人類軍関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 08:03 UTC 版)
ヘヴンズドア作戦 無印第1期にて人類軍が実行した北極ミールおよびフェストゥムの殲滅を目的として新国連研究者のミツヒロ・バートランドが立案。人類軍の全戦力を2分割し、北極のミールと大気圏外の小ミールに対して同時に攻撃を行うものである。フェストゥムの読心を防ぐため、各部隊は独自の判断で戦う。 これに並行し、竜宮島では第一次蒼穹作戦が実行される。 『EXODUS』において、新国連首脳部が実行しようとする人類救済計画「トリプルプラン」の一つであり、人工衛星の復活も目的に含まれていることが判明した。尚、北極ミールそのものは竜宮島のファフナー隊によって破壊されたものの人類軍にとっての大気圏外ミールの破壊は失敗に終わった。 交戦規定アルファ 『EXODUS』から登場したフェストゥム殲滅を最優先事項とする絶対厳守命令。フェストゥムに同化されるなどして制圧された人間、および土地への攻撃を是とするべく制定された攻撃規定。発令されれば友軍の有無(撤退中含む)、さらには民間人への避難勧告すらない余りの非道さゆえに現場では忌避され、規定により新国連本部の発令は将官クラスの階級が覆そうとしても停止されることはない。 新国連本部および現場単位での発令が可能であり、2150年および2151年にて、それぞれロードランナー率いるフェストゥム群撃退のため発せられた。現場単位では、主にディアブロ型などに同化されたファフナー部隊への対処を目的に発令されている。 シュリーナガル壊滅後に「ノートゥング・モデルの強奪」と「エスペラントを擁するペルセウス中隊の抹殺」を目的に発令されるなど、現在はヘスターにとっての邪魔者を抹殺して「トリプルプラン」とその裏にある計画の隠れ蓑にされている。 トリプルプラン ヘスター・ギャロップ主導の下で実行されようとしている人類救済計画。ミツヒロ・バートランドもこの計画に携わっており、ヘヴンズドア作戦もこれに含まれる。「フェストゥムを殲滅して人類の生存圏を確保し、さらなるフェストゥム襲来に備える」ものだが、長年の戦いに伴う人類軍の疲弊や度重なる交戦規定アルファの発令で行われた核攻撃による各地の焦土化で、生存圏の確保も敵の殲滅もできず、犠牲者を増やす一方ですでに破綻寸前である。にもかかわらず、方針を変えないヘスターを疑うバーンズは内定の末、このプランの真実に気付く。シャッター作戦 人類の生存圏を確保するためにシールド発生装置による防壁を築き、フェストゥムの封じ込めを試みた。しかし、現在シールド発生装置は機能しておらず、ただフェストゥムの密集地を作っただけに終わった。 ヘヴンズドア作戦 北極の最終作戦であり、人工衛星の復活を目的としている。上空のコア破壊には成功するも、最大の目的である人工衛星復活は失敗したと公表されているが、実際は新国連本部が衛星通信の恩恵を独占するために成功を隠蔽し、打ち上がった宇宙ステーションを作戦にて入手したミールと同化させたことでアザゼル型・ベイグラントへと変異させており、ミツヒロが研究していたフェストゥム由来の技術をも活用するための要塞としている。 アルファ作戦 北極ミールの消滅後も存在し、活動を続けるフェストゥムの殲滅を目的としている。交戦規定アルファとも関わりが深いと思われる。 第四プラン・赤い靴作戦 トリプルプランの正体。新国連は始めからトリプルプランを成功させる気などなく、本来の目的は「フェストゥム因子に感染しない特異体質者5万人を除く20億の人間をフェストゥム共々殲滅することで、地球上からフェストゥム因子を消滅させる」、事実上の人類滅亡・選別作戦。対話を行う竜宮島とエスペラントを擁するペルセウス中隊はこのために抹殺対象とされた。 実際にフェストゥムと戦う人類軍にとっては到底容認できるはずもなく、副官のディランを通してこれを知ったバーンズは阻止すべくヘスター及びその側近達を暗殺しようとするが、パペットであるディランによって見透かされ、失敗してしまう。しかし、計画遂行に必要なベイグラントを制御するプロメテウスがジョナサンを利用して蜂起、さらに太平洋生存圏の人類軍がバーンズを傀儡君主として新国連から独立する形で奪われたために、計画は破綻した。 パペット 新国連のヘスター一派がミツヒロの研究をもとに、強奪した第三アルヴィスことアトランティス(海神島)のコアから作り出した分身。コアと同期しているアザゼル型・ベイグラントに干渉し、情報送信及びその操作を行うといったインターフェイスとしての役割を果たす。様々な形で生み出され、その中でヒト型の個体として生み出されたものに、ジョナサン・ミツヒロ・バートランドやディラン・バーゼルが該当する。 コアに干渉することで人格を発生させ、ヒトのように振舞わせることも可能(ただし強引に操作した場合、人格はいずれ崩壊する)であり、これにより植え付けられた人格によって活動することで、彼らのベイグラントへの干渉はエスペラントの読心能力を回避することができる。しかし新国連が研究段階でパペットへの人格の発生から崩壊およびリセットを繰り返したことで、ベイグラントのミールがこれを生と死のサイクルと認識、発生したゴルディアス結晶の成長を招くという事態が発生している。 プロメテウスの岩戸 新国連ダーウィン基地に設置された、第三アルヴィス(海神島 / アトランティス)のコアを拘束・機械的制御するための施設。のちにコアが蜂起したことで放棄された。 ミールそのものはプロメテウスと共に姿を消し、『THE BEYOND』でベイグラントのゴルディアス結晶と合流…赤い月と称されるフィールドを大気圏外で発生させる。
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