クールーク皇国
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「幻想水滸伝シリーズの世界観」の記事における「クールーク皇国」の解説
群島諸国の北東、赤月帝国の南東に位置する国家で、群島各国や赤月帝国とは何度となく敵対していた。皇王派と長老派の二つの勢力が存在しており、太陽暦307年ごろに病床の皇王ユリウスが在位し続けていることに起因する長老派のクーデターによって、国そのものが修復不能なまでに衰退してしまう。戦後は皇王の孫娘コルセリアによって皇国を解体され、クールーク領の大部分は赤月帝国に併合された。 皇王派 クールーク皇国を支配する二大派閥の1つ。狭義では皇族(嫡流・傍流全て)の人間、広義では皇族とこれに忠誠を誓う貴族や官僚、軍人層から構成される。国の元首である皇王がトップという派閥の特性から、長老派に比べて国政の主導権を握っていた。皇国末期には、群島解放戦争においてトロイをはじめとする皇王派の軍人多数が戦死あるいは消息不明となったため弱体化していた。 皇王派の軍人は、鉄兜や鎧を身に纏った重装。 長老派 皇王派と肩を並べる派閥。構成者は長老と呼ばれる有力者が運営する「クールーク中央委員会」に所属する者達で、基本的に皇族や皇王派以外の貴族や官僚、軍人層は必ず中央委員会に所属する事が決められている。皇王派が国政の主導権を握っているとはいえ、長老派や中央委員会も国政とりわけ内政面で強い権限を有する。皇国末期には、群島解放戦争において皇王派が弱体化したのに伴い、これに取って代わろうと暗躍した結果として皇国崩壊の原因を作ってしまう。 長老派の軍人は、ベレー帽や軽鎧(兵種によっては仮面も)を着用した軽装。
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クールーク皇国
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「Rhapsodia」の記事における「クールーク皇国」の解説
シメオン 声 - 斎賀みつき 辺境の町ハルナに住む魔法使い。その能力の高さからクールーク皇国の皇王派に狙われるもキリル達に助けられたのを機に行動をともにし、紋章砲や「邪眼」を巡る戦いに身を投じてゆく。外見は若いが実際には長生きしている。 オルネラ 声 - 甲斐田裕子 クールーク皇国の皇族。太陽暦279年生まれ(30歳)。皇王派の将軍でコルセリアの叔母。ハルナの軍政官。真面目で毅然とした性格に見えるが、内面は心配性。皇国内部のごたごたの果てにキリル達とともに戦うことになる。 他の軍政官とは異なり、現場を長老派の人間に任せっ放しにせず、自ら責任を持って事に当たるために住民からの信頼は厚い。 なお、皇都グラスカの宮殿におけるマルティンの発言を聞く限り、彼女とバスクは皇族の中では傍流に位置する模様。 バスク 声 - 最上嗣生 クールーク皇国の皇族。太陽暦280年生まれ(29歳)。オルネラの弟で皇王派の将軍。後に姉とともに仲間になる。優秀な姉に厳しく鍛えられているが、力量に劣ることや外見が似てないことを気にしている。 メルセトの軍政官を務めているが、その手腕に問題があるのか街の景気は良いとは言い難い。また、群島解放戦争によって群島諸国からの物流・交易網が途絶えた事、そしてエルイール要塞跡地の管理を兼任させられ、メルセトに対して集中的に対処できない事が、メルセトの不況に拍車を掛けている。 ロジェ 声 - 川田紳司 クールーク皇国の長老派に属する魔法使いで、イスカスの部下。太陽暦285年生まれ(24歳)。敵としてキリル達と何度か戦うことになるが、実際にはイスカスに利用されていただけだった。終盤でその事実を知り、なおかつ人間を魚人化するやり方にも納得していなかったためキリルに付き従う。かなりの魔力の持ち主で、マキシン等から賞賛されている。 イスカス 声 - 藤原啓治 ミドルポートで紋章砲を取り扱う商人のふりをしているが、その正体はクールーク皇国の長老派筆頭。太陽暦278年生まれ(31歳)。「巨大樹」が失われ、ウォーロックも死亡したために紋章砲の生産や供給がストップする中、皇王派に対抗するカードとして残存する紋章砲や砲弾を独占し、さらには紋章砲の生成方法を突き止めて独自生産を図る。そして、紋章砲の砲門の材料である「邪眼」を発見し、砲弾ではなくエネルギーを放射して人間を魚人化する新型の紋章砲を生み出す。その紋章砲を用いてマルティンとユリウスを死に追いやり、コルセリアを皇王にして己は摂政として政権を握ろうとするも失敗。自身を残して長老派は壊滅、ミランダに刺されて重傷を負う。最後は「邪眼」を使って自ら魚人化したが、キリルに倒され、負け惜しみで「自分こそがこの国で最高の愛国者」を自称しながら地獄へ落ちた。 ユリウス クールーク皇国皇王で、コルセリアの祖父。聡明とは言い難い部分があり、病床にいながら皇王の座に居座り続けた。イスカスによって魚人に姿を変えられたが、負担に耐えられず孫娘の目前で息絶えた。 マルティン 声 - 滝知史 クールーク皇国の皇族。太陽暦270年生まれ(39歳)。皇王派の筆頭で、次期皇王とされる将軍。コルセリアの父でもある。頑固な性格で、コルセリアから「お父さまのわからずや」と言われるほど。次第に勢いを増す長老派を抑えようと尽力するも、頑固な性格が災いしてイスカスの元に正面から乗り込んだ果てに罠にはまり、妻ミランダに去られた末自らを魚人に変えられてしまう。理性を失って娘を襲おうとしたが、キリルの咄嗟の一撃が致命傷となった。これによりキリルは父が魚人に変えられてから失ってしまった力を全て取り戻すことになる。 ミランダ 声 - 山口享佑子 皇王ユリウスの娘でコルセリアの母。太陽暦275年生まれ(34歳)。夫マルティンが自身よりも国事に力を注いでいるため孤独を感じ、イスカスの甘言に惑わされて娘と決別し、彼と共に行動を共にするようになる。最期は暴走するイスカスを止めようとナイフで彼を刺すも、致命傷を負わせることはできず、返り討ちに遭って死亡した。 ノール 声 - 甲斐田裕子 食い扶持を得るためにメルセトを訪れた少年。太陽暦297年生まれ(12歳)。連れていたツノウマが悪徳商人にぶつかった為難癖をつけられていたが、キリルに助けられた。しかし別の商人によってカレルロン研究所へ連れて行かれ、魚人化。理性を失っていたためカレルロンを訪れたキリル達に気付かず襲い掛かり、死亡した。 ラルフ 声 - 小平有希 ノールの弟。悪徳商人によって幼い命を奪われた。
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