タトラKT4
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タトラKT4は、かつてチェコスロバキア(現:チェコ)のプラハに存在したČKDタトラが製造した路面電車車両(タトラカー)の1つ。急カーブや急勾配など厳しい条件下の路面電車路線向けに開発され、東ドイツやソビエト連邦を始めとする社会主義国家(東側諸国)に導入された[2][5]。
注釈
出典
- ^ a b c Light Rail Transit 1976, p. 136.
- ^ a b c d e Light Rail Transit 1976, p. 141.
- ^ a b c d e f 鹿島雅美 2007a, p. 146.
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- ^ Ryszard Piech (2008年9月26日). “Tramwaje w Poczdmie” (ポーランド語). InfoTram. 2020年1月21日閲覧。
- ^ やまだトシヒデ「第6章 路面電車の世界」『ポケット図解 韓国の電車と地下鉄をとことん楽しむ本』秀和システム、2012年8月31日、235頁。ISBN 978-4798034881。
- ^ a b 鹿島雅美 2007b, p. 137.
- ^ Ryszard Piech (2018年9月19日). “Трамвай «Tatra KT4DtM» скоро выйдет на линию и в Запорожье” (ロシア語). ПАССАЖИРСКИЙ ТРАНСПОРТ. 2020年1月21日閲覧。
- ^ a b c 鹿島雅美 2007b, p. 138.
- ^ “V OSTRAVĚ BYLA DOKONČENA PRVNÍ TRAMVAJ PRO TALLINN” (チェコ語). Československý Dopravák (2017年6月17日). 2020年1月21日閲覧。
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- ^ “KT4UA „VINWAY“ – NOVÁ VERZE ČESKÉ TRAMVAJE NA UKRAJINĚ” (チェコ語). Československý Dopravák (2016年9月6日). 2020年1月21日閲覧。
- ^ “VYBRANÉ TROLEJBUSOVÉ A TRAMVAJOVÉ INVESTIČNÍ AKCE NA UKRAJINĚ (2)” (チェコ語). Československý Dopravák (2018年1月22日). 2020年1月21日閲覧。
- ^ Дар'я Гоц (2017年12月8日). “Наступного року Вінниця випустить ще два трамваї VinWay” (ウクライナ語). VeжА - Новини Вінниці. 2020年1月21日閲覧。
- ^ Libor Hinčica (2017年11月2日). “ZAJÍMAVÉ RETRO TRAMVAJE KT4 V ESTONSKÉM TALLINNU” (チェコ語). Československý Dopravák. 2018-◎-×閲覧。
- 1 タトラKT4とは
- 2 タトラKT4の概要
- 3 導入までの経緯
- 4 導入都市
- 5 改造
- 6 脚注
タトラKT4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 14:13 UTC 版)
詳細は「タトラKT4」を参照 かつてチェコスロバキア(→チェコ)に存在した鉄道車両メーカーのČKDタトラ(←タトラ国営会社スミーホフ工場)が製造した路面電車車両(タトラカー)のうち、リヴィウ市電を始めとする車両限界が狭い、軌間が狭軌(1,000 mm)である、等の条件を抱えた路線へ向けて開発された小型2車体連接車。急曲線にも対応可能な構造となっている他、総括制御による連結運転も可能である。2020年現在以下の車種が在籍しており、リヴィウ市電の主力形式として活躍を続けている。 KT4SU - リヴィウ市電には1976年から1988年までに145両が導入され、東ドイツ製の旧型電車を置き換えた他、2012年にウクライナのヴィーンヌィツャ市電(ヴィーンヌィツャ)から2両が譲渡されている。また、2016年以降、市電工場で1両あたり50万フリヴニャを用いた延命・更新工事が進行しており、前面・側面窓や内装、台車の交換が実施されている他、将来は中間に低床構造の車体を追加する事も検討されている。 KT4D - 東ドイツ(現:ドイツ)向けに製造された車種。そのうちエアフルト市電(ドイツ語版)(エアフルト)とゲーラ市電(ゲーラ)で使用されていた車両、合計27両が2017年から2013年にかけてリヴィウ市電に譲渡された。 KT4DM - ドイツ(旧:東ドイツ)のベルリン市電(ベルリン)に導入されたKT4Dに対し、電気機器の交換を始めとした更新工事を実施した車両。超低床電車の増備によって余剰となった車両は各都市への譲渡が積極的に行われており、リヴィウ市電にも2018年までに30両が譲渡されている。 タトラKT4D 市電工場で更新工事が実施された車両
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タトラKT4
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「カリーニングラード市電」の記事における「タトラKT4」の解説
車両限界が狭い地域や狭軌の路線網向けにČKDタトラが開発した小型2車体連接車。カリーニングラード市電には1987年から1994年まで導入された新造車両のタトラKT4SUと1990年代にドイツ(旧:東ドイツ)のコトブス市電(ドイツ語版)から譲渡されたタトラKT4Dが存在し、2020年現在両者とも在籍している。 「タトラKT4」も参照
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タトラKT4
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車両限界や曲線半径が狭い地域に向け、チェコスロバキア(現:チェコ)のČKDタトラが製造した路面電車車両・タトラカーの1形式。各車体に1台のボギー台車が設置された2車体連接車で、連接部分に特殊な構造を用いる事で、曲線走行時でも車体のはみ出しが抑えられている。 タリン市電では1981年から1990年にかけて、ソビエト連邦向けのKT4SUが計73両導入された。これにより、最後まで使用されていた東ドイツ製の路面電車車両であるG4-61(ゴータカー)が置き換えられた。一方、長年の酷使によって老朽化が進行した事や車両本数の増加に対応するため、1996年以降は2013年まで、以下のドイツ(旧:東ドイツ)各都市で使用されていたKT4Dの譲渡が実施され、KT4SUの一部車両が廃車された。 1996年 - ゲーラ市電:9両 2004年 - コトブス市電(ドイツ語版)、ゲーラ市電:10両 2006年 - フランクフルト(オーダー)市電、エアフルト市電(ドイツ語版):7両 2007年-2013年 - エアフルト市電:31両 2015年以降は後述する超低床電車(ウルボスAXL)の導入による置き換えも進行し、2019年の時点で原型のまま残存する車両は30両となっているが、2020年代以降の超低床電車増備に伴いこれらの車両は全て廃車される予定である。その一方で、2000年代以降下記のような部分超低床電車への改造や車体・機器更新も行われており、これらの車両については2020年代以降も継続して使用される事となっている。 KT4TM - KT4の電気機器を、チェコの電機メーカーであるセゲレツ(Cegelec)が展開するTVプログレス(TV Progress)に交換し、車体や内装の修繕も同時に実施した形式。2017年以降2両が改造されている。 KT6T→KT6TM - 1軸台車を使用した低床車体を新造し中間に組み込んだ形式。ドイツのミッテンヴァルト機械製造(Mittenwalder Gerätebau)によって2001年から2007年にかけて12両が改造された。2017年から2018年には電気機器の交換やそれに伴う出力増強、車体の修繕、塗装変更など再度の更新工事が施工され、形式名もKT6TMに変更されている。 KT4TMR - 開通130周年を記念し、車体や内装をレトロ調に改造した形式。同時に電気機器の更新も実施された。2017年から営業運転を開始し、6両が在籍する。 「タトラKT4」、「KT6T」、および「KT4TMR」も参照 車内 KT6T(2016年撮影) KT6TM(2018年撮影) KT4TMR(2019年撮影)
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