ツヴィッカウとは? わかりやすく解説

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ツヴィッカウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 09:11 UTC 版)

紋章 地図
基本情報
連邦州: ザクセン州
行政管区:
郡: ツヴィッカウ郡
緯度経度: 北緯 50度43分08秒
東経 12度29分46秒
面積: 102.54 km²
人口:

86,592人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 844 人/km²
失業率: 19.3 % (2006年9月現在)
最低地点: 海抜 241 m
最高地点: 海抜 444 m
郵便番号: 08001-08066 (旧 95xx)
市外局番: 0375
ナンバープレート: Z
自治体コード: 14 5 24 330
市の構成: 5 市区、 35 小街区
市庁舎の住所: Hauptmarkt 1
08056 Zwickau
ウェブサイト: www.zwickau.de
行政
上級市長: ピア・フィンダイス (Pia Findeiß) (SPD)
市議会議席数: 48議席
ムルデ川風景

ツヴィッカウ(Zwickau)は、ドイツ連邦共和国ザクセン州(旧ケムニッツ行政管区)に位置する都市

同州において、ライプツィヒドレスデンケムニッツに続いて第4の規模となる都市で、人口は約9万1000人(2015年)。作曲家ロベルト・シューマンの出生地としても知られる。住民は標準ドイツ語の他に、高地ドイツ語のうち上部ドイツ語に属する上部フランケン語(東フランケン語)を使用することがある。

地勢・産業

ムルデ川沿いに位置する工業都市。エルツ山地の北麓に位置する。近隣の都市としては、約35キロ北西にケムニッツ、70キロ北にライプツィヒ、60キロ南東にチェコカルロヴィ・ヴァリが位置している。フォルクスワーゲンのツヴィッカウ工場が立地しており、2022年ではEV専用工場として稼働している[2]

歴史

7世紀初めにはスラブ人により開拓された。ツヴィッカウの名前は、スラブの神スヴァローグソルブ語派生名であるŠwikawaがゲルマン化したものと考えられている。 13世紀に都市特権を得た。15世紀初頭に火事で一旦壊滅的な打撃を受けたが復興を果たした。 1520年には、マルティン・ルターの推薦を受けたトマス・ミュンツァーが、この街の司祭になっている。 1810年には、ロベルト・シューマンがこの地で生まれた。 第二次世界大戦前は、超高級車メーカーのホルヒが、大戦後は、旧東ドイツ政権下で、この都市を生産拠点としてVEBザクセンリンクがトラバント(東ドイツを様々に象徴する東独製自動車)を盛んに生産した(この2社の生産工場は同じ)。

スポーツ

FSVツヴィッカウ(FSV Zwickau)が、ツヴィッカウを本拠地とするサッカークラブである。旧東ドイツ時代には、DDRオーバーリーガ(東独1部リーグ)で優勝を果たしたこともある強豪であったが、東欧革命・ドイツ統一後は低迷を余儀なくされた。2005年、4部リーグからランデスリーガ・ザクセン(5部リーグ)に降格したが、1期で4部復帰を果たした。

現在はツヴィッカウの一部分であるプラニッツに、かつてSGプラニッツ(SG Planitz)というサッカークラブがあった。ソ連占領下の1947年から1948年にかけてのシーズンで、ソヴィエト占領地区の優勝を手にした。その後、クラブは統廃合や改名を経て、上述のFSVツヴィッカウへと至った。

姉妹都市

脚注

出典

関連項目

外部リンク


ツヴィッカウ (Zwickau)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 13:51 UTC 版)

銀街道」の記事における「ツヴィッカウ (Zwickau)」の解説

ツヴィッカウ炭田呼ばれる炭鉱地帯中央位置しており、古くからザクセン工業地帯中心として栄え旧東ドイツ時代にはトラバント製造メーカーもこの地にあったロマン派作曲家ロベルト・シューマン生地としても知られており、町にはシューマン銅像生家跡が残る。

※この「ツヴィッカウ (Zwickau)」の解説は、「銀街道」の解説の一部です。
「ツヴィッカウ (Zwickau)」を含む「銀街道」の記事については、「銀街道」の概要を参照ください。

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