TMK 2100
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 08:00 UTC 版)
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TMK 2100
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基本情報 | |
運用者 | ザグレブ電気軌道(ZET) |
製造所 | コンサール、TŽVグレデリ |
種車 | TMK 201、TP-4、TP1-Z(台車、一部機器を流用) |
製造年 | 1994年(試作車) 1997年 - 2003年(量産車) |
製造数 | 16両 |
投入先 | ザグレブ市電 |
主要諸元 | |
編成 | 3車体連接車 |
軸配置 | Bo'-2'-2'-Bo' |
軌間 | 1,000 mm |
電気方式 | 直流600 V (架空電車線方式) |
最高速度 | 58.0 km/h |
編成定員 | 119人(着席45人) (乗客密度4人/m2) |
全長 | 27,300 mm |
全幅 | 2,200 mm |
床面高さ | 900 mm |
主電動機出力 | 60 kw |
出力 | 240 kw |
備考 | 主要数値は[1][2][3][4]に基づく。 |
TMK 2100は、クロアチアの首都・ザグレブのザグレブ市電に在籍する路面電車車両。ユーゴスラビア崩壊後に初めて導入されたクロアチアの国産車両で、製造にあたり旧型車両の機器が一部流用されている[1][2][3][4]。
概要・運用
ユーゴスラビア崩壊後、クロアチアの首都となったザグレブの路面電車・ザグレブ市電では、車両の老朽化が深刻な問題となっていた。だが、当時はユーゴスラビア紛争(クロアチア紛争)を始めとした混乱により資金難に陥っていた事から、同市電を運営するザグレブ電気軌道(ZET)は既存の車両の機器を用いた車体更新車(機器流用車)を導入する事を決定した。そして半年の開発期間を経た後、コンサールとTŽVグレデリによって製造が開始された。これがTMK 2100である[1]。
前後車体に動力台車、連接部分に付随台車が設置された3車体連接車で、ループ線が存在する路線での運用を前提としているため乗降扉は右側面のみに設置されているが、前後車体共に運転台が存在する。車体や電気回路はコンサール、構体や制動装置、補助電源装置、主電動機の冷却装置はTŽVグレデリが手掛けた新造品である一方、台車や主電動機はユーゴスラビア時代に製造された電動車(TMK 201)や付随車から流用されている[1][2]。
1994年9月5日に試作車が公開され、1997年から2003年まで製造された量産車も含めた16両がザグレブ市電に在籍する。この近代化プロジェクトはザグレブの企業が有する高い技術力を示すものとして高く評価され、1998年にクロアチア商工会議所のゴールデン・プラーク賞を受賞している[1][2]。
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f “Tram in Zagreb” (英語). ZET. 2012年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月14日閲覧。
- ^ a b c d ZAGREBAČKI HOLDING d.o.o. (2017-11-17). PLAN PODJELE TRGOVAČKOG DRUŠTVA (Report). pp. 43 2020年6月14日閲覧。.
- ^ a b “TRAMVAJI” (クロアチア語). Končar. 2007年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月14日閲覧。
- ^ a b “TWO-JOINT TRAM TMK 2100” (英語). TŽV Gredelj. 2013年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月14日閲覧。
- ^ Libor Hinčica (2018年11月7日). “CHORVATSKÝ KONČAR MÁ POPRVÉ DODAT TRAMVAJE DO ZAHRANIČÍ”. Československý Dopravák. 2020年6月14日閲覧。
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TMK 2100
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 23:39 UTC 版)
1994年に試作車が製造された3車体連接車。クロアチア独立後初の国産車両で、台車や主電動機など一部の部品は旧型車両からの流用品が用いられた。ZETが主導したプロジェクトの元、クロアチア各地の企業が参加して開発が行われ、1997年から2003年まで製造された量産車も含めて計16両がザグレブ市電に導入された。 「TMK 2100」も参照
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「TMK 2100」の例文・使い方・用例・文例
- その商品は、21000円で即決で売れた。
- 前もって警戒宣言が出されれば,死者の数は2100人にまで減少するかもしれない。
- シャトルは,分解した時,高度6万2100メートルをマッハ18の速度で飛行していた。
- その契約の総額は2100万ドルだった。
- これらの商品の価格帯は200~2100円だ。
- 2007年度には,日本の粗鋼生産量は1億2100万トン以上に達し,新たな記録を打ち立てた。
- 錦織選手は賞金42万2100ユーロ(約6000万円)を獲得した。
- それは想定価格よりはるかに高い金額の20万9000ドル(約2100万円)で売れた。
- 全部で2100席ある。
- TMK_2100のページへのリンク