コウモリの存在を知る者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:38 UTC 版)
「BILLY BAT」の記事における「コウモリの存在を知る者」の解説
ユダ キリストの弟子。子供の頃よりビリー・バットそっくりな二匹のコウモリが現れて会話している。 預言者 幼少期のユダが出会った預言者。 キリスト ユダの師匠。ざっくばらんだが聡明な人物。 勘兵衛 戦国時代の伊賀忍者。仲間をも欺く卑劣さと健脚を買われ、百地丹波守からの依頼で巻物の運び手となる。だが巻物を巡ってかつての親友たちと戦う羽目に陥り、知り合った人物が悉く死ぬという悲惨な目に遭う。巻物を危険なものとして封印し、隠棲して亡くなった人々の菩提を弔った。 百地丹波守 伊賀忍者の頭目。織田信長の伊賀侵攻に際して権力者たちの手から巻物を守るべく勘兵衛に託す。 百地三太夫 紀州忍者の頭目で丹波守の息子。父から届く筈の巻物が届かなかったことから徳川幕府に取り入って服部一族が破格の出世を遂げたのに対して、百地一族が衰退したことを恨み、隠棲した勘兵衛を訪ねて巻物の引き渡しを求めるが勘兵衛に取り憑くコウモリの影に怯えて退去した。 フランシスコ・ザビエル 裕福な貴族の息子で「神童」と称される。領内の洞窟を探検中にコウモリの壁画を発見し啓示を受ける。バスク地方出身のイエズス会の宣教師で実在の人物。コウモリから啓示を受け、インドよりも更に東に赴く。日本での宣教の後、明国にて病没。 耳須 弥次郎(ヤジロウ) 勘兵衛の窮地を救った謎の老人。その正体はザビエルの弟子にして伊賀の忍。自身を洗礼させたザビエルの最期を見届けることなく巻物を奪って日本に持ち込んだが、そのことを深く後悔するようになる。勘兵衛を追ってきた伊賀忍者たちとの闘いで戦死する。 二代目服部半蔵 伊賀忍者の頭目の1人。巻物ではなく写本で満足してそれを利用して主を天下人に押し上げる。 アルバート・アインシュタイン 天才物理学者。コウモリが見える一人。来日の際に雑風からコウモリについて質問され、全てのパラレルワールドが滅亡し、現在も残っているのは地球だけだと宣告する。未来改変の危険性を説き雑風に過去に戻って両親を殺害すると脅す。雑風の描いたコウモリの絵を肌身離さず持つ。1930年代にヒトラーと出会い彼とコウモリについて語らっている。 ゲイリー・エドガー・デヴィヴェエ ヘンリー・チャールズ・デヴィヴィエの父親。ロス市警の刑事。日系人連続殺害事件の捜査中にシシーと出会う。表向きは知日家だが裏の顔は幼少期のトラウマから日系人を殺し続ける日系人連続殺害事件の犯人。 シシー・デヴィヴィエ ロスアンゼルスの貧しい花売り娘。 アドルフ・ヒトラー ドイツの政治家、国家元首で総統。コウモリが見える一人。ユダヤ人捕虜の少尉として捕らえられていた偽チャック・カルキンに自分の描いた作品と偽パスポートを渡し、この絵を広く世間に広めるようにとビリーの絵を渡した後、史実通りの最期を遂げる。 最愛の姪を亡くしたショックで過去を書き替えるため巻物の入手を目論む。 チャーリー・イシヅカ ケヴィンの友人の日系アメリカ人。日本姓は「石塚」。GHQの民間運輸局に所属し、国鉄の下山総裁の通訳を行っている。後に謀殺され、ケヴィンに疑いがかかる。 シズコ 心優しい娼婦。ケヴィンと親交を持つようになるが、後に謀殺される。 下山定則 国鉄の初代総裁。従業員の大量解雇という難しい舵取りを任せられ苦悩していたが、三越デパートに立ち寄ったのを最後に足取りが途絶え、後日何者かに殺されて轢断死体となった状態で発見される。国鉄の保有する和歌山県の土地を巡って来栖から脅迫を受けていたが、コウモリの伝承を知っていたため拒否したことで殺害された。 白洲次郎 実業家。来栖とは顔なじみの関係で彼の被る帽子は白州のプレゼントしたもの。 リー・ハーヴェイ・オズワルド 孤独がちで思慮深くナイーブな青年。"英雄"としてなにかを成し遂げたいという強い使命感を抱いている。 マリーナ・オズワルド オズワルドがソ連亡命中に結婚したロシア人女性。 ジョン・F・ケネディ アメリカ合衆国第35代大統領。アイルランド系移民の子孫 エドウィン・ウォーカー 元少将。右翼的傾向の強い人物 バーナード・ピアーズ 退役軍人。ニュージャージー州軍を裏で束ねる州の大物。月に到達可能なロケットを開発し、来栖の手引きでソ連に密輸した。
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