仮面ライダーアクア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:14 UTC 版)
「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX」の記事における「仮面ライダーアクア」の解説
湊ミハルがアクアドライバーを使用して変身する、水や水蒸気を力の源とする未来の仮面ライダー。「水の戦士」とも呼ばれる。 全身にマナスアクアと呼ばれる水分で活性化する生体強化リキッドをアクアドライバーで循環させることで身体能力を向上させ、周囲の水分を吸収することでさらに能力を上昇させるらめ、水や海の近くでは強力な力を発揮する。徒手空拳での流水のような動きの拳打を得意とし、水上オートバイを模した専用マシンアクアミライダーに搭乗する。 変身プロセスは、アクアミライダーで水上を疾走するミハルが、水流の力を受けてアクアドライバー正面のヴォルトタービンを回転させて起動させることにより、内蔵されたアクアジェネレーターによって全身にスーツが形成されるというもの。2011年で変身したのは1回だけなので、アクアミライダーなしでの変身や水上以外での変身については不明だったが、『仮面ライダージオウ』では水辺ではない場所で変身したことから、アクアミライダーや水の有無に関係なく変身できることが判明した。 「仮面ライダー40周年の現在」にやって来た「40年後の水をエネルギーとした未来の1号ライダー」という設定であり、時代が一回りしたことを表すため、マスクのデザインは仮面ライダー1号をモチーフとしている。スーツは映画『トロン』を意識した未来風デザインで、随所にカーボンクロスを貼りつけて新しい質感を提示している。また、変身ベルトは水力発電のタービン部分をイメージしており、変身時の回転部分には1号のそれと同様の手描き調の発光や効果音が用いられている。 マスクはアップ・アクション用がそれぞれ1個ずつ、スーツはアップ・アクション兼用の1着が制作された。アクション用マスクは水上バイクのアクションを考慮して、視界確保が最優先され、メッシュ状に眼が処理されており、涙ラインには紗が貼り込まれている。アクアドライバーはアップ撮影でも耐えられるようにバックルと青と銀の風車の3ピース構造となっている。ボディースーツは銀の生地に塗装を施している。 アクアミライダーの操縦シーンは水上スキーの元全日本チャンピオンである村尾高明が担当している。 必殺技 どちらも発動時に技名を叫ぶ。いずれもスーツアクターの永徳が考えたワイヤーを使用したライダーキックのアイデアで、『オーズ/OOO』編と『MEGA MAX』編の2つに分けて使用することとなった。 オーシャニックブレイク 水を巻き上げながらスライディングキックを叩き込む。 アクアヴォルテクス 両脚から水を放出しながら跳び回し蹴りを叩き込む。 湊ミハルがポセイドンドライバーにサメ・クジラ・オオカミウオのコアメダルを装填して変身する仮面ライダー。体の配色は頭部が水色、ボディが藍色、脚部がワインレッドとなっており、タトバコンボの補色である。ドライバーのスキャナーは、ドライバー自体がコアメダルの開放装置となっているため、必要としない。 強者との戦闘を求める戦闘狂で、ディーペストハープーンと呼ばれる紅い長槍を使用した荒々しい槍術を得意とし、水色のエネルギー刃を放って攻撃する。水棲生物のメダルを使用しているだけあって水中戦能力は格段に高く、同じ水棲系コンボのオーズ シャウタコンボを凌駕する。必殺技はディープスパウダーとされるが、詳細は不明。また、グリード同様に屑ヤミーの生成も可能。ディレクターズカット版の追加シーンでは両腕から放出するエネルギーで相手を苦しめつつ、自律移動させたディーペストハープーンで敵を切り裂いた後、オオカミウオの頭部を模したエネルギーを纏った回し蹴りによる三段攻撃を披露した。 ポセイドンドライバーと3枚のメダルは40年後の未来で新たなコアメダルを作ろうとした鴻上によるもので、ミハルに託される。ミハルがその力を上手く使いこなせず苦戦していたところ、過去から時間移動してきた無数のコアメダルとセルメダルを体内に取り込んだことにより、真の力が解放される。しかし、同時にドライバー内のコアメダルに意志が芽生えてミハルの意識を乗っ取ったうえ、ミハルの中で成長を続けた果てに媒介とする人間なしでも単独で存在するまでに進化した。 初戦ではバースとプロトバースを圧倒し、最終決戦でもオーズを追い詰めるが、ミハルが新たに変身したアクアには圧倒され、最後はアクアによるオーシャニックブレイクとオーズ タジャドルコンボによるプロミネンスドロップのダブルライダーキックを受けて爆散した。 造形は『仮面ライダーディケイド』に登場した仮面ライダーアビスと方法論となっている。 その他の登場作品 小説『S.I.C. HERO SAGA KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』 鴻上光生が行う「ポセイドンプロジェクト」により誕生。20年後の未来で暴れまわる。大量のセルメダルを取り込み、下半身をオオカミウオそのものへ変貌させる。 この作品では、新たなコアメダルを造ったのは輪島ということになっているが、製作したのはサメ・クジラ・オオカミで、ポセイドンの構成するコアメダルとは別物であり、輪島の造ったコアメダルはリバースドライバーに装填されることによってウィザードリングへ変化した。 ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』 仮面ライダールートの第2話に登場。本作品と同様の状況で登場するが、オーズより先にフォーゼたちと遭遇。仮面ライダー電王や仮面ライダーフォーゼなどについても、知っている描写がある。 ウェブドラマ『ドライブサーガ 仮面ライダーブレン』 謎の軍団「無」の構成メンバーのライダーとして登場。
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