バカラ一行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:23 UTC 版)
「ビックリマン2000」の記事における「バカラ一行」の解説
バカラ軍曹→バカラ伍長→バカラ大将 声 - 入江雅人 通称バカラ。悪魔軍の軍人で、幾度となくタケルたちと出会う巨漢の悪魔。ゲンカク番長と時幽心コマチの息子。 たくさんの肩書きを持っており、名乗り口上のときに毎回異なる肩書きを名乗る。肩書きは長くて複雑なものも多く、基本的に毎回テロップが表示される。 飛行艇ガスベラスを操り、ピンゾロイドとダンディーラーを引き連れる。タケルを「少年」と呼び、正々堂々とした戦いを好み、曲がったことが大嫌いという悪魔らしからぬ性格。実際にタケルを簡単に圧倒するなど、かなりの実力を持つものの割と抜けた面も持っているために作戦の詰めが甘く、最後には逆転されてしまうことがほとんどだが、どこか憎めない人物。悪魔には感染しないはずのデビルウイルスによって風邪の症状を引き起こしていた。下位の者たちからは「悪魔の中の悪魔」と慕われているが、上位の者たちからは疎まれており(特に動ピングラマーを除くワルサ四天王)、メカニカルゾーンのピンゾロイド達を廃棄処分にしようとする、ワルサ四天王・暴満漢の作戦を妨害した事から暴満漢の怒りを買い、「伍長」へ降格となる。カリスマデビルXに絶対服従を誓っていたが、その真意を知った後は離反し、タケルたちに協力する。普段はバズーカを武器としている。父ゲンカク番長から「漢力」を受け継いでおり、普段は眼帯をすることでそれを封じている。それが解き放たれた時、「ワルサ四天王」を一撃で屠るほどの強大な戦闘力を発揮する。 「凶悪魔」では大将として登場。本来は輝ヘッドに入る予定だったが断っている。凶悪魔編の前にダンディーラーと結婚し、娘チップが生まれてからは一家の大黒柱となっている。チップの前では親バカ。 ゲンカク番長と時幽心コマチの子として生まれるが、「漢力」を受け継いでいる事を「トリスダルナ」に知られ、赤子の頃にゲンカク番長達を暗殺されてシネス皇帝に引き取られた。そしてシネス皇帝の下で忠実な悪魔軍の軍人として鍛え上げられた。 ダンディーラー 声 - 入絵加奈子 悪魔軍に所属する女性の魔守で、バカラの部下の一人。 元々はとあるゾーンの場末の酒場のしがない歌手だったが、そこで出会ったバカラの人柄に惹かれ、悪魔軍入りした。バカラ直属の部下として、持ち前の頭脳で補佐する。バカラやピンゾロイド2号と共にデビルウイルスの影響を受けていた。次界卵編と凶悪魔編の間にバカラと結婚しており、間にチップが生まれる。凶悪魔編以降は性格がやや穏やかになったが、「おばさん」や「チップのお母さん」と呼ばれると怒る。バカラとピンゾロイドいわく「まだ若い子持ちの女性に「おばさん」や「(自分の)娘のおかあさん」と呼ぶのは禁句である」とのこと。コミック版では、ピンゾロイドと同じくバカラのことを「バカ・ラ様」と区切って呼ぶ癖がある。番組のエンディングテーマを担当したこともある(ダンディーラー「哀のテーマ」)。 ピンゾロイド→ピンゾロイド2号 声 - 八十田勇一 悪魔軍に所属するロボット魔守で、バカラの部下の一体。メカニカルゾーン出身の同型が多数存在するが、このピンゾロイドは規格外れ(胴体を構成するサイコロが前後逆になってしまっている)であり、性能面でも劣っていたために廃棄寸前だった。しかし根性だけは人一倍。そこをバカラに気に入られ、部下として引き取られる。 語尾は「ピン」。バカラの名前を言う時に「バカ・ラ様」と区切って呼んでしまう(ひどい場合、バカの部分を強調する)ため、バカラに「区切るんじゃねぇ!」と殴られることもしばしば(バズーカを用いた砲撃でバラバラにされてしまうことも)。物語序盤でバカラを庇って、タケルの「天源核」に飲み込まれて消滅したが、その次の話からはメモリーを新ボディに移植したピンゾロイド2号として登場する(2号のボディも胴体のサイコロが前後逆になった規格外れである)。 2号は語尾が「ゾロ」に変わり、区切って呼ぶことは無くなったが、代わりに「バカ、バカ、バカ、バカラ様」と名前を何度もスクラッチして(ドモって)しまうため、「スクラッチすんじゃねぇ!」と殴られたり砲撃されたりと結果的に前よりひどくなった(初登場の際にはバカを10回以上繰り返して呼んだ)。 ロボットであるため邪伝子の影響を受けなかった。また、バカラやダンディーラー同様デビルウイルスに感染していた。 ポーカード / ジョーカード 声 - 高橋広樹 物語中盤でバカラの元へ配属された悪魔軍の魔守。 カリスマデビルを崇拝しており、デビル復活に尽力する。そのため、実際に忠誠を誓っているのはバカラではなくカリスマデビルであり、バカラと行動を共にしながら、陰ではバカラの悪口を言ったり勝手に悪魔などタケルたちに仕向けてくる。実に悪魔らしい性格で、仲間を見捨てることに何の抵抗も無い。常に冷静な態度をとっているが、たまに目立ちたがり屋な所を見せる。ポーカードでいる間は表情も感情もほとんど動かない鉄面皮だが、その正体であるジョーカードでいる間は、道化じみた言動をし、けたたましい笑い声をあげる軽薄な性格となる。 その正体は「永遠の魔笑」とも呼ばれる混沌の化身である。宇宙が生まれたときからすでに存在し続け、「彼方」との盟約を結び破壊を司る存在としていたが、退屈しのぎで盟約を破りデビルに接触して全時層を「終滅」で満たそうとしている。ジョーカードは命を持たず、持つのは永遠のみとされ、次界卵編で倒されたかと思われていたが、実際は何の支障もなく現存しており、『集中豪無編』で再び登場する。 魔助チップ(まじょチップ) 声 - 松本美和 バカラの娘で魔守。まだ幼いため舌足らずな口調で喋り、バカラを「パパ」と呼ぼうとして「ばか~」と発音してしまうが、親バカなバカラは気にしていない。
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