主なイェーガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:39 UTC 版)
「パシフィック・リム (映画)」の記事における「主なイェーガー」の解説
機体名世代国籍初出動全高重量怪獣討伐数機体色ジプシー・デンジャー第3世代 アメリカ 2017年 79m 1,980t 5→8体 青 ストライカー・エウレカ第5世代 オーストラリア 2019年 76m 1,850t 11→12体 白みがかった灰色 クリムゾン・タイフーン第4世代 中国 2018年 76m 1,722t 7体 赤 チェルノ・アルファ第1世代 ロシア 2015年 85m 2,412t 6体 緑がかった灰色 ジプシー・デンジャー(英:Gipsy Danger) 初出動日2017/07/10 OS:ブルー・スパーク4.1 動力源:ダブルコア・リアクター 主兵装:I-19プラズマキャノン エルボーロケット チェーン・ソード パイロット (改修前)左脳:ローリー・ベケット 右脳:ヤンシー・ベケット (改修後)左脳:森マコ 右脳:ローリー・ベケット アメリカで建造されたイェーガーで、物語登場時点でやや古参に入る機体。近距離格闘戦を主に設計されている。格闘戦で怪獣にダメージを与えたのち、左右腕部に内蔵されたプラズマ砲「プラズマキャスター」を至近距離で撃ちこんで倒すという戦法を取るほか、胸からは熱線「ポイント・ブランク・ブラスト」を発射できる。2020年に怪獣ナイフヘッドとの戦いで大破したが機体は後に回収されており、5年後には香港で修復と改修が行われた。その際、動力源の強化が行われ、プラズマキャノンのチャージ時間が短縮され16連発出来るようになった。また、新たな武装として肘部にパンチ力を増幅するためのロケット推進機「エルボー・ロケット(※日本語吹き替え版では『ロケットパンチ』に変更されている。ローリーの吹き替え音声担当である杉田智和によると、吹き替え現場では『ここはロケットパンチだろう!』と盛り上がったようである。また、中国での劇場公開時には「天馬流星拳」と翻訳されたが、のちに製作会社からクレームが入っている。)」と普段は蛇腹剣である「チェーンソード」が両腕に追加装備されている。旧式であるが故に動力は原子力であり、核リアクターを2つ備える(第1世代を除く)唯一の機体。また、放射線対策が施されている(日本語訳では回路がアナログ式の)ために電磁波の影響を受けず、EMP能力を持つ敵に対する唯一の有効手段でもある。 ジプシー・デンジャーのデザインについてデル・トロは、「エンパイア・ステート・ビルディングとジョン・ウェインを組み合わせたイメージ」とインタビューで語っている。 ストライカー・エウレカ(英:Striker Eureka) 初出動日2019/11/2 OS:アービター タック・コン12 動力源:X16スーパーセル・チャンバー 主兵装:胸部AKMランチャー (AntiKAIJUmissile) 通称エア・ミサイル スティング・ブレード ブラス・ナックル パイロット ハーク・ハンセン スコット・ハンセン(前期) チャック・ハンセン(後期) スタッカー・ペントコスト(ハークと交代) オーストラリアで建造されたイェーガー。登場するイェーガーの中では最新鋭かつ唯一の第5世代機であり、パワー、スピード、装甲共に最高クラスの性能を持ち、10体以上の怪獣を討伐している高い実力を誇る。そのため怪獣への反攻作戦では中核をなす存在であり重要視されている。背部には姿勢制御用のスタビライザーである「エンジェル・ウィング」を持つ。武装は両腕に収納されている二股の刃で怪獣の甲殻を焼き切る「スティング・ブレード」、拳に装備され、イオンにより怪獣を麻痺させる「メリケンサック」、胸部に内蔵された高い火力を持つ6連発ミサイルランチャー「エア・ミサイル」。ゲーム版では、小型で連射が可能なプラズマ砲も装備している。最新型は原子炉を搭載していないため放射線対策が施されておらず(日本語訳では回路がデジタル式)、EMPに弱いのが最大の弱点。設定当初は「ジプシー・デンジャー」となる予定であった。 クリムゾン・タイフーン(英:Crimson Typhoon) 初出動日2018/08/22 OS:トリプル・サン・ホライズン・ゲート 動力源:ミッドナイト・オーブ9 主兵装:I-22電漿砲 二連鋸爪 パイロット タン三兄弟(チャン、ジン、フー) 中国で建造されたイェーガー。劇中登場するイェーガーの中ではストライカー・エウレカに次いで新しい新型機。3人乗りという珍しい操縦システムのイェーガーで、2名は他のイェーガーと同じパイロットであり、残り1名は哨戒を受け持つ。右腕部を二股に分離させることで腕が3つに増えるのも特徴。脚部にも膝の下にもう1つ逆関節がついている。機動性とジャンプ力に優れており、更に腰部が360°旋回できるためトリッキーな戦闘が可能である。武装は左腕に内蔵されたプラズマ砲と右の2本の腕にそれぞれ装着された回転ノコギリ。パイロットのタン兄弟が編み出した「雷雲旋風拳(サンダークラウド・フォーメーション)」を必殺技として持つ。ゲーム版では液体窒素噴射砲も装備している。頭部がモノアイになっており、これは映画『2001年宇宙の旅』に登場するコンピューター、HAL 9000がモデルになっている。機体色は他の登場イェーガーとは違い、赤と黒に金の縁取りなど中国をイメージした派手なカラーリングである。また、左の胸には「暴風赤紅」と書かれている。 チェルノ・アルファ(英:Cherno Alpha) パイロット:サーシャ・カイダノフスキー、アレクシス・カイダノフスキー ロシアで建造されたイェーガー。過去に多数製造されたイェーガーの初期型であり、登場するイェーガーの中では最古参にあたる。近接戦闘型で旧型ではあるがウラジオストクの拠点を6年に渡って防衛し続けた実力を持ち、重装甲とパワーで相手を叩きのめす。武装は腕部に装備された高圧電流発生装置で、腕部を伸縮させて電撃をのせたパンチを叩きこむ「テスラ・フィスト」。ゲーム版では電撃や火炎放射も使用している。他のイェーガーと違い動力源を背負った形をしており、コクピットは胸部にあるように見える。そのため頭部が非常に大型だと間違えられるのが特徴。一見安全に見えるが他のイェーガーと違って脱出機構を備えていない為負けたらパイロットは死ぬしかない。
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