コンストラクティコンズ(Constructicons)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 18:39 UTC 版)
「トランスフォーマー/リベンジ」の記事における「コンストラクティコンズ(Constructicons)」の解説
コンストラクティコンズは建設車両に変形するディセプティコン。 デモリッシャー / Demolishor 声 - カルヴィン・ウィマー IDナンバー - RD-03 白をカラーリング基調とした油圧ショベル(O&K/テレックス・RH400)に変形するコンストラクティコン。オプティマス・プライムの3倍ほどの巨大な体躯を持ち、人型から逸脱した異形の姿をしている。体の上下についたタイヤを交互に使い分けて走行する。 上海に潜んでいたがNEST部隊に発見され強行突破を試みるも、オプティマス・プライムとアイアンハイドによって阻止される。 製作スタッフの間では「ホイールボット / Wheelbot」のあだ名で呼ばれており、エンドロールでもこちらの名前がクレジットされている。 スクラップメタル / Scrapmetal VOLVOのショベルカーに変形。ロボットモードはスクラッパーに酷似している。 メガトロン復活のためのパーツとするため、ザ・ドクターの指示で無惨にも他のコンストラクティコンによってバラバラに解体されてしまった。 キャラクター名はハズブロ関係者によるニックネームで、元々キャラクター名は存在しなかった。 デバステーター / Devastator 声 - フランク・ウェルカー IDナンバー - RD-16 コンストラクティコンが合体して誕生する巨大トランスフォーマー。頭部及び口を大きく展開する大型吸引装置「ヴォルテックス・グラインダー」であらゆるものを吸い込み、粉砕する。玩具の設定では、デバステーターの名前は惑星サイバトロンにて発生する大型台風の名前にちなんだものであるとされている。 ツインズとの交戦を経てピラミッドに隠されたスターハーベスターを発掘していたが、海軍の機密兵器のレールガンによって撃破された。 コンセプトアートや海外版の玩具では頭部は銀だが、本編では赤くなっている。また、いかにも男性の睾丸を思わせる位置に二つの鉄球がついているなどスタッフの遊び心が見える。前作に登場したエイブラムス戦車に変形するデバステーター(ブロウル)とは無関係。 モチーフや設定はG1シリーズに登場したビルドロンおよびその合体形態であるデバスターそのままだが、今作では合体する個体の数が増えている(コンバイナークラスの玩具では6体、公式発表及びEZコレクションでは下記の7体だが、本編では明らかに7体以上が合体している)。スカベンジャー / Scavenger デモリッシャーの赤い同型体。デバステーターの上半身と両肩(スプリームクラスの玩具では胴体)に変形。ほとんどの玩具やゲームでは「デモリッシャー」と一まとめされている。 ランページ / Rampage 声 - ケビン・マイケル・リチャードソン IDナンバー - RD-06 赤いキャタピラー・D9L・ブルドーザーに変形。キャタピラから変形した両腕のムチとバネ状の下半身が特徴で、ホッピングの様に跳ねて移動する。劇中では実際にランページと呼ばれた赤い個体と、デバステーターの左手首と左足に合体する黄色い個体が登場している(スプリームクラスの玩具やコンセプトアートでは左脚に合体)。コンストラクティコンの中で最も小柄だが、それでもバンブルビーより一回り大きい。劇中では「ジャックハンマーモード」と呼ばれる形態で戦っているが、玩具でロボットモードが別に存在する。 エジプトでマトリクスを入手するためにスタースクリームの命令でロンとジュディを人質にサムを脅迫するが、逆にバンブルビーに撃破された。 G1のボーンクラッシャーに相当するポジションであるが、前作で同名のキャラクターが登場したので名称が変更された。ランページはG1シリーズのアニマトロン部隊や『ビーストウォーズメタルス』などに同名のキャラクターが存在する。 映画製作段階では「スキップジャック / Skipjack」の仮名で呼ばれており、エンドロールではこちらの名前がクレジットされている。2010年発売のEZコレクションVol.5ではスキップジャックの名称で玩具化された商品が存在する。 ミックスマスター / Mixmaster IDナンバー - RD-12 ミキサー車(マックトラック社製)と移動砲台(バトルモード)に変形するトリプルチェンジャー。デバステーターの頭部になる。細長い手足とタンクから変形した装甲板が特徴。ビークルモードではボンネットの彫刻(マックトラック社のシンボルであるブルドッグ)や、タンクにディセプティコンのエンブレムがあしらわれている。NEST部隊やジェットファイアーと戦う個体もいる。 名称はG1シリーズに登場した同名のキャラクターに由来し、BC兵器の達人であるという玩具設定もG1のそれを意識したものになっている。 ハイタワー / Hightower 黄色のクレーン車(コベルコクレーン・CK2500)に変形。クレーンの長さの関係でスカベンジャーに次いで大型。デバステーターの左腕になる。 劇中では単体で変形しないがロボットモードらしきコンセプトアート、さらにはそれを参考にEZコレクションの玩具では恐竜の様な独特のロボットモードが存在する。 G1のグレン / Hookに相当するキャラクターだが、名称は『トランスフォーマー カーロボット』に登場するビルドサイクロンの海外名に由来する。 オーバーロード / Overload 赤色のアーティキュレートダンプトラック(コマツ・HD465-7)に変形。デバステーターの胴体下部(一部玩具では背中)になる。 劇中では単体で変形しないが、コンセプトアートや映画を原案とした絵本、EZコレクションの玩具などにロボットモードのデザインが見られる。 『マイクロン伝説』(ウルトラマグナスの海外名)や『マイクロマスター』等に同名のキャラクターが存在する。『超神マスターフォース』のオーバーロード(トランスフォーマー)とはスペルが異なる。 スクラッパー / Scrapper 黄色のホイルローダー(キャタピラー・992G)に変形。デバステーターの右腕になる。左腕のチェーンメイスを武器に戦う。NEST部隊と戦う個体はエジプトでスタースクリームや他のコンストラティコンと共にマトリクスを持つサムの追跡にも参加していたが、空軍の爆撃を受け一掃された。次回作『ダークサイド・ムーン』にも同型体が登場している。 名称はG1シリーズに登場した同名のキャラクターに由来する。 ロングハウル / Long Haul IDナンバー - RD-17 緑色の巨大ダンプカー(キャタピラー・773B)に変形。デバステーターの右脚になる。マッシブで大柄な体型が特徴。メガトロン復活のシーンで他のコンストラクティコンと共に初登場。エジプトでのマトリクス争奪戦の際にNEST部隊と激戦を繰り広げたが、空軍の爆撃を受け撃破された。次回作『ダークサイド・ムーン』にも同型体が登場している。 名称はG1シリーズに登場した同名のキャラクターに由来し、玩具における設定もG1シリーズのそれを意識したものとなっている。 ロングハウルのデザインの原型となったのは当時フリーランスのデザイナーであったジョシュ・ニッジによるファンアートであり、二作目制作時にハズブロ社の開発ディレクターであったアーロン・アーチャーを通じて持ち込んだものが採用された。またこの縁がきっかけでニッジは本作のジェット・パワー・オプティマス・プライムやメガトロンのデザインを手掛け、三作目以降もトランスフォーマーのデザイナーとして参加している。
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