作中に登場する兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 01:56 UTC 版)
「天下無双 江田島平八伝」の記事における「作中に登場する兵器」の解説
天下無双号 日本海軍の乙型潜水艦改を元に平八が設計・改良した天下無双隊の主力潜水艦。平八が設計した可変式エンジンを搭載した両翼を持つ独特な船体を持ち、その両翼で急浮上や急潜水など自由自在な高速航行が可能な他、エンジンを敵魚雷に向けて逆噴射する事で魚雷をはじき飛ばす事が出来る。ただしその分消費電力が激しいため、短時間での連続使用はできない。また、船体にそっくりなデコイを瞬時に展開するなど色々な機能がある。 モビーディックとの戦闘後、それまでのデータを元に平八が新たに新・天下無双号として改良するが、図面から引き直して9割以上を改造するという、もはや新造に近い結果となり、流線型な船体に、さらに改良した可変式エンジンとオートジャイロ機能により船体を自由自在に操る事が出来るなど、世界随一の最新鋭潜水艦となった。船首に強襲用のドリルも搭載している。 1945年8月5日、太平洋にて哨戒活動中にゲーリングの奇襲により艦橋が大破し潜行不能となり、そのまま終戦を迎え、その後は日本へ辿り着いた後、機密保持のために天下無双隊の手により雷撃処分された模様。 特殊壱式兵器 平八が設計・製造した飛行ユニットで、普段は天下無双号に格納されている。二基の小型ロケットエンジンを搭載し、背中に装着する事で操縦者の思う様に自由自在に飛行し、さらには空中停止する事もでき、装備している二挺の機関銃で攻撃する事ができる。平八は「空中戦の歴史が変わる」と言っていたが、かなりの運動神経が要求され、ロケットエンジンと操縦者が剥き出しのままで飛行する事となり、甲板で防げる飛行機に比べて被弾して死亡する確率が高いため量産化までには至らなかった。天下無双隊から「人間ロケット」と名付けられた。 ロケット型戦闘機 寺崎が米国に対する核抑止のために原子爆弾搭載機として製造していた機体。ロケットエンジンにより飛行するが、制御が難しく燃費も悪いため、長距離飛行に問題があった。後に平八が核エンジン仕様に改良し、日本からアメリカ・ニューヨークまでの短時間長距離飛行を可能にし、平八は幸子の敵討ちのために自由の女神像に特攻をかけ、アメリカ本土の半分を道連れにしようとした。しかし幸子の霊による説得で平八は特攻を思い留まり、原爆もろとも海底深くへ沈めて封印した。 D.M(ダグラス・マッカーサー) 一号 デビッド・スタイン博士が開発した人型兵器第一号。思考型コンピューターを搭載し、キャタピラで移動し、胴部の砲門と両手に装備した鉄球で攻撃する。平八に惨敗し、D.M二号に粛清された。 D.M 二号 デビッド・スタイン博士が開発した人型兵器二号。一号の改良版で二足歩行。一号より優秀な思考型コンピューターを搭載し、ダイヤモンドと同じ硬度を持つ特殊装甲で身を纏い、頭部の単眼からは高出力のビームを射出する。その機動力で平八を苦戦させるも、頭部に集積回路を集中させすぎ、単眼のレンズが最も装甲が脆い事を平八に突かれて敗北、平八の手により手動操作に改造されてアメリカ軍を翻弄するも、自爆装置により大破した。 陸式土中戦車「羅漢」 金造率いる羅漢の兵器開発担当者が製造した試作戦車。砲台に装備したドリルで地上の敵に見つかることなく地中を時速50キロで走行でき、位置座標システムで目的地まで迷う事なく進む事が出来るが、地上の様子を見るためにはどうしても姿を出さなければならず、運悪く敵兵力であるオランダ軍と遭遇し、その機動力を生かして善戦するも、不意を付かれて被弾し大破した。 オートジャイロ 寺崎率いる海軍軍事兵器研究部が製作した、世界初のヘリコプター。大型燃料タンクを装備する事により日本と中国を往復飛行する事も可能。富樫がテストパイロットとして使用している。 ポリュープ一号 ドイツ第三帝国が開発した水陸両用兵器。タコ型の機体で8本の触手で攻撃し、触手から高圧電流を流す事ができる。天下無双号の強襲用ドリルにより大破した。 ポリュープ二号 ドイツ第三帝国が開発した水陸両用兵器二号。触手はないが砲門を装備し、天下無双号の艦橋を破壊した。
※この「作中に登場する兵器」の解説は、「天下無双 江田島平八伝」の解説の一部です。
「作中に登場する兵器」を含む「天下無双 江田島平八伝」の記事については、「天下無双 江田島平八伝」の概要を参照ください。
- 作中に登場する兵器のページへのリンク