タトラT2とは? わかりやすく解説

タトラT2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 05:57 UTC 版)

タトラT2は、かつてチェコスロバキア(現:チェコ)のプラハに存在したタトラ国営会社スミーホフ工場(→ČKDタトラ)が製造した路面電車車両タトラカー)。最初のタトラカーとして開発されたタトラT1の改良型として設計され、製造当初は「TII」と呼ばれていた[1][2][3][4][5][6]


注釈

  1. ^ 1964年までにリベレツ市電からの直通路線を除き廃止された[15]
  2. ^ ただし試作車が導入されたプラハ市電に対しては、車両基地の容量不足や変電所の出力不足が要因となり量産車の導入は行われなかった[16][17]
  3. ^ リベレツ市電には他都市からの譲渡車も含めて計23両のT2が使用されていたが、1988年4月23日までに営業運転を終了した。
  4. ^ オストラヴァ市電時代の車両番号は613(→18)、694(→19)。

出典

  1. ^ a b c d e ČKD Tatra (1970). Zuverlässig Wirtschaftlich Shcnell und Sehr Geräuscharm (PDF) (Report). p. 2. 2015年6月7日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月24日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h T2”. Straßenbahnen der Bauart Tatra. 2010年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月24日閲覧。
  3. ^ a b c d e f T2SU”. Straßenbahnen der Bauart Tatra. 2010年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月24日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 服部重敬 2017, p. 105.
  5. ^ a b c d e f g h i j Ryszard Piech (2008年3月4日). “Tramwaje Tatry na przestrzeni dziejów (1)” (ポーランド語). InfoTram. 2020年2月24日閲覧。
  6. ^ a b c Libor Hinčica (2019年12月29日). “TRAMVAJE T2 V KOŠICÍCH”. Československý Dopravák. 2020年2月24日閲覧。
  7. ^ a b 大賀寿郎 2016, p. 56-58.
  8. ^ 服部重敬 2017, p. 104.
  9. ^ Jaroslav Vandas (1969). Učebnice řidiče tramvaje a trolejbusu. Motoristická knižnice, sv. 14. Nadas, t. ST 1. pp. 44 
  10. ^ manil (2017年4月28日). “Nový přírůstek do rodiny retro tramvají DPMB”. bmhd.cz. 2020年2月24日閲覧。
  11. ^ 大賀寿郎 2016, p. 70.
  12. ^ a b 服部重敬「定点撮影で振り返る路面電車からLRTへの道程 トラムいま・むかし 第10回 ロシア」『路面電車EX 2019 vol.14』、イカロス出版、2019年11月19日、97頁、ISBN 978-4802207621 
  13. ^ М.Д. Иванов 1999, p. 180.
  14. ^ a b c Транспортный музей столицы Чехии пополнился новыми экспонатами” (ロシア語). Пассажирский транспорт (2019年6月17日). 2020年2月24日閲覧。
  15. ^ 服部重敬 2017, p. 101.
  16. ^ a b Robert Mara 2009, p. 39-41.
  17. ^ Jakub Heller (2017年3月30日). “Vozy T3 zachránily tramvaje v Praze, teď pojedou na nostalgické lince”. iDNES.cz. 2020年2月24日閲覧。
  18. ^ М.Д. Иванов 1999, p. 193.
  19. ^ 服部重敬 2017, p. 106.
  20. ^ a b c Libor Hinčica (2017年5月4日). “BRNĚNSKÝ DP DOKONČIL OPRAVU TRAMVAJE T2”. Československý Dopravák. 2020年2月24日閲覧。
  21. ^ a b Libor Hinčica (2018年10月5日). “TRAMVAJE T2R V LIBERCI KONČÍ”. Československý Dopravák. 2020年2月24日閲覧。
  22. ^ М.Д. Иванов 1999, p. 199.
  23. ^ a b “Rekonstrukce vozu T2 č. 133”. Dopravní Novinky (Plzeňských městských dopravních podniků, a.s.): 2. (2019-10). https://www.pmdp.cz/WD_FileDownload.ashx?wd_systemtypeid=34&wd_pk=WzE5OTEsWzQ0XV0%3D 2020年2月24日閲覧。. 
  24. ^ DP Ostrava: tramvaje T2R”. seznam-autobusu.cz. 2020年2月24日閲覧。
  25. ^ 服部重敬 2017, p. 107.
  26. ^ Libor Hinčica (2019年12月19日). “OPRAVENÉ TRAMVAJE T2R MÍŘÍ DO PRAHY”. Československý Dopravák. 2020年2月24日閲覧。
  27. ^ Libor Hinčica (2019年2月25日). “PRÁCE NA VOZECH T2R V OSTRAVĚ JSOU V PLNÉM PROUDU”. Československý Dopravák. 2020年2月24日閲覧。
  28. ^ Vůz Boveraclub #17III (Tatra T2R)”. seznam-autobusu.cz. 2020年2月24日閲覧。


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タトラT2

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コシツェ市電」の記事における「タトラT2」の解説

タトラT1改良した2世代目タトラカーコシツェ市電には1958年から1962年にかけて31両(212 - 242)が導入された。同時期に改良実施され修理工場による保守が行われ、長期間渡って活躍したが、T3の導入に伴い1983年から1984年にかけて大部分車両廃車された。残存した4両についてはT3と同型先頭形状への変更含んだ更新工事実施しその後使用されたが、1990年までに全車営業運転から撤退したその後保存車両として1両(234)が残存したものの2004年解体されており、コシツェ市電新規に導入したT2は現存しないが、2001年オストラヴァ市電から譲渡された1両(6191960年製)が動態保存されている。 「タトラT2」も参照

※この「タトラT2」の解説は、「コシツェ市電」の解説の一部です。
「タトラT2」を含む「コシツェ市電」の記事については、「コシツェ市電」の概要を参照ください。

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