ワクチンの種類
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「ワクチン」も参照 生ワクチン 生きた病原体の毒性を弱めたもの。ロタウイルス感染症、結核、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、黄熱病 など。生の病原体を入れるため、接種した病原体により軽い症状(副反応)が出ることがある。 接種後は4週(中27日)以上の間隔をあけて別のワクチンを接種する。 不活化ワクチン 死んで毒性を失った病原体の成分のみのもの。B型肝炎、ヒブ感染症、小児の肺炎球菌感染症、百日せき、ポリオ、日本脳炎、インフルエンザ、A型肝炎、狂犬病など。ワクチンの効果は弱いため、何度かの接種が必要になることが多い。 接種後は1週(中6日)以上の間隔をあけて別のワクチンを接種する。 トキソイド 菌が発生する毒素を取り出し、それを無毒化したもの。ジフテリア、破傷風(はしょうふう)など。不活化ワクチンと同じくワクチンの効果は弱いため、何度かの接種が必要になることが多い。病原体そのものを攻撃する抗体を作らせるわけではないので、厳密にはワクチンに含めないという考え方もある。 接種後は1週(中6日)以上の間隔をあけて別のワクチンを接種する。
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ワクチンの種類
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「ヒトパピローマウイルスワクチン」の記事における「ワクチンの種類」の解説
2006年に、米国メルク社による、HPV 6・11・16・18型に対する4価ワクチン「ガーダシル」 (Gardasil)が、アメリカ合衆国で6月、欧州で9月に発売された。 その翌年2007年5月に、競合他社であるフランス・グラクソスミスクラインのHPV 16・18型に対する2価のワクチンの「サーバリックス」 (Cervarix)が、オーストラリアで初めて承認され、同年ヨーロッパでの承認が続いた。両社の製剤は、いずれも世界約130か国で承認されている。 2014年9月には、HPV 31・33・45・52・58型に追加対応とした9価ワクチンの「ガーダシル9」が、アメリカ合衆国で9-26歳の男女への接種が認可された。ガーダシル9によって、HPVの原因となるウイルス型の90%がカバーされる。なお、がん研有明病院によると日本ではHPV52型、58型ががん組織から高率に見つかる傾向がありこれらをハイリスクHPVととらえる見解がある。
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ワクチンの種類
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腫瘍抗原ワクチンには、細胞ベース、タンパク質またはペプチドベース、または遺伝子ベース(DNA/RNA)のものがある。
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ワクチンの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 19:48 UTC 版)
「COVID-19ワクチン」の記事における「ワクチンの種類」の解説
2021年1月時点、COVID-19に対する有効なワクチンを作成するために、9つの異なる技術プラットフォーム(多数の候補の技術が未定義のまま)が研究開発中である。 臨床試験中のワクチン候補のプラットフォームのほとんどは、COVID-19感染の主要抗原としてのコロナウイルススパイクタンパク質とその変異体に焦点を当てている。2020年に開発されたプラットフォームには、核酸技術(ヌクレオシド修飾メッセンジャーRNAおよびDNA)、非複製ウイルスベクター、ペプチド、組換えタンパク質、弱毒化ウイルス、不活化ウイルスなどがある。 COVID-19のために開発されている多くのワクチン技術は、インフルエンザを予防するために既に使用されているワクチンとは異なり、COVID‑19感染メカニズムの精度を高めるために「次世代」戦略を使用している。いくつかの合成ワクチンでは、2P変異を利用してスパイクタンパク質を融合前構造に固定し、ウイルスがヒトの細胞に付着する前に免疫応答を刺激する。開発中のワクチンプラットフォームは、抗原操作の柔軟性を高め、医療従事者、高齢者、子供、妊婦、免疫力が低下している人など、COVID-19の感染しやすい人々の感染メカニズムをターゲットとした効果が期待できる。。 SARS-CoV-2タンパク質を形成して免疫反応を促すための3種類のワクチンを示す概念図。(1)RNAワクチン、(2)サブユニットワクチン、(3)ウイルスベクターワクチン SARS-CoV-2に採用されているワクチンのプラットフォーム。全ウイルスワクチンには、弱毒化されたウイルスと不活性化されたウイルスの両方が含まれる。タンパク質およびペプチドサブユニットワクチンは通常、免疫原性を高めるためにアジュバントと組み合わされる。SARS-CoV-2ワクチン開発では、三量体のスパイクタンパク質全体、または受容体結合領域(RBD)などの構成要素を使用することに重点が置かれている。複数の非複製ウイルスベクターワクチンが開発されており、特にアデノウイルスに焦点が当てられている。一方、複製ウイルスベクターのコンストラクトはあまり重視されていない。
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