サディスティック

実用日本語表現辞典

サディスティック

サディスティック（sadistic）とは、他人の苦痛を見ることや、他人に苦痛を与えることから快感を得る性格を指す言葉である。この言葉は、18世紀のフランスの作家マルキ・ド・サドの名前から派生したもので、彼の作品にはこのような性格の人物が多く描かれていた。サディスティックは、心理学の分野でしばしば議論の対象となり、特に異常心理学では、サディズムという病態を研究対象としている。また、現代では、一部のサブカルチャーやエンターテイメントの中で、比喩的な意味合いで使われることもある。

（2023年9月16日更新）

デジタル大辞泉

サディスティック【sadistic】

読み方：さでぃすてぃっく

［形動］サディズムの性向のあるさま。また、残酷なことを好むさま。「—な快感」

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サディズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/04 04:13 UTC 版)

サディズム（ドイツ語: Sadismus 英語: sadism）または加虐性欲（かぎゃくせいよく）は、相手（動物も含む）を身体的に虐待を与えたり、精神的に苦痛を与えたりすることによって性的快感を味わう、また、そのような行為をしている自分を妄想したり相手の苦痛の表情を想像して性的興奮を得る性的嗜好の一つのタイプである。極端な場合、精神的な障害とも見なされ、この場合は性的倒錯（パラフィリア）となる。日本語において、サディズムの資質を備えた人間を指す通俗的な表現として、サドやS、ドＳなどがある。