむら) 国境近くにある寂れた村。 回龍村(かいりんむら) 焔紅国の首都。天馬の樹に繋がる池がある様子。 黄燐国(おうりんこく) ルナ達が偽名を名乗る際、この国の名が用いられた。実際、この国におとずれたことがある。 虚九山(こくさん) 里李族が棲む山。龍の肝が唯一生えている。 第三の目(だいさんのめ) ルナのうなじ、タイの右手のひらにある目。伝説の子の証。これを開眼させることで、ルナとタイはうず目になり、妖力を使うことができる。ルナの第三の目はルナの父により封印され、かさぶたで覆われていたが、人間界に張られた結界が破られたことにより、封印が解けた。第三の目が開いていると体力を無駄に使ってしまうため、ルナはスネリの一族に代々受け継がれていたチョーカーで第三の目を塞いでいる。陰陽術でも第三の目は得られるが、うず目にはなれない。 うず目(うずめ) レンメイの血をひき、妖力を持つ者だけが持つ、特殊な目。黒目の部分のみ赤くなり、その中は渦を巻いているようになる。うず目は最高の動体視力をもつと言われており、またうず目の神経は脳をも支配し、超運動能力を生み出す。うず目でいると、動物達に警戒されてしまう。 悠久の玉(ゆうきゅうのたま) ルナとタイの祖先が、人間界と妖界の間に結界を張るために使われた玉。ルナの父がルナとタイの第三の目を封印する際にも使われた。妖怪が手に入れると、その妖力が無限大になるため、妖怪達に狙われている。伝説では、悠久の玉の行方は伝説の子だけが知っている、とあるが、ルナは知らなかった。火の玉、水の玉、金の玉、水の玉、土の玉をそれぞれ対応する島の石板に祀り、タイが呪文を唱えると二剣山の谷間から現れた。八方玉とは双子の様な関係。 八方玉(はっぽうぎょく) 妖界ナビ・ルナII-(1) から登場。悠久の玉と対になる紅水晶の玉。悪しきものが悠久の玉か八方玉に触れるともう片方が砕けると言い伝えられてきた。ルナとタイの祖先が妖界と人間界の間に結界を張る際、妖界に投げられた。沢白国王族のみが触れる事を許される。沢白国王宮の謁見の間に安置されていたが、何者かが悠久の玉に触れたため、8つの破片に砕ける。7片はルナが、残りの1片はスネリが持つ。ルナ達を悠久の玉の元へ案内したり、青龍やスネリ達と繋ぐなどする。 ペンダント ルナが学園に来たときから持っていたペンダント。ペンダントトップは平らなリングとそこにぴったりはまるメダルに分かれており、ルナが持っていたのはペンダントリングだけで、メダルはもっけの祖先からもっけへと譲り渡されていた。ペンダントリングもスネリの家系が預かっていたが、スネリの手からは渡されていない。メダルの表には五芒星が、裏には九字の漢字が、リングには “竜堂 ルナ”、“RUNA RINDOU” と彫られている。このペンダントを使い、ルナは妖界への道を開く。タイも似たペンダントを所持しているが妖界への道は開けない。 漫画版ではペンダントの装飾が大幅に追加されている。メダルはレンメイからもっけが預かっていた、ということになっており、くちばしに隠してもいない。 木箱と巻物(きばことまきもの) ルナとタイが持っていた、オルゴールほどの大きさの質素な木箱。封印が施されており、解くには第三の目をくぼみに押し付ける必要があった。巻物は紫の紐で留められており、中には伝説の子の伝説が書かれている。巻物はもともと焔紅国が所有していたのだが、妖界と人間界を繋ぐ道が封印される時、ルナとタイの先祖が奪い取った。そのため、焔紅国関係者は伝説の子の伝説について知っていた。巻物は元は1つだったが、清吾の手によって2つに破られ、前半部分がルナの木箱、後半部分がタイの木箱にそれぞれ入っていた。ルナの木箱には鷲の絵と言葉、タイの木箱には獅子の絵とルナのものとはまた別の言葉が書かれている。 漫画版では蓋がまるく、金具が所々にあり、模様が書かれている。 破妖剣と護神剣(はようけんとごしんけん) 妖界ナビ・ルナ(8) から登場。ルナとタイの先祖と沙李の先祖が、人間界と妖界を封印する際につくった二口の剣のこと。破妖剣は陽剣、護神剣は陰剣で、破妖剣は持ち主を選ぶ代わりに護神剣より強い。破妖剣は沢白国の王宮の一角に、護神剣は泰志堂に安置されていた。破妖剣には北極五星と北斗七星、南斗六星、青龍と白虎が、護神剣の表には日輪と北斗七星、青龍と朱雀、裏には月輪と南斗六星、白虎と玄武が彫られている。四神を宿らせているが、つくる際に事故が起き、不完全な状態のままだったが、妖界ナビ・ルナ(10) でルナの手により、完成した。その後ナナセが護神剣に白虎を封印し、ルナを斬る。モデルは破敵剣と護身剣。 漫画版では第5章でルナとタイがペンダントから取り出して戦った。その時に破妖剣が折られる。 指輪とペンダント(ゆびわとぺんだんと) 妖界ナビ・ルナII-(1) から登場。指輪は兄シフウからふうりが、ペンダントは兄ヒュウからソラウが貰い所持している。ある梵字が刻まれている。所持者にそれぞれ害を与えていたが、ルナの手により解除された。害はなくなったが、その後も活動している。 ガラスの指輪(がらすのゆびわ) 新妖界ナビ・ルナ(1) から登場。歪んだ形状をしているが、不思議な魅力がある名前の通りガラスの指輪。上記の指輪とペンダントと同じく、梵字が刻まれている。ある術がかけられていたが、ルナ達が発見したときは既に解かれていた。現在はルナが所持している。 赤い石(あかいいし) 駿の村で水害を起こし、幻を見せていた石。やはり梵字が刻まれている。これも現在はルナが所持している。 天馬の樹 焔紅国と沢白国、人間界を繋ぐ通路をつくり出す木。結実は何年かに一度なので、その数は少ない。通路を通るには天馬の木の実と一定以上の妖力が必要。 星の子学園(ほしのこがくえん) 両親がいない子供や、事情により両親と暮らせない子供達がいる、養護施設。本来は赤ちゃんは預かることができないのだが、ルナは都和子先生にしか懐かなかったため、特例として育てられることになったという。 夜鳴島(よなきじま) レンメイがルナとタイを産んだ島。ルナとタイの父がその島に残った最後の祠を守っていた。地震によって沈んだが、土の玉以外の玉が周りの島に祀られたことで、島の一部である二剣山の部分が海上に現れた。 漫画版では玉を祀っていない時期から姿を現している。 北の町(きたのまち) ルナの“雪が見たい”のひとことで、訪れた町。 たつぼしハイツ 北の町でルナ達が住んでいたアパート。小さな商店街の一角にある。隣はラーメン屋。 九字(くじ) 9つの印のこと。結んだり、切ったりする。現在、3種類が確認されている。 禹歩(うほ) 反閇ともいう。ルナが何かを浄化するときに使う術。星の名を唱えながら、対象の周りを円を描くように歩く。 呪符(じゅふ) 妖界ナビ・ルナ(3) から登場。術を込めた和紙のこと。様々な種類がある。呪文にも幾つかの読み、略式が確認されている。
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