ローディス人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:32 UTC 版)
「タクティクスオウガの登場人物」の記事における「ローディス人」の解説
実際には様々な民族が混在しているが、ヴァレリアの北方にあるガリシア大陸にある「ローディス教国」の領土を出身とする人々をまとめて「ローディス人」と呼ぶ(これはゼノビア人も同様)。ローディス教国はローディス教を国教とした宗教国家であると同時に強大な軍事大国でもあり、暗黒騎士団を含めて16の騎士団が存在する。なお、ローディス教国は元々小さな島国であるヴァレリアの覇権に興味は無く、騎士団もバクラム人からの要請を受けたことや、別の目的のために滞在しているだけである。 ランスロット・タルタロス(暗黒騎士ランスロット) 声 - 速水奨 ローディス教国教皇サルディアン直属の騎士団である暗黒騎士団「ロスローリアン」の団長(デステンプラー)。教皇の片腕的存在と言われる。また、ロスローリアンはローディス教国にある16の騎士団の中でも最強と謳われる。ある情報を握るとされる神父を拉致するため、表向きは「反乱分子の排除」を謳いデニム達の住む港町ゴリアテを襲撃する。作中では聖騎士ランスロットと同じ名前であるため、解放軍側からは途中から姓であるタルタロスの方で呼ばれることがある。 後にゲームボーイアドバンスで発売された『タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis』の主人公アルフォンスは若き日の彼である。 バールゼフォン・ヴァン・ラームズ(暗黒騎士バールゼフォン) 声 - 立木文彦 ロスローリアンのテンプルコマンドにしてナンバー2。ローディスの神都ガリウス出身。ローディスの武門の名家ラームズ家の現当主。タルタロスが最も信頼を置く人物で、騎士団を土台から支える。また、ローディス本国の元老院とのパイプ役も担っている。ハボリムの実兄で、ハボリムが死亡(消息不明)した後に、オズマの婚約者となる。元々は父・ヴォグラス准将の命でスパイとしてロスローリアンに潜り込んだが、その過程でタルタロスに心酔し、暗黒騎士団側に寝返った過去を持つ。SFC版では戦うことはないが、『運命の輪』では戦う機会がある。 ヴォラック・ウィンザルフ(暗黒騎士ヴォラック) 声 - 八戸優 ロスローリアンのテンプルコマンドにしてナンバー3。人種、出身地不明。タルタロスからはバールゼフォンに次ぐ腹心の部下として信頼を置かれてはいるが、騎士団に入団した経緯や自身の軍歴などは全く不明。姓の「ウィンザルフ」は、ヒカシュー大将軍や、その娘でありゼノビア国王トリスタンの妃となった聖騎士ラウニィー(両名とも『伝説のオウガバトル』に登場)を輩出したハイランドの武門の名家と同じものだが、その一族と関係があるのかどうかは不明。 SFC版では、アラインメント、L。エレメント、風。得意武器、剣。特殊攻撃「ライアットバーン」という隠し設定が存在している。 マルティム・ノウマス(暗黒騎士マルティム) ロスローリアン所属のテンプルコマンド。神都ガリウス出身。「手を汚さずに」をモットーに生きる。頼りなさそうな外見でいつも軽口を叩いているが、実際はそれらからは想像出来ないような狡猾さと残忍さを持ち合わせており、「羊の皮を被った狐」と称される。一対一でギルダスを破るほどの力を持っている。ゴリアテを襲撃した暗黒騎士の一人でもある。 バルバス・ダド・グース(暗黒騎士バルバス) ロスローリアン所属のテンプルコマンド。ローディスの辺境ボウマス出身。過去に自分の上官を殴り殺したことで裁判に掛けられ、処刑されそうになったがタルタロスに助けられる。残忍さと凶暴さが取り柄の巨漢であり、戦いたいがために騎士団の命令を逸脱した行動を取ることもある。ランスロットのゴリアテ襲撃にも参加しており、Lルートでは、ヴァイスの父親の仇であることが判明する。 オズ・モー・グラシャス(暗黒騎士オズ) ロスローリアン所属のテンプルコマンド。神都ガリウス出身。名門・ザナム士官学校を首席で卒業したエリート。ガナン光師団の三個連隊の長を3年間務めた後、ガリウス魔導院の強い意向でロスローリアンに配属されることになった。サディスティックな性格の持ち主である。シスターコンプレックスの傾向が強い。 オズマ・モー・グラシャス(暗黒騎士オズマ) ロスローリアン所属のテンプルコマンド。神都ガリウス出身。ロスローリアンのテンプルコマンドの紅一点。オズとは二卵性双生児の姉弟という間柄。武術だけでなく魔導にも精通している魔法戦士である。また、暗黒騎士の中で唯一水地形に入ることができるキャラでもある。ブラザーコンプレックスの傾向が強い。 『運命の輪』ではハボリムの元婚約者であったという設定が加わった。ハボリムの失踪後はバールゼフォンの婚約者になっている(オズマはハボリムが生きていることを知らない)。『運命の輪』Lルートでは、展開次第で仲間にできるようになっている。 アンドラス・ガフラヌ(暗黒騎士アンドラス) ロスローリアン所属のテンプルコマンド。ローディスの辺境ニーマラン出身。かつて隆盛を極めたニルダム王家の末子で、ローディスに組み込まれる以前はボルマウカ人であった。剣術よりも鍛え上げられた自らの肉体を武器にしての肉弾戦を好む。また、警戒と分析を怠らない戦略家でもある。自国を滅亡に追いやったローディスに対し深い憎しみを抱いているが、ローディスに力を貸せば残った民には手を出さないという盟約を交わし、自ら人質となり騎士団に身を置いている。デニム達との戦いで敗北するが、団結の大切さをデニムに伝え息絶えた(ニルダム王国がローディスの甘言に傾く反戦派と抗戦派に分裂、内戦にまで発展、その隙を突かれての王国滅亡の歴史から)。 ハボリム・ヴァン・ラームズ(剣聖ハボリム) 暗黒騎士バールゼフォンの弟で、「剣聖」と呼ばれる盲目の剣士。兄と同じく神都ガリウス出身のローディス人。暗黒騎士団を弱体化させるために、父ヴォグラスにより兄と共に暗黒騎士団にスパイとして潜り込んだが、バールゼフォンは暗黒騎士団に寝返ってヴォグラスを殺害し、その後教皇派に協力的ではなかった母親も毒殺した。その罪を着せられたハボリムは両目を潰された挙句、ローディス国外へ追放された。仇である兄を討つためにヴァレリア島を訪れている。回想シーンでは失明する前のハボリムを見ることができる。 デニム達と初めて対面した時は、ハボリム・ヴァンダムという偽名で素性を隠しており、過去の話は特殊なイベントを発生させた際にのみ判明する。 ヴォグラス・ヴァン・ラームズ(ヴォグラス准将) バールゼフォンとハボリムの父で、5つの騎士団を従えるVIP。教皇派の権力が強大化することを恐れ、ロスローリアンの権力を縮小しようと画策するが、スパイとして潜り込ませたはずの実の息子バールゼフォンに殺害される。ハボリムの回想シーンでのみ登場する故人である。
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