コウメバチソウとは? わかりやすく解説

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小梅鉢草

読み方:コウメバチソウ(koumebachisou)

ユキノシタ科多年草高山植物

学名 Parnassia palustris var.tenuis


ウメバチソウ

(コウメバチソウ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/30 23:56 UTC 版)

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ウメバチソウ
ウメバチソウ(尾瀬・2004年08月撮影)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: ニシキギ目 Celastrales
: ニシキギ科 Celastraceae
: ウメバチソウ属 Parnassia
: ウメバチソウ P. palustris
学名
Parnassia palustris
L.[1]
和名
ウメバチソウ(梅鉢草)
分布

ウメバチソウ(梅鉢草、学名:Parnassia palustris)はウメバチソウ属の多年草。バイカソウ(梅花草)の別名があり、その名の通り花がの花を思わせる。

根出葉は柄があってハート形。高さは10-40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。花期は8-10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。

北半球に広く見られ[1]、日本では北海道から九州に分布する。山地帯から亜高山帯下部の日の当たりの良い湿った草地に生え、地域によっては水田のあぜにも見られる。

コウメバチソウ

コウメバチソウ(小梅鉢草、学名:Parnassia palustris var. tenuis)は、ウメバチソウの高山型の高山植物。北海道から中部地方以北の高山帯に分布する。

母種のウメバチソウとの違いは、コウメバチソウの仮雄しべが7-11裂するのに対し、ウメバチソウは12-22裂している。

コウメバチソウ(白馬岳・2010年8月)

近縁種

  • ヒメウメバチソウ P. alpicola Makino:高山植物。仮雄蘂は細かく裂けず、腺体がない。
  • シラヒゲソウ P. foliosa Hook. fil. et Thoms. var. nummularia (maxim.) T. Ito:山地性。花弁の周辺が細かく裂ける。

ウメバチソウ属

ウメバチソウ属は、北半球の温帯から寒帯にかけての山地に50種ほどがある。

以前はユキノシタ科とされていたが、APG植物分類体系では、ニシキギ目ウメバチソウ科 Parnassiaceaeが新設され、APGIIIではニシキギ科に移された。2属があり、ウメバチソウ属のほかに中南米に分布するLepuropetalon属(1種のみ)がある。形態的には、花が単生で、雄しべ10本のうち5本が仮雄しべ(花粉を作らない)になる、などの点でユキノシタ科と異なる。

語源

梅鉢紋

「梅鉢」とは、紋所(家紋)のひとつで、変形に、中心部がおしべの形ではなく、ただの丸になっている「星梅鉢」がある。菅原道真や前田利家の家紋として有名で、湯島天神など天神社でよく見かける。家紋に由来する植物名には、ほかにハナビシソウ(花菱草)などがある。

脚注


コウメバチソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/30 23:56 UTC 版)

ウメバチソウ」の記事における「コウメバチソウ」の解説

コウメバチソウ(小梅鉢草学名Parnassia palustris var. tenuis)は、ウメバチソウ高山型の高山植物北海道から中部地方以北高山帯分布する。 母種のウメバチソウとの違いは、コウメバチソウの仮雄しべ7-11裂するのに対しウメバチソウは12-22裂している。

※この「コウメバチソウ」の解説は、「ウメバチソウ」の解説の一部です。
「コウメバチソウ」を含む「ウメバチソウ」の記事については、「ウメバチソウ」の概要を参照ください。

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