エルディラント
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「PRINCESS WALTZ」の記事における「エルディラント」の解説
王子クリスと、ヒロインたちの故郷である「異世界」。六つの王国と、それを統括する「七央」と呼ばれる土地で成り立っている。エルディラントの住む人たちは、新たちの暮らす世界のことを「異界」と呼ぶ。 七央(セブンセントラル) エルディラントを統べる「大王家」の直轄地。政治、経済、物流の中心地であり、宗教的な聖地というよりは「大都会」といった風情。地理的にも周辺六国すべてと隣接しており、中立地帯となっている。中央部に「大王家」の居城「七央城」が存在する。1000年前、イーリス姫によって建国され、現在もその血統が絶えることなく続いている。 ソルディア 北方の大国。広大な草原を有し、畜産を主な産業としているが、寒冷地であり土地自体は痩せているため農業は発展していない。また、強烈な地酒の名産地として有名。現在の国王は穏健派の筆頭とされており、長い在位期間と、その間に様々な功績を上げた名君として諸国に知られている。また、精強な騎士団を有する国としても知られており、必要に乗じて各国に派遣しているため、「傭兵王国」の異名で呼ばれている。なお、前回のプリンセスワルツにおける勝利国であり、二期連続の優勝国であることから実質上の最上位国となっている。現在の七央の王子クリスの母はこの国の王女だった。 アグニス 西方に位置する王国。高温、乾燥した火山帯の国であり、レアメタルの採取のほか温泉を初めとした観光業を主な産業とする。国民が暮らすのは東側の山岳地帯で、そこから西に行くほど国土を砂漠が占める。「竜の山」と呼ばれる竜族の聖地があり、エルディラント三神の一柱、「真竜」か座す。アグニスは竜と人の共存する地であり、その国民は古来より竜との「契約」により、その聖地を守護することと引き換えに竜の加護を得ている。特に王家は結びつきが強く、強い加護を受けている。武芸が盛んで、十年に一度と言われる国内最強の戦士には「竜騎士」の称号が送られる。竜騎士は竜の背に乗ることを許された者でもある。 シホウ 南に七央、西と北にソルディア、東を海に面した王国。大河下流の扇状地であり、六国中で最も肥沃な土地と、農業生産や漁業など、非常に活発な第一次産業を誇る。温暖湿潤の気候と中世日本に近しい文化背景を持つが、日本と異なるのは国土が広大なことと、他国と隣接しており国交が盛んなこと。水産資源を巡る競争や海上の警備費、密輸品着服の噂、諜報活動などが絡んでレンスタンツァとはたびたび揉め事を起こしている。 レンスタンツァ 七央の南東に位置する、半島の国。国土は広くないが、非常に長い海岸線を持ち、海上輸送、造船業などが発達している。王家直属の艦隊によって海上の警備を一手に取り仕切っており、リリアーナが長を務める「第七艦隊」の実力はエルディラント近隣の海域最強を自負する。また、「裏家業」として諜報活動や各種情報を取り扱っている。国の統治者は、元をたどれば海賊の集団であるという。 パルミード 七央の南西に接する小国。亜寒帯と温帯の中間のような気候の土地で、特殊な地形のために交通の便が悪い。そのために他国との交流が少ない反面、独自の優れた技術を有している。また、国内の消費を賄える程度に鉱物資源が豊富。この国には王族が存在せず、小国なこともあって職人ギルドの代表達による合議制での政治が成り立っている。基本的に技術の高いものほど高い地位につく。プリンセスワルツの参加者は、国内の女性の中から最も「ドレス」に適合するものが選ばれる。通称、職人の国。 ヴィスレイ 七央の南部一帯に広がる大国。気候は熱帯で雨量が豊富。国土のほとんどが森林で、その広大さに反して国民はさほど多くない。土地柄に加え、他国との積極的な交流をあまり好まない姿勢から神秘的な国とのイメージを抱かれている。森には「牙の族」と呼ばれる古代種族が暮らしており、彼らの王にしてエルディラント三神の一柱、「牙の王」が座す。国民は彼らと共存関係にある。森の最奥には「牙の門」と呼ばれる異世界への扉が存在し、ヴィスレイの王族は牙の族と共に門の守護を担っている。
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